(13日のつづき)
一番手はアザレインターナショナル。カラフルな衣装をまとったお嬢さんがフラッグを持ち、後ろに鼓笛隊が続く。かなりの大人数だ。

団体はバトンスタジオ、宗教団体、ラグビーチームと続く。この脈絡のなさがいい。
ミャンマー友の会の後は、民生委員と児童委員のどんたく隊。まさにごった煮だ。
こんな感じで数チーム続く。オッと思ったのはRFCチアダンスwith福岡トヨタチームで、福岡トヨタの後に健康的なチアリーダーが20人近く登場した。さらに小学生のチア。
その手のマニアならそのままついていってしまいそうだが、私はその場に留まる。
辺りは相当西日が強くなっているが、まだ撮影に支障はない。
沖縄三線どんたく隊が通る。三線の音を聴くと沖縄に行きたくなるが、今年の夏はどうなるだろう。
福岡学生献血どんたく隊が通る。私はクスリを服用しているので、献血をしたくてもできない。傍から見れば健康そうに見えるだけに、より心苦しい。
新天町どんたく隊は、踊り手のおばちゃんがてっぺんに鶴を載せている、いつもの衣装だ。今年はスケジュールの関係で、新天町にお邪魔できそうにない。

コミックパブアカデミーが通る。妖艶な美女が行進しているが、いかにも怪しい。ニューハーフっぽい。私は騙されないぞ。

リメンバー3.11九州フラガール隊が通る。バラの冠とレイ、それに真っ赤なスカートは見覚えがある。昨年撮影した女性もいた。

博多どんテクカーニバルは仮装行列のようだ。コスプレ色が強いが、中には杉下右京もいる。私は吹き出すより先に感心してしまった。


和なびどんたく隊は、先頭に紋付き袴と文金高島田の新郎新婦を配し、以下に和服の女性が続いた。和服こそ日本の心だ。

パレードもそろそろ最終盤である。琉球國祭り太鼓が通る。勇壮なエイサーの音を聴いていると、やっぱり沖縄に行きたくなる。でも今年の夏は、行かない予感がする。
紺屋町どんたく隊が通って、一般どんたく隊は終了。今年は西南大学のアメフト部とチア、コカ・コーラウエストが登場しなかったが、前日に登場したのだろうか。
オープントップバスが通りすぎ、続いて本日2回目の花自動車隊が登場した。今度はライトアップしており、黄昏時によく映えた。
さらに総おどり隊が登場するが、この4チームは各所に散らばるので、私もお祭り本舞台に移動しなければならない。なぜなら、ここに福岡親善大使が来るからである。
お祭り本舞台はたくさんの人であふれていた。すでに「博多カッチリ」を踊っている。はるか先のステージには、福岡親善大使の姿が確認できた。
1曲終わって、茅野正昌RKB毎日放送アナウンサーのアナウンスが入る。みなに来場の御礼を述べた後、熊本市民に向けて「黙祷」の申し出があった。
私たちは熊本の方角に向き直り、午後6時56分、1分間の黙祷をした。
茅野アナの報告によると、今年のどんたくは200万人の人出があったという。とはいえ相変わらずザックリな数字だ。
続いて福岡ソフトバンクホークスの試合結果報告。
「本日は札幌で日本ハムファイターズと戦いました。4発ホームランを打たれましたが、負けませんでした!!」
私は首を傾げる。どういうことだ?「…引き分けでした! 今日は痛み分けで良しとしましょう!」
いつもながら前向きのコメントである。続いてアビスパ福岡の結果報告。今年からサッカーも行うようだ。
「本日は大宮アルディージャと対戦。1―2で敗れました。1点差やった。わずかに1点! でもJ1で末永く戦ってほしい!」
ああ、今期J1に昇格したのか…。
ここから再び総おどりに入る。私はステージ前に移動する。踊らないのに特等席に移動するのは甚だ抵抗があるが、これも博多親善大使を撮るためである。
ステージ前には再び大きな輪がそこここにでき、みながしゃもじを持って、「博多どんたく・ぼんちかわいや」「博多カッチリ」を踊る。
ステージでもお偉方に混じって、親善大使がういういしい踊りを見せる。私は遠慮がちに撮る。




踊りがひととおり終わって、クライマックスが近づいてきた。福岡市長の挨拶。
「今年は4月に熊本地震があり、博多どんたくの開催をどうしようか、考えたこともありました…」
結局行うことになったのだが、私は、その判断は正しかったと思う。

締めはお偉方による「祝いめでた」である。
「えーいーしょうえー、えーいーしょうえー、えーいしょうえ、しょうえー、しょうえー。しょんがね」
最後は「手一本」で締め。また私は叩くタイミングを間違えてしまった。そして今年も親善大使の撮影タイムはなく、ひじょうにアッサリした幕切れとなった。
ああ、今年も楽しかった…。
博多最後の夜はここで食事をしていきたいが、それ以上に少しでも早く鹿児島に移動したい。
天神バスセンターに行き、カウンターで鹿児島行きのバスを確認すると、20時発の便に空きがあった。
窓際か通路か聞かれたので、窓際を選択した。今回は割引切符の類は使わないので、片道普通料金の5,450円である。高いとは思わないが、安くはない。
出発時間までの時間を利用して、私は下へ降りる。その一角に売店があり、そこで晩飯を調達するのが定跡である。
この時間なので、オール2割引である。以前は半額で買ったこともあるが、まだ叩き売りの時間ではないようだ。私はノンフライ幕の内弁当399円を320円+消費税で購入した。
高速桜島号は予想外の3列席だった。席が独立しているので、他者に気兼ねしなくてよい。私は最前列の左の席だった。
バスは市街地を抜け、高速道路に入る。私は弁当を食べる。ここまで九州名産の食事はしていないが、やむを得ない。
小1時間ばかり経った頃、私はこの席を選んだことが間違いだったことに気付いた。
(つづく)
一番手はアザレインターナショナル。カラフルな衣装をまとったお嬢さんがフラッグを持ち、後ろに鼓笛隊が続く。かなりの大人数だ。

団体はバトンスタジオ、宗教団体、ラグビーチームと続く。この脈絡のなさがいい。
ミャンマー友の会の後は、民生委員と児童委員のどんたく隊。まさにごった煮だ。
こんな感じで数チーム続く。オッと思ったのはRFCチアダンスwith福岡トヨタチームで、福岡トヨタの後に健康的なチアリーダーが20人近く登場した。さらに小学生のチア。
その手のマニアならそのままついていってしまいそうだが、私はその場に留まる。
辺りは相当西日が強くなっているが、まだ撮影に支障はない。
沖縄三線どんたく隊が通る。三線の音を聴くと沖縄に行きたくなるが、今年の夏はどうなるだろう。
福岡学生献血どんたく隊が通る。私はクスリを服用しているので、献血をしたくてもできない。傍から見れば健康そうに見えるだけに、より心苦しい。
新天町どんたく隊は、踊り手のおばちゃんがてっぺんに鶴を載せている、いつもの衣装だ。今年はスケジュールの関係で、新天町にお邪魔できそうにない。

コミックパブアカデミーが通る。妖艶な美女が行進しているが、いかにも怪しい。ニューハーフっぽい。私は騙されないぞ。

リメンバー3.11九州フラガール隊が通る。バラの冠とレイ、それに真っ赤なスカートは見覚えがある。昨年撮影した女性もいた。

博多どんテクカーニバルは仮装行列のようだ。コスプレ色が強いが、中には杉下右京もいる。私は吹き出すより先に感心してしまった。


和なびどんたく隊は、先頭に紋付き袴と文金高島田の新郎新婦を配し、以下に和服の女性が続いた。和服こそ日本の心だ。

パレードもそろそろ最終盤である。琉球國祭り太鼓が通る。勇壮なエイサーの音を聴いていると、やっぱり沖縄に行きたくなる。でも今年の夏は、行かない予感がする。
紺屋町どんたく隊が通って、一般どんたく隊は終了。今年は西南大学のアメフト部とチア、コカ・コーラウエストが登場しなかったが、前日に登場したのだろうか。
オープントップバスが通りすぎ、続いて本日2回目の花自動車隊が登場した。今度はライトアップしており、黄昏時によく映えた。
さらに総おどり隊が登場するが、この4チームは各所に散らばるので、私もお祭り本舞台に移動しなければならない。なぜなら、ここに福岡親善大使が来るからである。
お祭り本舞台はたくさんの人であふれていた。すでに「博多カッチリ」を踊っている。はるか先のステージには、福岡親善大使の姿が確認できた。
1曲終わって、茅野正昌RKB毎日放送アナウンサーのアナウンスが入る。みなに来場の御礼を述べた後、熊本市民に向けて「黙祷」の申し出があった。
私たちは熊本の方角に向き直り、午後6時56分、1分間の黙祷をした。
茅野アナの報告によると、今年のどんたくは200万人の人出があったという。とはいえ相変わらずザックリな数字だ。
続いて福岡ソフトバンクホークスの試合結果報告。
「本日は札幌で日本ハムファイターズと戦いました。4発ホームランを打たれましたが、負けませんでした!!」
私は首を傾げる。どういうことだ?「…引き分けでした! 今日は痛み分けで良しとしましょう!」
いつもながら前向きのコメントである。続いてアビスパ福岡の結果報告。今年からサッカーも行うようだ。
「本日は大宮アルディージャと対戦。1―2で敗れました。1点差やった。わずかに1点! でもJ1で末永く戦ってほしい!」
ああ、今期J1に昇格したのか…。
ここから再び総おどりに入る。私はステージ前に移動する。踊らないのに特等席に移動するのは甚だ抵抗があるが、これも博多親善大使を撮るためである。
ステージ前には再び大きな輪がそこここにでき、みながしゃもじを持って、「博多どんたく・ぼんちかわいや」「博多カッチリ」を踊る。
ステージでもお偉方に混じって、親善大使がういういしい踊りを見せる。私は遠慮がちに撮る。




踊りがひととおり終わって、クライマックスが近づいてきた。福岡市長の挨拶。
「今年は4月に熊本地震があり、博多どんたくの開催をどうしようか、考えたこともありました…」
結局行うことになったのだが、私は、その判断は正しかったと思う。

締めはお偉方による「祝いめでた」である。
「えーいーしょうえー、えーいーしょうえー、えーいしょうえ、しょうえー、しょうえー。しょんがね」
最後は「手一本」で締め。また私は叩くタイミングを間違えてしまった。そして今年も親善大使の撮影タイムはなく、ひじょうにアッサリした幕切れとなった。
ああ、今年も楽しかった…。
博多最後の夜はここで食事をしていきたいが、それ以上に少しでも早く鹿児島に移動したい。
天神バスセンターに行き、カウンターで鹿児島行きのバスを確認すると、20時発の便に空きがあった。
窓際か通路か聞かれたので、窓際を選択した。今回は割引切符の類は使わないので、片道普通料金の5,450円である。高いとは思わないが、安くはない。
出発時間までの時間を利用して、私は下へ降りる。その一角に売店があり、そこで晩飯を調達するのが定跡である。
この時間なので、オール2割引である。以前は半額で買ったこともあるが、まだ叩き売りの時間ではないようだ。私はノンフライ幕の内弁当399円を320円+消費税で購入した。
高速桜島号は予想外の3列席だった。席が独立しているので、他者に気兼ねしなくてよい。私は最前列の左の席だった。
バスは市街地を抜け、高速道路に入る。私は弁当を食べる。ここまで九州名産の食事はしていないが、やむを得ない。
小1時間ばかり経った頃、私はこの席を選んだことが間違いだったことに気付いた。
(つづく)