今日は昼に大腸がんの先輩、寅姐さんと、昔、看護士だった中姐さんの二人から、ガン治療に関するアドバイスを三時間にわたって聞かせてもらった。
虎姐さんはステージ2で抗がん剤治療はしていないが、手術終了後に二度にわたって新たな転移ガンが発見されて、都度手術をしている。
年齢も今年で86歳になるが、持ち前の負けず嫌いと根性で日舞の講師として今も活躍している。
最近は86の手習いで、習字を始めたという。 酒は飲むし、よく外出もするし、諸団体に顔を出すのも大好きだ
中姐さんは今日初めて知ったが、糖尿病持ちなんだそうだ
私の周囲でも、こんな風に病院の世話になっている人が10人を下らない
70歳も過ぎれば、何かかんかの病気はあるようだ、だが例外だってある
私の旧宅、8歳から70歳まで住んでいた家は、今は空き家だが、神棚には地元の神社の神様を未だ祭ってあるので、ときおり榊や水を取り替えに行く
近所の人は50年以上も付き合った人が多いので、この日もかって民宿を経営していたご近所さんのおじさんがやって来て、立ち話をした
もう民宿は辞めたという、「歳だからな」というので聞いたら、もうすぐ90歳だという
「見えませんねえ、元気ですね」と言ったら「そうさねえ、若い時から病気をしたことが無いからな」だそうだ。
山奥と言って良い集落の出身だから、若いころから畑仕事や力仕事で鍛えた体なんだろう。
私も病気になるまでは、自分もその類だと過信していたが、まさかのさかだった。
もっとも女房殿の父親も97歳まで大病もせず元気でいたからなあ、それに父の従兄は101歳になるが、今も大病もボケもせずに施設で暮らしている
こんな風に元気な人もいるのだ、羨ましいと今の私は思う。
数日後に神社へ行こうと思う、次男が今年は厄年なのだ、連れて行って私も一緒にお払いをしてもらう
父親が、こんなことになって、やはり息子から見れば厄年なのだ。
気持ちの問題かもしれないが、やらないでいるよりは、やった方が何となく安心感がある
最初に登場の二人は、私を見て「前と変わらない良い顔している、退院直後は目がくぼんで顔色も優れなかったけど、今は普段と少しも変わらない」と言ってくれた、たしかに体調は良い
だが、抗がん剤治療が始まれは、こんなわけにはいかないかもしれない
でも、それにも負けないで生活できれば、それはそれで見事だとも思う。
なにごともやって見なければわからない。