タイトルを獲ったのに、名人戦の舞台に上がれなかった棋士を調べてみた。
まず、引退棋士と物故棋士から。該当者は
内藤國雄九段
ただ1人であった。つまり、冒頭の条件の第1号棋士ということになる。
内藤九段は今年3月に惜しまれつつ引退したが、王位2期、棋聖2期の大棋士。唯一の心残りは名人戦への登場だったと思われる。
順位戦A級在位は17期に上るが、惜しかったのは1988度の第47期順位戦A級だ。この期内藤九段は初戦から6連勝、ルンルン気分で年を越した。だが年が明けてから、桐山清澄九段、米長邦雄九段、大山康晴十五世名人とたて続けに敗れ、長蛇を逸した。
次に現役棋士。こちらも錚々たる顔ぶれだ。
渡辺明竜王(竜王10期、王座1期、棋王3期、王将2期)
福崎文吾九段(十段1期、王座1期)
田中寅彦九段(棋聖1期)
中村修九段(王将2期)
島朗九段(竜王1期)
南芳一九段(棋王2期、王将3期、棋聖1期)
塚田泰明九段(王座1期)
藤井猛九段(竜王3期)
屋敷伸之九段(棋聖3期)
深浦康市九段(王位3期)
久保利明九段(棋王3期、王将2期)
広瀬章人八段(王位1期)
糸谷哲郎八段(竜王1期)
竜王10期を含むタイトル16期の渡辺竜王に名人戦の登場がないのは、棋界の七不思議である。前年度は後半に追い込みプレーオフに持ち込んだが、そこで力尽きた。今後の登場が待たれる。
中村九段と福崎九段は当ブログではおなじみ。タイトル6期の南九段も、名人戦には縁がなかった。
屋敷九段以下4名は現在A級だが、戦績を見るに、今期は残留を目標といったところだろう。
糸谷八段は順位戦B級2組で現在トップ。すぐにA級に昇るだろう。
ああそれにしても、名人戦に登場するのは難しい。それが達成されただけでも、棋士の勲章だと思う。
まず、引退棋士と物故棋士から。該当者は
内藤國雄九段
ただ1人であった。つまり、冒頭の条件の第1号棋士ということになる。
内藤九段は今年3月に惜しまれつつ引退したが、王位2期、棋聖2期の大棋士。唯一の心残りは名人戦への登場だったと思われる。
順位戦A級在位は17期に上るが、惜しかったのは1988度の第47期順位戦A級だ。この期内藤九段は初戦から6連勝、ルンルン気分で年を越した。だが年が明けてから、桐山清澄九段、米長邦雄九段、大山康晴十五世名人とたて続けに敗れ、長蛇を逸した。
次に現役棋士。こちらも錚々たる顔ぶれだ。
渡辺明竜王(竜王10期、王座1期、棋王3期、王将2期)
福崎文吾九段(十段1期、王座1期)
田中寅彦九段(棋聖1期)
中村修九段(王将2期)
島朗九段(竜王1期)
南芳一九段(棋王2期、王将3期、棋聖1期)
塚田泰明九段(王座1期)
藤井猛九段(竜王3期)
屋敷伸之九段(棋聖3期)
深浦康市九段(王位3期)
久保利明九段(棋王3期、王将2期)
広瀬章人八段(王位1期)
糸谷哲郎八段(竜王1期)
竜王10期を含むタイトル16期の渡辺竜王に名人戦の登場がないのは、棋界の七不思議である。前年度は後半に追い込みプレーオフに持ち込んだが、そこで力尽きた。今後の登場が待たれる。
中村九段と福崎九段は当ブログではおなじみ。タイトル6期の南九段も、名人戦には縁がなかった。
屋敷九段以下4名は現在A級だが、戦績を見るに、今期は残留を目標といったところだろう。
糸谷八段は順位戦B級2組で現在トップ。すぐにA級に昇るだろう。
ああそれにしても、名人戦に登場するのは難しい。それが達成されただけでも、棋士の勲章だと思う。