予約時間に病院へ行って、すぐに血液採取したものの、外科の前で待つこと2時間、やっと順番が来た
これは想定内
10年くらい前に母のMRI検査の時は、朝8時半の予約時間で行って、実施されたのが午後2時頃だったこともある
田舎の病院事情は、これが普通、検査機器が一台、医師も少ないでやむを得ない
だから田舎の住民もみな気が長くなるし我慢強くなる。
さて、手術をしてくれた外科医と二週間ぶりの再会、あいかわらず頼もしい風貌の50前後の先生だ。
血液検査の結果は全て良しで、順調に言っているとのこと、リンパ節への転移も無いという
だが、これで安心してはいけない、ガンのレベル判定には三つの基準があって、一つは忘れたが、これは問題ない、次のガン患部の状態であるが腸管の深く第三層まで達していたことで、これはレベル3
もう一つは他臓器への転位があるかどうか、これはまだ検査していない
MRI検査が必要、なぜ手術前にやらなかったかというと、その時点では私の腸の中には閉鎖部を広げるための金属の管が入っていたからである
このままMRIをやるとMRIは磁力で検査するため金属と反応して凄い熱が出るそうだ、その為に腸が焼けきれるのだという
それで、手術後に再検査をやることになった、それが24日、そして翌25日には大腸カメラを挿入してS字結腸より上部の大腸(ほぼ全部)の検査をすることになった、これで肺、肝臓、大腸の転移あるか無いかがわかる。
仮に転移が無いとした場合、先ほどの三つの条件の総合判断は、私のガンがステージ2ということに決まる。
これは3,4と違って抗がん剤治療が必要ないレベルなのだそうだ
これで喜んだのもつかの間、私の手術個所ではリンパ管や血管がいくつかあって、これはある程度のリスクなのだという
すなわち文句なしのステージ2ではなく、かなり3に近い2らしい。
これによって、抗がん剤治療が3のように病院が勧めるレベルではなく、患者本人が選択するレベルなのだそうで、「さあ、どうしましょう、手術後2か月以内に始めればよいので、しばらく考えてみてください」と言われた。
そして、この治療には様々な副作用があるそうで、手足のしびれから、包丁も持てない、ピアノも弾けない重症になる場合もあるし、白血球減少で耐菌性が弱まって病気を誘発するなどの危険もあるという
もちろん、大した副作用が無い人もいる、ただ世界中で大腸がんの人がこれを行っている
だが、これをやったからと言って、対ガンの数値があがるわけでもない、ある意味、むなしい作業でもあるが・・・ともいう
「でも、やらないより、やった方がいいんでしょ?」と聞いたら、「これで進行しない人は多くいます」程度の事しか言えないという
けれど、「健康体のyottinさんなら、やった方が良いと思います」とも言った
「友だちに二人、大腸がんの先輩がいるので、まずは抗がん剤治療体験を聞いてみます」と言ったら。「それがいいですね」と言った。
まあ、私の心は90%決してはいるがね、「可能性に賭ける」ですね
それに、これもまた未知の体験、あの手術も乗り越えたし、それに病院が好きになった気がするのだ。
治療法は最初の日だけ一泊入院でオキサリプラチンの点滴をする
そして退院後、家でゼローダという飲み薬を二週間服用する、そして一週間、薬を休む、その後、通院で点滴、また家で服用を4サイクルやるらしい
副反応が強めに出たら、そこで中止することも可能だというので、まずはやってみるしかないだろう。
付け加えれば、これはがん細胞をやつけるのでなく、がん細胞が無いから、万一の予防のためにおこなうのです。