一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

名解説トップ10

2015-12-03 21:48:20 | ランキング
テレビ将棋の観戦に、棋士の解説は欠かせない。今日は、私の好きな解説者を記す。
順位づけはそぐわないが、ランキング形式にしてみた。

第1位 藤井猛九段
第2位 石田和雄九段
第3位 島朗九段
第4位 渡辺明竜王
第5位 福崎文吾九段
第6位 内藤國雄九段
第7位 加藤一二三九段
第8位 大内延介九段
第9位 先崎学九段
第10位 中村太地六段

藤井九段は断然トップ。2位以下とは大差といってもいい。藤井九段のしゃべりはボソボソとしているが、その内容は将棋全般に応用が利くので、とても参考になる。ビデオに録って繰り返し観れば、確実に棋力が上昇すること請け合いである。
第2位は石田九段。「果たしてどちらがいいのでしょう」「なるほど! これはいい手ですねえぇ」など、ちょっとかすれ気味の声の名調子で有名だ。かつては将棋解説の代名詞的存在だった。最近出番が少ないが、また元気な姿を見せてほしい。
第3位は島九段。解説は論理的、早見えで分かりやすい。島九段のいいところは、棋士をリスペクトしていることだ。疑問手を指してもホメそうなところがある。
第4位は渡辺竜王。渡辺竜王も歯切れがいい。惜しむらくは、序盤の解説に雑なところがある。あまり手の内を明かしたくないのかもしれない。
第5位は福崎九段。ここから9位まで、解説よりもトークに比重を置く。福崎九段は、解説で笑いが取れる稀有な棋士である。
第6位は内藤九段。関西弁の内藤節を堪能したい。
第7位は加藤九段。生ける伝説、加藤節を堪能できる幸福をよろこびたい。解説そっちのけで我が名局を語りだすなど理解不能なところもあるが、それもまた楽しい。
第8位は大内九段。江戸っ子・大内九段の小気味いい解説がよい。
第9位は先崎九段。文章が上手な人はトークもうまい、と信じている。先崎九段もそうである。大盤の駒捌きも鮮やかだ。
第10位 9位までオール九段だったが、10位に若手を入れた。中村六段は読みが早く、指摘も適切。将来性を買った。

今月12日には、東京都港区で「第60回1dayトーナメント・Minervaカップ2015」が行われる。解説は何と藤井九段。LPSAのイベントに日本将棋連盟の棋士が参加するのは異例である。観戦資格はMinerva会員であることで、ネットからの申し込みは8日まで。藤井九段の生解説を聴ける絶好のチャンス、これはもう行くっきゃない!!
…私は行きませんが。
コメント (6)
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