hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

高円寺の高円寺へ

2017年12月05日 | 散歩

高円寺図書館からJR高円寺駅へブラブラ歩いていたら、高円寺があった。

高円寺というお寺は知らなかったので、閑に任せて中に入ってみる。

案内看板によれば、1555年開山の曹洞宗のお寺だそうだ。

鷹狩りに来た徳川家光が雨宿りのために当寺に立ち寄った。
時の住職は一般の雨宿りの客として、さりげなくもてなしたことが家光に気に入られ、知遇を得たという。
本堂裏の高台が「御殿跡」と呼ばれ、小沢村の村名も、家光の命で寺名を取って高円寺村と改めさせたという。

奥へ進むと、「宿鳳山 高圓寺」の石碑と山門があり、

木々のアーチの向こうに本堂が見える。

右手から山門を迂回して中に入ると、本堂があり、

左手の大イチョウはバックしないとカメラに収まらない。


 

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太田黒公園で紅葉狩り

2017年12月04日 | リタイヤ生活

 

荻窪駅から南へ歩き、太田黒公園へ行った。

途中の道で見かけたノボタン。


太田黒公園は、懐かしいNHKラジオの「話の泉」の解答者の一人、音楽評論家の太田黒元雄氏の屋敷跡で杉並区の公園になっている。


左右の築地塀の中の入口の門をくぐると、

イチョウ並木が伸びている。樹齢100年で70m続くという。

管理棟には茶室があり、お茶とお菓子が有料で提供されるが、ランチしたばかりでパス。

その先には芝生の向こうにモミジの紅葉が。

12月1日は既にピークを過ぎていたようだが、見事なものだ。
11月24日から始まった夜間のライトアップも美しいだろう。

昭和8年に建てられた瀟洒な記念館には、ピアノもある太田黒氏の仕事部屋が公開されている。

芝生の周りを回ってみる。

池では、職員の方が浮かんだモミジの葉をすくっていた。

おばあさんはともかく、おじいさんが入らないように写真を撮るのが大変。
まったく閑を持て余しているからといって、じゃまなじいさん達だ。自分以外は。

帰りはこの門の脇を抜けて、イチョウ並木から外へ出る。

公園を出てから振り返ると、奥へ長く伸びているのが分かる。

それほど広い公園ではないが、個人の邸宅としては立派なものだ。

結構な紅葉狩りだった。

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東野圭吾『手紙』を読む

2017年12月03日 | 読書2

 

 東野圭吾著『手紙』(文春文庫ひ13-6、2006年10月10日発行)を読んだ。

 

 裏表紙にはこうある。

強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き、感動を呼んだ不朽の名作。解説・井上夢人

 

 弟の大学進学のための金欲しさに空き巣に入った武島剛志は、思いがけず強盗殺人まで犯してしまう。突然独りになった高校生の武島直貴は、謝罪するつもりで訪れた被害者の家の前で逃げ帰ってしまう。

 卒業式前に、獄中の兄から手紙が届き、以後月に一度、手紙が届く。獄中の平穏な日々を知らせる兄とは違い、直貴は幸せをつかもうとするたびに、兄のことが障害になる。

 ようやく結婚して幸せになるが、娘が仲間はずれにされ、ついに兄との縁を切るという手紙を出す。しかし、・・・。

 

初出:毎日新聞日曜版連載2001年7月1日~2002年10月27日、単行本2003年3月毎日新聞社刊。

直木賞候補作。文庫本は発売1か月で100万部を記録。山田孝之主演で映画化もされた(2006年公開)。

 

 

私の評価としては、★★★★★(五つ星:是非読みたい)(最大は五つ星)

  ちょっとおまけ気味の五つ星。

  罪を犯した子供についてただただ謝る親を追及するマスコミ。芸能人に関してよく見かける光景だ。しかし、犯罪者の兄妹への追及、差別は表には出てこない。ときどき、殺人犯の妹などの結婚が破談になったと、ニュースの端で目にするくらいだ。

 この世間で注目されることが少ない加害者の家族への差別をストレートに扱ったことが第一にすばらしい。

 

 弟当人にとっては理不尽な差別でも、ついそうしたくなる、せざるを得ない気持ちも分からなくはない。差別の辛さの一方で、切っても切れない二人だけの家族の絆。直接の話し合いではなく、メールでもLINEでもなく、手紙というところが、涙腺を刺激する仕掛けだ。

 

 東野さんは感情のこもった小説は苦手かと思っていたが、なんでも書ける人だとわかった。

 

東野圭吾の履歴&既読本リスト

 

 

登場人物

武島直貴:たった一人の家族の兄剛志が強盗殺人の罪を犯し、厳しい差別の中、独りで生きていく。

武島剛志(つよし):19歳のとき、窃盗に入り、思わず殺人を犯す。弟が心配で獄中から月一度手紙を出す。

緒方:剛志が殺してしまった独り暮らしの資産家の老婦人。

緒方忠夫:被害者遺族。被害者の長男。

 

梅村:直貴の高校の担任教諭。40代半ばで国語教師。

 

中条朝美:直貴の恋人。東都女子大生。母親は中条京子。

中条:中条朝美の父。大手医療機器メーカー役員。

嘉島孝文:中条朝美の従兄で婚約者。

 

福本:直貴の高校卒業直後に就職した、リサイクル会社の社長。

白石由実子:リサイクル会社の親会社に勤務。直貴に一方的にアプローチをかけてくる。

立野(たての):直貴のリサイクル会社の時の同僚。

倉田:直貴がリサイクル会社勤務時に、部屋が同じだった季節労働者。大検目指し勉強中。

寺尾祐輔:直貴の大学通信講座の同級生。直貴を自分のアマチュアバンド・スペシウムのボーカルに誘う。

コータ、アツシ、ケンイチ:アマチュアバンド・スペシウムのメンバー

 

平野:直貴の大学卒業後の就職先・新星電機の社長。

町谷:新星電機社員。直貴の1年先輩で同じ社宅に越してくる。直貴の兄のことを言いふらす。

 

前山繁和:由美子のバッグを奪いそこない、怪我をさせたひったくり犯。

 

 

 

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忖度御膳

2017年12月01日 | 世の動向

ファミリーマートに入ろうとして、ガラスの張り紙に注目した。

なんともえげつない商法だが、漢字の勉強になると思えればいいか!

 

 

 

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