一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

26日のこと

2021-10-16 01:23:15 | 将棋雑記
田中沙紀女流2級のデビュー戦、第4期清麗戦予選の飯野愛女流初段戦は、26日(火)に決まった(19日註:20日に女流順位戦の対局がついた)。
田中女流2級は飯野女流初段相手に、どんな将棋を指すのだろう。その飯野女流初段は振り飛車党で、先手でも後手でも三間飛車が多い。しかも今風の奇をてらったものではなく、角道を止める古来のものだ。よって田中女流2級も対策を立てやすい。急戦で行くのなら、大山VS中原の実戦集を並べるのがいいと思う。
田中女流2級は手厚い受けの棋風なので、穴熊に組む手もある。飯野女流初段は相手にクマせるタイプなので、容易に潜れるだろう。そうなれば、作戦勝ちが見込める。
問題はその後で、田中女流2級は有利になると安心してしまい?斬りこみを躊躇する癖がある。有利になったらそこで腰を落として考え、さらに斬りこんでいくのがよい。
そして前回も書いた通り、持ち時間をすべて使えば、勝利は転がり込んでくる。
といっても、26日までまだ間がある。実は対局前に、田中女流2級の勝敗を占う手がある。
それは田中女流2級が、16日(土)・17日(日)の大野教室に参加することだ。石川県からだとだいぶ交通費がかかるが、田中女流2級に初戦に懸ける意気込みがあるのなら、必ず上京するはずである。
そして大野八一雄七段に、まあ名字も大野というくらいだから、三間飛車に振ってもらい、居飛車の攻めの勘所を教えてもらうのがよい。何しろ師匠と弟子の関係なのだから、誰にも遠慮はいらない。
もしいま現在、田中女流2級が東京行きの夜行バスに乗っているなら、26日の勝利期待値は100%だ。
私もかつての女流棋士ファンランキング1位を敵対視するのは気が引けるが、田中女流2級のデビュー戦だから、大目に見てもらおう。
そして最後に、この将棋を将棋連盟が携帯中継するかどうかだ。それをやったら粋な演出と拍手をするが、どうなるだろうか。
コメント (2)
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