一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

真夏の夜の夢

2016-08-04 23:26:20 | 将棋雑考
大野八一雄七段や植山悦行七段、いや植山七段はそうでもないが…いやいや植山七段ももちろんだが、両先生に指導対局を受けていると、恐ろしく読みが深く、底知れず強い。
どうしてお二人は引退に追い込まれてしまったのかと思う。
順位戦の成績がわるいだけで、それが棋士生命を大きく左右するとは、恐ろしき順位戦。
私も男性現役棋士に何人か指導対局を受けたことがあるが、まあ指導対局だからではあるが、大野七段や植山七段に比して、とびきり強いとは思わなかった。
つまり、大野七段や植山七段がいま現役復帰しても、そこそこ戦えるのではないか。
そこで私は妄想する。フリークラスに陥落して、引退を余儀なくされた棋士を集めて、達人戦のようなトーナメント戦ができないか。
ちなみに、私が勝手に制定した参加資格は、以下の通り。

・タイトル戦非経験者
・順位戦はC級1組経験まで
・フリークラスに陥落して、引退を余儀なくされた
・自発的なフリークラス転出者はダメ
・新人王戦など、公式戦の優勝経験は2回まで

私の調べでは、30棋士が該当する。トーナメント戦をやるなら、まあ理想に近い数字である。
どこかの篤志者がどーんと対局料を出して、そんな棋戦ができたとする。
いざ対局となれば、対局室に現役と退役が混在するので、多少味がわるくなる。よって、対局の時は引退者のみで一斉対局にすればよい。

大野七段も植山七段も、最新定跡に実に詳しい。植山七段など、「今の方が勉強してるよ」とうそぶくくらいのものだ。ほかの引退棋士も似たようなものと考えたいし、いざトーナメント戦が開始されれば、上にも書いたが、かなりいい勝負が期待できると思うのだ。

以上、真夏の夜の夢であった。
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