こんにちは。
きのうの昼前にも最大震度5強の地震がありましたが、私はそのとき大宮のテッパクに居ました。ライブラリーの目録をあさっている時にガタガタと来て一瞬身構えましたが、何事もなく収まりました。「建物は耐震設計ですからご安心下さい」と職員の方の対応も冷静でしたが、こう地震が続くと精神的に辛いですね。
で、なぜまたこの時期にテッパクなんかうろついていたのかというと、展示されている21形に謹んで0系の起工報告と、工作の安全祈願(爆)をしに行ってきたという次第です。

(21形式2号車。これは去年撮ったものです)
ま、半分は冗談ですが、もう一度実物を眺めてテンションを高めておきたい、という気持ちはありました。あとは形式図に表れていない細部の採寸と、まだ着工しませんが100系に関する情報の収集といったところでしょうか。
21形の展示コーナーには、35形ビュフェ・普通合造車と16形1等車の模型も飾られています。今回35形は作りませんが16形は作るので、写真を撮っておきました。

こうして見ると、さすが世紀の大プロジェクト「新幹線」だけあって、他の大型車両模型と比べて力の入り方が違うのを感じます。サイズは違いますが、こんなに美しく作れたらどんなにいいことか(^^;
ちなみにわが模型では、この写真とは少し違って種別・行先が方向幕式になって、グリーンマークがついた晩年の姿で製作する予定です。ドアの縁取りが金色なのが何ともゴージャスですね。

形式図に寸法が出ていない部分は多いもの。この非常口もそのひとつです。採寸誤差があるかも知れませんが、高さ800mm×幅680mmで、車体下端からの離れは280mmといったところでした。形式図から採寸して作った型紙だと1~2mm大きいので、修正しておきます。

ドアエンジン点検蓋は縦205mm×横350mmで、ドアからの離れは285mmでした。こちらも写真判定で求めた寸法は幅が広すぎたので修正が必要です。

しかし、こんな誤差は大した問題じゃありません。スケールスピードでかっ飛ばしちゃえば見えませんし。。。
もっかの問題は、空調装置を収めた上屋根をどう表現するかなのです。ここを決めずに見切り発車してしまいました(^^;
とりわけ問題なのが、この換気ルーバーの表現でしょう。左右で形状が違っていて海側が縦形、山側がこの写真にある横形になっています。4両分となれば数も半端じゃないし、微妙なサイズ違いもたくさん混じっているので、もう一個一個鉄筆でスジ彫りできるようなシロモノじゃありません。

いや、一個一個丁寧にスジ彫り、という選択肢も考えないわけじゃないのですが、ここは恐れ多くも造形村さんの編成に同居させていただくということで、エッチングにトライしてみようかと思っています。
土台となるカマボコ形の上屋根をペーパーで作り、縦/横の縞をエッチングした洋白又は真鍮板で作ったルーバーを両肩に貼る。そして銀色に塗装後、薄く溶いた黒のエナメル又は水性塗料を流して墨入れする・・・
んー、構想だけはカンペキなんだけど(^^;
それから、腰まわりのこんなところにも難しいディティール表現があります。スカートの取り付けネジですね。配線を収容する棚の部分を避けて縦に1+2の3列が並んでいます。

光線の具合によって窪んでいるようにも出っ張っているようにも見えるこの部分は、実際にはこのように、六角レンチでネジを締め付ける構造になっていました。

シャープペンシルの先っぽとコンパスの針で試しに「押して」みましたが、うーん、やってやれなくはないんだけどー、って感じですね。とても何百箇所もやる気は起きません。ここもエッチング??

とまあ相変わらず難題山積ですが、試作を重ねながら、より簡単にそこそこ見栄えする方法を考えていきたいと思います。
一方の100系の資料調べについてですが、ライブラリーには詳細図面らしきものは見当たらず、残念ながら不発に終わりました。
その代わり、コレクションコーナーの片隅に試作編成(9000番代)の模型があったので、細部、特に空調まわりの写真を撮ってきました。

この模型のすごいところは、ボタンを押すと、こうやってダブルデッカーの内部構造が見られるところです。これは168形食堂車の様子。

100系の空調や屋根まわりについては、「グランドひかりの製作」で少し紹介したように、Nゲージの屋根を参考にして型紙を作ってみたのですが、こうやって大型模型でみると改めて構造やディティールがよくわかります。これも168形の車端部の様子です。

オーバーハング気味に取り付けられる高圧引き通し回路の碍子。

平屋根車の空調まわりの様子。ここが一番手ごわそうです。

前頭部の様子。これを作った時の設計図なり型紙があったら欲しい(^^;
ちなみに試作車はヘッドライトケースの傾きが強い「ツリ目」状で、量産車ではこの傾きが緩和されて少し優しい顔になりました。

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きのうの昼前にも最大震度5強の地震がありましたが、私はそのとき大宮のテッパクに居ました。ライブラリーの目録をあさっている時にガタガタと来て一瞬身構えましたが、何事もなく収まりました。「建物は耐震設計ですからご安心下さい」と職員の方の対応も冷静でしたが、こう地震が続くと精神的に辛いですね。
で、なぜまたこの時期にテッパクなんかうろついていたのかというと、展示されている21形に謹んで0系の起工報告と、工作の安全祈願(爆)をしに行ってきたという次第です。

(21形式2号車。これは去年撮ったものです)
ま、半分は冗談ですが、もう一度実物を眺めてテンションを高めておきたい、という気持ちはありました。あとは形式図に表れていない細部の採寸と、まだ着工しませんが100系に関する情報の収集といったところでしょうか。
21形の展示コーナーには、35形ビュフェ・普通合造車と16形1等車の模型も飾られています。今回35形は作りませんが16形は作るので、写真を撮っておきました。

こうして見ると、さすが世紀の大プロジェクト「新幹線」だけあって、他の大型車両模型と比べて力の入り方が違うのを感じます。サイズは違いますが、こんなに美しく作れたらどんなにいいことか(^^;
ちなみにわが模型では、この写真とは少し違って種別・行先が方向幕式になって、グリーンマークがついた晩年の姿で製作する予定です。ドアの縁取りが金色なのが何ともゴージャスですね。

形式図に寸法が出ていない部分は多いもの。この非常口もそのひとつです。採寸誤差があるかも知れませんが、高さ800mm×幅680mmで、車体下端からの離れは280mmといったところでした。形式図から採寸して作った型紙だと1~2mm大きいので、修正しておきます。

ドアエンジン点検蓋は縦205mm×横350mmで、ドアからの離れは285mmでした。こちらも写真判定で求めた寸法は幅が広すぎたので修正が必要です。

しかし、こんな誤差は大した問題じゃありません。スケールスピードでかっ飛ばしちゃえば見えませんし。。。
もっかの問題は、空調装置を収めた上屋根をどう表現するかなのです。ここを決めずに見切り発車してしまいました(^^;
とりわけ問題なのが、この換気ルーバーの表現でしょう。左右で形状が違っていて海側が縦形、山側がこの写真にある横形になっています。4両分となれば数も半端じゃないし、微妙なサイズ違いもたくさん混じっているので、もう一個一個鉄筆でスジ彫りできるようなシロモノじゃありません。

いや、一個一個丁寧にスジ彫り、という選択肢も考えないわけじゃないのですが、ここは恐れ多くも造形村さんの編成に同居させていただくということで、エッチングにトライしてみようかと思っています。
土台となるカマボコ形の上屋根をペーパーで作り、縦/横の縞をエッチングした洋白又は真鍮板で作ったルーバーを両肩に貼る。そして銀色に塗装後、薄く溶いた黒のエナメル又は水性塗料を流して墨入れする・・・
んー、構想だけはカンペキなんだけど(^^;
それから、腰まわりのこんなところにも難しいディティール表現があります。スカートの取り付けネジですね。配線を収容する棚の部分を避けて縦に1+2の3列が並んでいます。

光線の具合によって窪んでいるようにも出っ張っているようにも見えるこの部分は、実際にはこのように、六角レンチでネジを締め付ける構造になっていました。

シャープペンシルの先っぽとコンパスの針で試しに「押して」みましたが、うーん、やってやれなくはないんだけどー、って感じですね。とても何百箇所もやる気は起きません。ここもエッチング??

とまあ相変わらず難題山積ですが、試作を重ねながら、より簡単にそこそこ見栄えする方法を考えていきたいと思います。
一方の100系の資料調べについてですが、ライブラリーには詳細図面らしきものは見当たらず、残念ながら不発に終わりました。
その代わり、コレクションコーナーの片隅に試作編成(9000番代)の模型があったので、細部、特に空調まわりの写真を撮ってきました。

この模型のすごいところは、ボタンを押すと、こうやってダブルデッカーの内部構造が見られるところです。これは168形食堂車の様子。

100系の空調や屋根まわりについては、「グランドひかりの製作」で少し紹介したように、Nゲージの屋根を参考にして型紙を作ってみたのですが、こうやって大型模型でみると改めて構造やディティールがよくわかります。これも168形の車端部の様子です。

オーバーハング気味に取り付けられる高圧引き通し回路の碍子。

平屋根車の空調まわりの様子。ここが一番手ごわそうです。

前頭部の様子。これを作った時の設計図なり型紙があったら欲しい(^^;
ちなみに試作車はヘッドライトケースの傾きが強い「ツリ目」状で、量産車ではこの傾きが緩和されて少し優しい顔になりました。

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