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神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

パリオリンピック 私が選んだ日本選手MVP

2024年08月24日 18時43分58秒 | ゴルフ・スキー・スケートなどスポーツ
 今頃になってパリオリンピックってどうかと思うが、全然期間中は触れなかったので書いてみる。
私の周囲ではあまり話題に出なかったパリオリンピック、女房殿がやたら見ていてバレーボール、卓球、柔道に目を凝らしていたのが不思議で印象的だった。

テレビ画面のパリオリンピックが、パラリンピックに見えたのも印象に残った
さて競技だけれど、日本は海外開催最高の20個の金メダルを獲得して、全体でもアメリカ、中国に次いで3位と大健闘した。
2021年国内開催となった東京オリンピック(正式には2020年だがコロナで順延)での27個に次いだ。
強豪のロシアがドーピングやウクライナ侵攻のペナルティで参加を拒まれている
平和の祭典としてクーベルタンが提案開催されたオリンピックであるが、世界平和への目標は達成されていない
それでも日本選手と中国選手が健闘を称え合ったりする姿にはオリンピックらしさを垣間見る
こんな素晴らしい平和の祭典を人間は演出できるのに、開催中でも戦争が継続されている現実をどう考えるか
ウクライナの選手とロシアの選手の対戦は実現しなかったが、もし実現したとしたら選手同士の胸中はいかなるものであっただろうか
国家間のいさかいを意識したか、それともアスリート同士としての正々堂々を実践したか?
サッカーなどではかって国民感情を爆発させてラフな試合を行うこともあった、それは兵士の姿であってっスポーツマンの姿ではなかった
本当は敵対国とか仮想敵国なんてなくて、人と人の付き合いをすることが理想だが、人間のレベルはまだそこに至っていない
個人と個人は称え合えるのに、国と国になると平気で殺し合う

話を戻す、今度のオリンピックで日本選手は様々な競技で活躍した
皆さんも、それぞれのヒーローをもっているだろう
私が見た今回の大会での意外な競技でのメダリストたち
金フェッシングフルーレ団体、銀フェッシングエペ団体、銀ヨットセーリング、銀近代五種佐藤大宗選手、銅馬術団体 銀水泳飛び込み玉井選手メダル、金ブレイキン湯浅亜実選手
初の種目、数十年ぶりというメダルなど大会前に期待度があまりなかった(失礼)それだけに感動ひとしお

期待通りの活躍をしたのが、金、やり投げの北口榛花選手、強敵並み居る中、一投目で金を掴んでしまうとは
金、体操男子団体、世界王者中国を破っての金は最高に価値ある
レスリングは男女とも金メダル4個ずつの8個は競技中で一番だった
スケボーはお家芸になった、金メダルの吉沢恋選手、堀米雄人選手すばらしい
卓球も世界最強の中国相手に頑張った、ゴルフの松山選手もトップクラスながら敵も世界ランクの上位常連が数多、その中で18番まで金銀を争っての銅メダルは立派だった
柔道は期待が大きすぎたのか金メダルは3個にとどまった、そんな中でも阿部、角田。永瀬選手は期待通りの優勝を果たしてくれた。

パリオリンピック日本選手の中で、私が選んだMVPは女子マラソンで最強のケニア、エチオピアなどアフリカ選手、あるいはアフリカ系選手の中に、白人選手もアジア系選手も脱落した中でただ一人日本人の鈴木優花選手が40kmまでメダル争いに絡み、最終的には6位入賞したのがパリ五輪、私のMVPだ
男子マラソン赤崎暁選手も自己新で6位入賞、これまた天晴だった。
鈴木選手は国内でもほぼノーマークだっただけにまさかオリンピックでここまでやるとは思わなかった、しかも全選手の中で最年少だった
過酷な35km過ぎの急で長い坂道は、角度も箱根5区山登りよりきつい、それを喰らいついて登り切ったのは感動であった。
優勝者ハッサン選手におくれること僅か1分少々、3位とは52秒差の自己新記録2時間24分2秒
2位は世界記録保持者のエチオピア、アセファ選手が1位と3秒差でした
アセファ選手と鈴木選手の最高記録は約13分も違いますが、マラソンのタイムは競技場で行われる短距離走と違い、道路状況、天候、気温、体調、アップダウン、自然環境など様々な要素が絡み合うので持ちタイムは「早い選手、遅い選手」くらいの目安でしかない。
鈴木優花、おっとりした感じは冷静にレースを分析する能力の表れ、オリンピックで金メダルを獲った高橋尚子、野口みずきに次ぐ選手の予感がする
海外での高地トレーニングが実を結んだ、これからもアフリカ勢に負けぬ心肺機能を磨けばレース駆け引きの旨さはピカ一だから、次のオリンピックで金メダル獲得も夢ではない、頑張れ!

男子も2時間切りまじかの元世界記録保持者ペゲレ選手、オリンピック2連覇で3連覇を狙ったキプチョゲ選手も中盤までに脱落したほどだから、まさにマラソンは一発勝負、その日最高の状態の選手が勝つ競技なのは長丁場のゴルフに似ている。

35km付近





速報 ビックリ! 大谷満塁サヨナラホームランで40-40を達成

2024年08月24日 14時08分06秒 | 野球
 今日この日、この時間に生きていてプロスポーツの歴史に残る大記録達成を見ることが出来た、それもMLBで日本人が達成した大記録
100年を遥かに超えるMLB史でも僅か5人しか達成できなかった40本塁打40盗塁の記録を、大谷が同日同試合の中で同時達成、しかも9回裏、満塁サヨナラ40-40&史上最速129試合(出場126試合)での達成(これまで147試合が最速)はというおまけつき。
まだ33試合残っているから史上初と言う45-45は射程内、誰もやったことがない50-50もいよいよ視野に入って来た
実際のところチャンスに弱い大谷に私は「せめて内野越えのヒットでサヨナラを祈っていた、それがまさかのサヨナラ満塁ホームランとは
これが超人たるゆえんであろう、記憶に残る記録をさらりとやってしまうのが凄い
ジャッジが4試合連続ホームランで 49号、打率も.333 打点119で現在二冠+打率2位に仰天していたばかりだが、この大谷の偉業で吹っ飛んだ
これでア・リーグMVPはジャッジ、ナ・リーグMVPは大谷にほぼ決まりかな。
試合は3対7xでドジャースが勝った。

NHKより

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(179) 甲越 川中島血戦 6

2024年08月24日 08時25分30秒 | 時代検証
 上田原の戦に敗れて退いた村上義清は、退路を断たれて城に入ることが出来ず
そのまま峠を越えて山中に入り、北を目指して越後に落ち延び越後府内に入り、長尾景虎に対面した
義清は「某は十年にわたり武田家と戦いを重ねてきたが、去る二十四日上田原の一戦で、敵大将武田晴信と一騎打ちを行った、晴信の近臣がわが馬腹を突いた為に落馬して鼻を打ち目がくらみて討ち死にとなるところを、わが郎党馳せ参じて助け、換え馬に乗り次いで窮地を出した
されども居城葛尾には入ること能わず、腹を掻き切らんと思えども、死は安し生きるは難じと思い、ここまで来りて候なり
公の父祖とわが先祖は代々武威を争ってきたが、義清、今日は恥辱を忘れて降を請う、公の英雄の名声は天下にとどろき、某の心中を察して今一度、葛尾に帰住するを叶え給われば大いなる幸、莫大な厚恩を賜ることになります
越後にある某の領地も返し奉らん」と頭を下げて頼むを見て、景虎は村上を哀れと思い、上田原の合戦模様をしばし尋ねてから
「御言葉、まことに痛ましきなれ、某の父、信濃守為景は加賀能登越中の間に、数年合戦を挑み、武威を示したけれども越中に於いて不慮の討死を遂げた
父の孝養の為、越中の敵を討ち、加賀能登越前を始め、東国を幕下につけ、帝都に上洛して、将軍義晴公に謁し天下の権を掌に握り、武名を四海に残さんと思う
しかし、某今年十八歳、若年なれど、某を頼み思召すとの一言、黙視できず越中攻めはひとまず差し置き、この上は晴信と一戦交えて公を更科に帰国させ申さん」と熱く語った。
そして、晴信の軍立ては如何なるやと問えば、義清は景虎の信義の熱きことに恩を謝し、「某は数年、晴信の父、信虎と戦ったが、甚だ強き矛先であり天晴なる豪傑の勇将でありました、されども晴信は、その父、信虎にも勝る大将にて、武略に長じて、軍を大事と心得、そこつの働き無く、勝てばいよいよ慎む者にて候」と言う
景虎はしばし話を聞き「さては晴信とは人数の扱いうまく陣法をもって勝つと見えたり、我まずは信州に打ち出て試しの一戦を挑み、敵の奇術を確かめん」
先と申す
先陣は長尾越前守、二陣は直江山城守、古志駿河守、柿崎和泉守、安田上総介、そのほか宇佐美駿河守をはじめ、越後の勇将を引率して其の勢は六千余騎
十月九日、府内を出て信州に押し出し、敵国を放火して勢い大にして民郷を侵し、所々に狼藉をおこない、従う者は恩をもってなづけ、城に籠って出てこぬ者は無視して少しもかまわず、これ味方に降らすための謀りである。