80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

近鉄860系の製作(4)

2020-02-11 14:44:36 | 私鉄電車
床下機器のメドをつけておきましょう。

一応、誕生時の820系の図面はあるのですが、ネットの写真を見ると全くと言ってよいほど原形の面影をとどめておらず愕然!
今回は非冷房時代を再現したいと思っているのですが、それでもずいぶんと違っているようです。


ちなみに機器の変更に関係しそうな出来事をWikiなどから拾ってみると・・・
①1968年:600V→1,500V昇圧(主制御器変更、電制廃止、MG・CPをモからクへ移設)
②1984年:第1陣が860系に改造され伊賀線に転入(6800系の台車と主電動機を流用)
③1993年:第2陣転入に併せて全編成冷房化

これだけやられたら、似て非なる物にもなりますわ・・・笑
記載は見当たりませんが、主抵抗器も形態が変わっているので①か②のタイミングで換装されたものと思われます。
また③の冷房化では、恐らくMGの換装や付属機器の追加、それらに伴う機器配置の変更などが行われたとしても不思議ではありません。


まあとにかく残された写真が「すべて」ですから、まずはそれに似た部品を集めることにします。
先日上信500形を作ったときのZugの西武新101系キットの余り、近鉄30000系床下機器の余り、その他バラパーツを集めてみました。
むむ・・・意外にこれだけでけっこうイケそう♪



主抵抗器は西武新101系のもの(左)よりは、近鉄30000系のもの(右)の方が格段に似ているのでこちらを採用。さすが近鉄どうし!



わりと大きくて目を引くこのハコ。モとクの両方の同じ位置に付いているので恐らくブレーキ制御装置ではないかと想像します。昇圧時に足回りが一新された時に取り付けられた可能性が大。



最初、これだけはスクラッチかなぁと思ったのですが、Zugの大小機器箱の余りをくっつけたらそれらしくなったので即採用。



コンプレッサーは「D-3-FRK」だそうです。820系の図面でどこにあるのかと思って探したらどうもコレらしい。なんと横向きに積んでありました!w



コンプはふつう横腹を見せてレール方向に積んであるものだとばかり思っていたのですが、横向きにする場合もあるんですね。しかも近鉄16000系のWikiにはこんな写真があったので近鉄ではポピュラーなんでしょうか?電動機のブラシの点検・交換はしやすそうです。

(Wikipedia 「近鉄16000系電車」より)


ちょうど手元にモデル8の「D-3-N」があったので流用できるかな~と思って眺めてみると・・・



おシリの印象はちょーっと違いますなあ。。点検ハッチが左右にあるし・・・。横向きにするとせっかくのサイドのディティールも見えにくくなってしまうので、ここに500円の投資をするかどうかはもう少し考えてみましょう。。



ということで、最初は絶望的に思えた床下機器ですが、他のハコモノやタンクなども似たものが続々と集まり、意外に早くメドが立つ結果となりました。集めたパーツが散逸しないよう、写真の脇に両面テープで“拘束”しておきます。(笑)



■Special Thanks !!■
床下の実車写真については以下のブログ記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。

J鉄局の局長ブログ_2 様
http://js3vxw-02.cocolog-nifty.com/photos/knr_iga_860_880/
SUB.RAPID EXP. 様
http://blog.livedoor.jp/subroom-subrapidexp/archives/11623483.html
鉄道写真撮影記 by労軽好人 様
http://railwayphoto.seesaa.net/article/279782306.html


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