神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

なぜか時々おかしなのが出来る畑

2024年08月28日 19時48分34秒 | 家庭菜園
 今朝はいつもとは違う秋らしい朝だった
空の色も秋色で、風も涼やか、それはいつもなら畑作業では汗ばむ午前6時半になっても汗もかかず、とうとうキューリとトマトの枝及び、支え棒を処理した
これで畑はナスの二株と地面を這っているスイカの蔓と葉ばかりになった
ナスは9月までしばらく続いていきそうだ、なにしろ今年はいつまでも夏日が続いているうえに、旧暦の秋に入ってから、むしろ真夏日の35度前後が続く異常さ
スイカなどは、お盆過ぎてから2個もリンゴ大の実が見つかるほどで、スイカもすっかり季節を見失っているようだ。

ナスは毎日1個2個と自家消費分ずつ実ってくれるが、半月くらい前から同じ株から新しい枝が逞しく伸びてきて、若々しく大きな葉が何枚も広がった
背丈も伸びてきて今は1mほどになった
おかしいのは、長ナスの木なのに、この新枝からは丸ナスが出来て来た
まだ一個だけだが、間違いなく丸ナスだ、額の形も全く違い、河童の頭のようだ、どこまで大きくなるのか興味津々だ
去年もスイカは小玉スイカなのに、一個だけ2.1㎏という大きなのが出来たり、プリンスメロンなのに一個だけマスクメロンが出来て、時々こうした面白い現象がおこる畑なのだ。

 抗がん剤投与が白血球、好中球の極端な減少で三週間の延期となり、当然ながら副作用もなく体を持て余している
但し、感染症にかかりやすい恐れもあるので外出するには気を遣う
それでも毎日毎日閉じこもっているのも精神学上宜しくないから、勇気を奮って友達の所に出かけた
ボランティア仲間の所ばかりで、しかも女子ばかりのお宅を3軒訪問した
ちょっと脂がある肉厚のサーモンが手に入ったので、それを切り身にして残暑見舞いのお土産とした
残暑と言うけれど、暑中の真っ盛りなのだからなんかおかしな季節感である
台風が北陸にやってくれば、またフェーン現象などで気温が上がるかもしれない
大姐さんの家に行ったら、玄関も窓もすべて開けっ放しで呼べども姿を現さない、それで駐車場から電話をしたら「あら~yottinさんじゃない、久しぶりだね
」と呑気に言うから、「今、お宅の駐車場から電話してるんだけど」と言ったらスマホ片手に急いで出て来た
現役時代は高級着物チェーン店の店長をやっていただけに、ご高齢ながらセンスの良い、しかしカジュアルなお召し物
日舞の教授でもあるから背筋もすっきり、年齢より15歳は若く見える
「ごめんごめん、疲れて寝てたんだわ、上がってお茶でもどう」と言うから、「ありがたいけど、まだ寄るところがあるから残暑見舞いだけ置いていきます」
結局、駐車場で20分くらい立ち話になった
大先輩の彼女は誕生日で86歳、例の大腸がんの先輩でもある、転移して三度手術したが元気でこんどは書道にチャレンジを始めたと言う
「私さ、なんか90まで生きられるような気がしてきたんだよね」
「90どころか、これだけ元気なら100まで行くでしょ」と言ったが、彼女の母親は百いくつかまで長生きしたのであった。

続いて中姐さんAさんに、これから伺いますと電話したが一向に出る気配がない、大姐さん曰く「彼女はこの時間だと寝てることがある」
まだ夕方の5時半、でも常識では判断できないAさんだからあり得る、大姐さんも電話してくれたが、やはり出ない
それでもと家に寄って見たら玄関は開く、「ごめんください」と言ったら、すぐに出てきて「あら! どうしたの?」
「顔見世と残暑見舞いのあいさつにね」「あらぁ、寄ってく? コーヒーくらい出すわよ」
「いえいえ、これから家に帰って夕飯なんで、せっかくだけど改めて」
「そうなの・・・うちでも夕飯くらい出せるけど」「いえいえ、お気持ちだけで」
「そう、静養中だもんね引き留めないわ、元気そうで良かった、私ももうすぐ喜寿になるんだよ、嫌になるわね」
積もる話もあるが今日は挨拶まで
最期に中姐さんBの事務所に寄った、まだ開業中だが呼べども誰も出てこない、あきらめかけたが事務室の戸が少し開いているので、明けてみたら旦那さんがスマホで電話中だった
こちらを見たからお構いなしに「奥さんいますか」「ああ、はいいますよ、今呼ぶから」
すぐに彼女出て来た「残暑見舞いです、みなさんいろいろ心配していただいているので元気な顔も見せたくて」
「おやまあ、ほんと元気なんだね、この前見た時少し顎のあたりが痩せていたけど、今は本当に元気そう」
「あの時は抗がん剤始めたばかりだったからね」
「まあ、とりあえず腰かけて話しましょうね」
彼女もA氏と同じ76歳、どこから見ても健康そのものでバイタリティ溢れる姿だ。
いろいろ世間話したが、「私、むかし東京の人から突然『あなたの前世はお坊さんです』と言われたのよねぇ」
彼女はある新興宗教に参加している、人前では一切そのような話はしない
だが彼女の信念の強さや、一切曲がらない性格を見ると本気で宗教をやっている人は強いと思う
言われるがままの宗教ではなく、自らもとめ人に教えるだけの知識と経験を持っている
私は無宗教で自分教の教祖、信者も自分だけだが、彼女と共通する宗教感があるようだ。
なんのかんのと健康や感謝の心などについて30分くらい話し込んでしまたった
それから少し散歩して帰宅したが、皆さんにお会いして、家ごもりのストレスも解消した。

震災前の能登島水族館にて





「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(183) 甲越 川中島血戦 10

2024年08月28日 09時12分39秒 | 甲越軍記
使い番のむかで衆12騎が先陣に 走り去るを見て、本陣の 武者たちはもちろん 使い番の輩も、 今や激しく戦の真っ最中に大将 命によって軍を 多少なりとも 引き上げさせるとは いかなることかと 皆 訝しがった。

 この時 越後の大将 長尾景虎は 旗本を率いて晴信の本陣へ 攻め込み 勝敗を一時に決しようとする 気配を、甲州方の飫富兵部少輔虎正が 気づいた
 そして馬上と歩兵1500人 赤備えにて、大将晴信の 旗本の右を厳重に固めた
これには、さしもの景虎も迂闊に 攻め寄せることならず、 にわかに 引き上げの貝を吹かせた
 景虎は馬周り わずか 45人と宇佐美定行を 伴って、 先備えに 乗り入れて 手軽く勢を切り上げさせた
 先手の大将長尾越前守政景、 大いに怒り 「勝ち戦だというのに にわかに 引き上げるとは どういうことか、今一揉みにて武田勢を 崩して見せ申そう」とはやるのを、 宇佐美駿河守 これを制し「 君の武威を持って この備えを破ることは 誠に簡単であろう されども後陣の敵 各備えを守りなれば 、今日の合戦は黄昏に 至れば 勝負を決すること かなうまい、しかるに今雨の模様を示し、折りからなれば早く兵をあげて 陣営を結び賜え」と 密かに謀りごとを 告げれば 長尾 越前守、ようやく怒りを解いて 軍勢を軽々と引き上げた
 そして殿軍となってしずしずと引ければ、武田勢は 大いに勇み引く敵を食い止めんとするところへ、むかで衆使い番12人 馬を飛ばして来たり
「大将の御下知、敵去るとも 決して追ってはならぬ、 少しでも命に背くものは 厳罰を与える この場にて 踏みとどまること」と下知を伝えた
 山本勘助もまた 先の軍に馳来たって止めれば 小山田 、栗原の諸勢も 命令を守り軍を引き上げる
 敵味方は もの別れとなり 誠に見事に見えたりける
 今日午の刻より、未の刻までの合戦に 武田方の討ち死に 231人、長尾方の討死263人なり。