神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた (114) 長尾家 27

2024年06月17日 19時59分16秒 | 甲越軍記
 神保並びに越中諸将の起請文を見て、常陸介は心を決した
元より野心満々だった照田親子である、早々に味方を募ると。八条左衛門大夫、風間河内守、五十嵐小文四、野本大膳等と時節を計っていると、府内の諸将諸兵は相次いで三条征伐に府内を発向していった。
これにより、城内は空虚となり「これぞ天が与えた好機なり」と常陸介は喜び、兵を揃えて整え、天文十一年三月十三日の夜、にわかに府内の城を取り囲み、冑の兵らは一斉に城内になだれ込んだ。

城中では「すわ、なにごとぞ!」、晴天の霹靂、もってのほかに驚き、甲冑をつける間もなく、素肌の上に太刀を履き、城門に切って出て一人も城内に入れぬ構え、切っ先揃えて黒田勢を切って落とす
三度まで押しては引き、引いては押す展開に、黒田和泉守は大いにいらだち「不甲斐なき者めらめ、敵は素肌武者と言うに、ここまで支えられるとは、打ち入ることの遅かりし、悪清水はどこぞ、五十嵐やあるか、あれを蹴散らして攻め入れや」と馬を乗り回して下知すると、黒田勢の中より、悪清水主計、五十嵐左近、伊益藤九郎、藤波八郎、遠藤新一、片島鬼三、北川六助等の勇士十八人、太刀をかざし、槍をひねり、どっと声を上げて攻め入れば、勢いに押されて長尾勢は十六名まで討ち死にした。
この勢いに長尾勢は少し引けたと見るや、黒田和泉守は士卒を率いて、どっと攻め入れば、長尾勢も金津新五、松本半二、安田熊七ら勇士が口々に「これは君の御大事ぞ、いつまで命永らえん」と叫んで、黒田勢の中に切り込んだ
その激しい戦ぶりはすさまじき有様である
照田常陸介の勢も、黒田勢に続いて城中に攻め入り、本丸めがけて駆けのぼる
城方も必死にこれを防ぐが、敵は甲冑武者、こちらは素肌、心は猛っても人数に於いても劣勢なれば討死、手負いは数知れず、東西に別れ、南北に引き裂かれて囲まれ戦う
金津伊豆守、八条左衛門、野本大膳は搦め手より本丸を目指す
長尾勢の大半は大手口に戦っており、搦め手には僅かな兵が守るだけであった
敵の勢いに、搦め手はたちまち打ち破られた
長山半三、佐藤伝助、井口久作ら三十余人は敵を防がんと一文字に割って入り、群がる敵をものともせず、前後左右に追いまくり、敵五十余人を切って落とし、ついに全員討死する。

大将、長尾弾正左衛門晴景は物音を聞き、ただちに小具足に弓矢を手ばさみ、座敷に馳出て「敵は越中勢か、はたまた裏切りか」と問えば
近習の士、藤島晴丸馳帰り、「照田親子が反逆を企て候」と申すを聞き
「さては喜平治景虎が申せし言、真となったか」と悔やみ、近習の士に本丸を守らせて自身も防ぎ矢を放ったところに、二男平蔵景康もやって来た。




日本有数のミニ畑の近況

2024年06月17日 09時43分30秒 | 家庭菜園
 畳二枚分の一坪畑+畳半分の分室畑しかない我が畑
十坪強の庭を掘り起こして畑と花壇を作った、その周囲には前の持ち主が植えた梅の木、サルスベリ、紅葉、クロガネモチ?、牡丹、バラ、藤、ツツジ、アジサイ、スズラン、が狭い庭を彩る
クロガネモチは甘い樹液が出るというし、実はヒヨドリら野鳥の好物だという
今は朝のうちに様々な蜂が集まって来て、ブンブンとすごい羽音がする
足元にはチュン太たちが朝食中で賑やかな朝になっている



一昨日はドジャース戦が始まる前に一仕事、30分ほどかけて一人で防鳥ネットを張った、これでトマトなどが食いしん坊の鳥から守れるようになった
サイドは防虫ネットで囲ってある、但し受粉のために土面から50cmほどは空けて在り、その上からも防鳥ネットをかけた。


9m×3.6mの大きなネットを、高さ2m×横幅2m×縦幅2mで畑を覆うのだから一人ではなかなか苦労した。
力任せでなく、頭の中で完成図と手順を考えるのに2日を擁した
一番の難点は支柱がない2m×2mの天井部、高さも2mあるから、これが一番頭を悩ました、すでにスナップエンドウの頭は2mに達していたので、これを痛めるわけにいかず、足元もナス、キューリ、トマト、ネギ、スイカの蔓など大わらわで足の踏み場が無い
僅かな隙間に入り込んで、四方八方を動きながら少しずつ前後左右と縦の支柱に網をかけながら前進して完成させた
最後の仕上げまでは行っていないが、後はひもで支柱に括れば完成だ。

6月に入って、キュウリ6本、スナップ2枚が今のところの収穫だ
今年は去年来なかったアブラムシにスイカの葉がやられて、一部はキューリの葉にもやって来た
スイカが全滅すればこれは大ごとだ、だが化学薬品、農薬は使う気が無いし、第一大病の後のわが身も危うくなる
去年は初めてだったが無農薬でキューリ、スイカ、メロン、トマトなどが採れた、今年も無農薬でやっていく。
木酢水溶液で近づかないようにして、葉に着いた奴らはガムテープで除去する根気のいる仕事になるが仕方あるまい、どうせ暇な隠居の身だ。