hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

タモリ『新版 タモリのTOKYO坂道美学入門』を読む。

2012年05月24日 | 読書2

文・写真 タモリ『新版 タモリのTOKYO坂道美学入門』2011年10月講談社発行、を読んだ。

タモリには休日になるとデジカメを持って東京の坂道を求めて歩きまわる趣味がある。タモリ撮影のお気に入りの坂道の写真と、坂道の由来、周辺の坂道や、5つ星でのタモリの坂道実力判断が載っている。
引き続き次ページには、古地図や、お散歩ルート、お立ち寄りSPOTも載せて、散策のお供にしたり、馴染みの地域なら「そうそうあの坂は結構キツイ」など読むだけでも楽しめる。港区13、文京区8、目黒区6など地域に多少の偏りがあるが37の東京の坂を紹介している。

タモリの「よい坂」の条件は、
1. 勾配が急である
2. 湾曲している
3. まわりに江戸の風情がある
4. 名前にいわれがある         ことだそうだ。

「TOKYO★1週刊」2003年4月15日発売号~2004年9月14日発売号に連載したものを2004年10月単行本化し、加筆・修正、店舗情報入れ替えして新版発行。



私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

タモリマニア、坂道マニア、江戸情緒マニア、東京散策マニアなどマニア向けの本だ。また、都心に住んでいればバラパラ見ても楽しめる。

ずっと東京と、東京近郊に住む私は1/3位の坂を知っていたが、実際にもう一度歩いて見たくなった。
この本はiPhne&Androidアプリとして販売されているようで、散策に持ち歩くだけでなく、ブラタモリのように動画になればより実感が伴うだろう。

空いた時間を見つけて丹念に集めたフィールドワークの成果で、けっこう見事な写真術だ。全体構成や歴史や由来などライターの萩原はるな氏の手を借りたのだろうが、タモリの徹底した楽しみぶり、そして粋ぶりは見事だ。



タモリ 森田一義
1945年福岡市生まれ。早稲田大学中退。
1982年「笑っていいとも!」の司会を担当し、現在も継続、
某出版社(講談社であることはバレバレ)の元重役(山野勝氏)と設立した「日本坂道学会」(会員2名)の副会長。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする