3月の上旬、電車に乗って帰宅中、キューッ、とお腹が痛くなった。
下車して家に向かうも、我慢できない痛さだ。途中で私はうずくまり、マジで家からクルマで迎えに来てもらおうと思った。
休み休みして家に戻り、その後は痛みもなくなった。
その数日後、胃の薬をもらうべくかかりつけの医者に行ったら、小腸が少し弱っているとのことで、その薬をもらった。
そういえば最近、便の色が悪いことがある。ちょっと白くなっているのだ。
これは胆汁が出ていないのではないか?
その何か月か後、今度は夜中に右脇腹が痛くなった。寝ている最中にどこかの筋肉を傷めたのかと思ったが、寝相をいきなり変えた覚えもない。
その痛みはとにかく激しく我慢できないが、それも小一時間すると痛みは治まり、私は再び眠りに落ちた。
そして今度は、3日(水)の未明…午前3時すぎだ。やはり右腹が痛くなった。
これも我慢できない痛さで、私はとりあえずトイレに向かったが、出るものが出るわけもない。
私はスマホで調べてみる。右脇腹には胆のうがある。どうもこの辺をやられている可能性が高い。
これは夜が明けたら医者に行くしかないが、先の医者は水曜が休みなのだ。
こうなったらほかの病院でもいいか。紹介状はないけど、大学病院に直接行っちゃおうか。
本気でそんなことを考えたが、そうしている間にまた痛みも和らぎ、その後は朝まで眠れた。
とはいえ、この症状はやはりヤバイ。私は4日(木)に改めて、近所の医者へ行く。
私は先生の診断より先に、「胆のうがやられていると思います」といらんことを言った。
先生は、痛みが出る前の晩の食事のメニューを聞いてきた。しかし私は、2日前の内容が思い出せない。
先生いわく、脂っこい食事だと、それが胆のうで反応して、胆石があった場合、暴れるらしい。
ともあれ事の真偽を確かめるために、翌5日、つまり今日、超音波検査をやることになった。現在はオヤジも体調を崩しており私までリタイヤするわけにはいかないが、痛みの原因だけでも知りたかった。
前日は夜9時までに食事を摂り、以降は飲み物のみですました。
5日は朝から病院に行き、その手の部屋に移されて、ベッドに横になると、先生が疑わしき患部にゲル状のものを塗る。そしてチカチカ撮影らしきことをしていた。
それを5分くらいやっただろうか。作業が終わると、
「やっぱり胆石がありましたね」
先生が散文的に宣告した。私は、やっぱり…と思った。覚悟はできていただけに、不思議と衝撃はなかった。「2センチくらいのやつです」
「それは大きい方なんですか」
「ふつうですね」
その後診察室に入り、胆石の映った印画紙を見せられた。このシチュエーション、妊娠中の胎児を見せられる妊婦の絵に似ていたが、実際に同じ機械で見ているのだろう。
先生の説明によると、この胆石がなぜできたかは不明。骨のような硬さで、薬などで溶かすことはできない。現在は開腹してまで取る必要はないが、定期的な検診は必要、とのことだった。
3月からの痛みや便の白さも、この胆石に起因していた可能性が高い。でも、最悪の事態でなくて、本当によかった。
しかし、私を取りまく状況が今まで通り厳しいことに、変わりはない。
下車して家に向かうも、我慢できない痛さだ。途中で私はうずくまり、マジで家からクルマで迎えに来てもらおうと思った。
休み休みして家に戻り、その後は痛みもなくなった。
その数日後、胃の薬をもらうべくかかりつけの医者に行ったら、小腸が少し弱っているとのことで、その薬をもらった。
そういえば最近、便の色が悪いことがある。ちょっと白くなっているのだ。
これは胆汁が出ていないのではないか?
その何か月か後、今度は夜中に右脇腹が痛くなった。寝ている最中にどこかの筋肉を傷めたのかと思ったが、寝相をいきなり変えた覚えもない。
その痛みはとにかく激しく我慢できないが、それも小一時間すると痛みは治まり、私は再び眠りに落ちた。
そして今度は、3日(水)の未明…午前3時すぎだ。やはり右腹が痛くなった。
これも我慢できない痛さで、私はとりあえずトイレに向かったが、出るものが出るわけもない。
私はスマホで調べてみる。右脇腹には胆のうがある。どうもこの辺をやられている可能性が高い。
これは夜が明けたら医者に行くしかないが、先の医者は水曜が休みなのだ。
こうなったらほかの病院でもいいか。紹介状はないけど、大学病院に直接行っちゃおうか。
本気でそんなことを考えたが、そうしている間にまた痛みも和らぎ、その後は朝まで眠れた。
とはいえ、この症状はやはりヤバイ。私は4日(木)に改めて、近所の医者へ行く。
私は先生の診断より先に、「胆のうがやられていると思います」といらんことを言った。
先生は、痛みが出る前の晩の食事のメニューを聞いてきた。しかし私は、2日前の内容が思い出せない。
先生いわく、脂っこい食事だと、それが胆のうで反応して、胆石があった場合、暴れるらしい。
ともあれ事の真偽を確かめるために、翌5日、つまり今日、超音波検査をやることになった。現在はオヤジも体調を崩しており私までリタイヤするわけにはいかないが、痛みの原因だけでも知りたかった。
前日は夜9時までに食事を摂り、以降は飲み物のみですました。
5日は朝から病院に行き、その手の部屋に移されて、ベッドに横になると、先生が疑わしき患部にゲル状のものを塗る。そしてチカチカ撮影らしきことをしていた。
それを5分くらいやっただろうか。作業が終わると、
「やっぱり胆石がありましたね」
先生が散文的に宣告した。私は、やっぱり…と思った。覚悟はできていただけに、不思議と衝撃はなかった。「2センチくらいのやつです」
「それは大きい方なんですか」
「ふつうですね」
その後診察室に入り、胆石の映った印画紙を見せられた。このシチュエーション、妊娠中の胎児を見せられる妊婦の絵に似ていたが、実際に同じ機械で見ているのだろう。
先生の説明によると、この胆石がなぜできたかは不明。骨のような硬さで、薬などで溶かすことはできない。現在は開腹してまで取る必要はないが、定期的な検診は必要、とのことだった。
3月からの痛みや便の白さも、この胆石に起因していた可能性が高い。でも、最悪の事態でなくて、本当によかった。
しかし、私を取りまく状況が今まで通り厳しいことに、変わりはない。