神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた 武田家 18

2024年02月20日 19時58分27秒 | 甲越軍記
 「国家が滅ぶときには管仲や鮑のような忠臣がいても、君が諫言を用いることが無ければ、その時は国を去って事を図るしかない
今の御屋形のやりようは桓公の暴挙のさらに上を行くものであり、もはや近くに強国が起って攻め寄せれば滅ぶこと必定であります
ここはひとまず北国へ脱出するのが宜しいかと思われます、某もお供いたします
今、御屋形は勝千代君を廃して、二郎丸君に家督を譲る心であり、いつ何時、勝千代君を毒殺するやもしれません、その難を避けることが、その一
その二は、信虎公、他国から攻め滅ぼされた時には北国にあって勝千代君が、お家再興の義兵を挙げることにあります」
日浄の言を聞いた勝千代丸は、ハラハラと涙をこぼして「汝の言うことは理に適っている、されど子が親に背くことは親不孝である、それでも儂がここを去れば父君の心が平穏に戻るかもしれない、汝の言に従うこととしよう
だが、いずこへ儂をつれていくつもりなのか?」

日浄は答えて「今、参州(三河の国)牛窪という地に山本勘助という者が在ります、元来かの地の郷士で、眼流という剣術の手練れであり、和漢の兵書に通じた当世の傑物であります
彼を師として君をゆだねようと思います、まず乱世には軍法兵略が第一、但し勘助が君を受け容れるかどうかはわかりません
御屋形には若君ご病気と伝えて、まず我が家に引きこもり、近隣の者どもにわからぬように某と参州へ向かい、勘助に会ってことを謀りましょう」

勝千代君は大いに喜び、その気持ちを隠して病の風情を見せ、信虎の取次に申し入れて日浄の屋敷で養生する許可を得た。
はやる心を鎮めて、世間が勝千代丸の養生を疑うことがなくなった頃の天文二年霜月、厳寒の頃、菅の小笠に顔を隠し、簑の白雪うち払い雪の山道をものともせず参州(以後、三河と書く)に到着した。







春めいて

2024年02月20日 09時04分26秒 | 季節と自然/花
 まだ2月と言うのに5月のような青い空と温かな風、昨日19日も20度
今年は暖冬で終わりそうだ、12月に2日間だけ大雪となったが40cm程度ですんで良かった。
その代わりだったのか元日の大地震には驚かされた、今もなお能登の皆さんの難儀は続いている。

我が家の庭にも古木の梅が何年かぶりに2月に花を開いた、まだ蕾も多いからもっと盛んに咲くだろう、楽しみだ
枯れ木の小枝には何かのサナギがあった、ミノムシかと思ったがサナギのようだ、私が歳前に青虫一匹と芋虫二匹に白菜を一個提供してあげたが、それが育ってサナギになったのならハッピーだ
蝶か蛾か知らないが、厳冬の風雪を耐えてきたのだ、あとは孵化して立派な親虫になって青空を飛んでもらいたい。





球根の水仙だろうか2種類咲いた


キャベツの遅巻

ブロッコリーも大きくなり出した

待ちに待った春が来たのかなあ