第72期王将戦七番勝負は、第2局で羽生善治九段が1勝を返したことで、俄然ヒートアップしてきた。
そして第3局はきのう28日から行われた。今シリーズは羽生九段の作戦が注目されるが本局もそうで、角道を開けあったあと、後手番の羽生九段は角道を止めた。すわ振り飛車か、と周りが騒然となった。
羽生九段は今年度後手番で好調で、横歩取り(取らせ)を主軸に大きく勝ち越している。現在藤井聡太王将は先手番21連勝中で、それに対抗するにも横歩取りが有力視されていた。それだけに、よけいこの構想が意外だった。
ところが、今度は藤井王将が角をひとつ上がったので、またビックリとなった。もはや説明不可能で、天才にしか分からない閃きのだろう。
羽生九段もそれを感じ取ったか、雁木に舵を切った。当ブログでたびたび振り飛車を渇望していた私はガッカリだがそこはそれ、序盤から大いに楽しませてもらったのであった。
その後も藤井王将は、玉の囲いも中途半端なまま、果敢に仕掛ける。しかしこれ、天下の五冠王が指しているから文句はないが、冷静に見ればアマチュア初段みたいな指し手である。羽生九段は自然に対処し、3筋と4筋を歩で制圧した。
ここで藤井王将は大長考に沈む。結局、ふつうの手?で応接した。そこで羽生九段が次の手を封じたのだが、この局面をどう見るか。
素人目には3筋と4筋の後手の歩が大きく、羽生九段が指し易いように思える。全盛時の羽生九段なら、8割方勝つ。
問題は相手が藤井王将ということで、このくらいの指しづらさは何でもあるまい。
封じ手予想は、現地棋士の島朗九段、森下卓九段、高見泰地七段は「△5二玉」。ちなみに私は、強攻の「△4七角」。ただこれは、後の反動がきつく、指さない。
29日はネット各所からの無料の情報を取り寄せ、楽しもうと思っている。
そして第3局はきのう28日から行われた。今シリーズは羽生九段の作戦が注目されるが本局もそうで、角道を開けあったあと、後手番の羽生九段は角道を止めた。すわ振り飛車か、と周りが騒然となった。
羽生九段は今年度後手番で好調で、横歩取り(取らせ)を主軸に大きく勝ち越している。現在藤井聡太王将は先手番21連勝中で、それに対抗するにも横歩取りが有力視されていた。それだけに、よけいこの構想が意外だった。
ところが、今度は藤井王将が角をひとつ上がったので、またビックリとなった。もはや説明不可能で、天才にしか分からない閃きのだろう。
羽生九段もそれを感じ取ったか、雁木に舵を切った。当ブログでたびたび振り飛車を渇望していた私はガッカリだがそこはそれ、序盤から大いに楽しませてもらったのであった。
その後も藤井王将は、玉の囲いも中途半端なまま、果敢に仕掛ける。しかしこれ、天下の五冠王が指しているから文句はないが、冷静に見ればアマチュア初段みたいな指し手である。羽生九段は自然に対処し、3筋と4筋を歩で制圧した。
ここで藤井王将は大長考に沈む。結局、ふつうの手?で応接した。そこで羽生九段が次の手を封じたのだが、この局面をどう見るか。
素人目には3筋と4筋の後手の歩が大きく、羽生九段が指し易いように思える。全盛時の羽生九段なら、8割方勝つ。
問題は相手が藤井王将ということで、このくらいの指しづらさは何でもあるまい。
封じ手予想は、現地棋士の島朗九段、森下卓九段、高見泰地七段は「△5二玉」。ちなみに私は、強攻の「△4七角」。ただこれは、後の反動がきつく、指さない。
29日はネット各所からの無料の情報を取り寄せ、楽しもうと思っている。