80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

115系800番台の製作(カツミNo.1000をそれらしくする)

2016-09-20 00:01:42 | 中央東線方面
こんばんは。

カツミのプラ一体成形の床下機器は依然として需要があるらしく市場から消えることがありません。本体価格280円の割にそこそこのディティールがあるのが人気の秘密なのでしょう。103系用と謳っていますが111、113系などにも使える柔軟さもポイントです。
M車用のNo.2000、M’車用のNo.3000、そしてTc、T共用のNo.1000の3種類がありますが、最近、No.1000が新ロットになって価格が500円にハネ上がってしまいました。一番部品点数が少ないのに一番高いという逆転現象が起きていますが、早晩、新ロットに移行すれば他の2アイテムも値上げされるでしょう。それでもホワイトメタル製に比べたら4分の1ですからうまく活用したいものです。
今回はこのNo.1000を使ってクハ115やサハ115になるべく似るように改造してみました。


先行して車体組み立てまで終わっていたサハ115を引っ張り出してみたところ、床下まわりはひととおり完成していました。写真の左の2つがそれですが、てっきりカツミのNo.1000を使ったとばかり思っていたら自作でした。そして機器は必要最小限のものしか付いておらず、水タンクは24系寝台用と思われる大きなもの(「各種タンクセット」に入っているもの)が付いていました。このままでも悪くはないのですが、せっかく詳細な機器配置の情報が集まったので、クハ115のついでにサハも作り直すことにしました。写真の右側2枚がカツミのNo.1000床下機器で、クハはこれをベースに改造し、左のサハはそれに似せてスクラッチしたいと思います。




追加する機器のうちハコモノは、ヒノキ角材の表面にペーパーを貼って作ることとし、まず、2×8ヒノキ材にいさみやのt0.4ペーパーをボンドで貼り付けました。ペーパーの表面には各床下機器の大きさに合わせてカッターの筋が入れてあるので、ボンドが乾いたらその溝をガイドに1つずつカットしていきます。




まんべんなくサフを吹いておきます。側面はパテ処理しておくべきですが、多少肌が荒れていても小さくて目立たないので省略しました。




改造後がこちら。上がオリジナルのNo.1000で下が手を加えたものです。小さいエアタンクや一部のハコモノを削り取り、左上に見える大きめの箱は表面の筋を削って反対側に移しバッテリーとしました。水タンクはエコーのFRPタンクに取り換えています。その他、白っぽく見えるのが追加した自作パーツです。




反対側は比較的スカスカです。左の細長いのはBS(ブススイッチ)で、隣りが昨日作ったブレーキ制御装置(耐雪カバー付)です。その右側にあった元のブレーキ制御装置(たぶんC2形??)は切り取って角を削り、同じ場所に裏返して接着しました。最後に銀色に塗って保温カバー付のD電磁給排弁に見たてようとしたのですが、ちょっと大きすぎるのでやり直したいと思います。




ということで、シンプルなプラ成形品でも、手を加えればそれらしくなるというお話でした。



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2 コメント

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カツミの1000/2000/3000 (Satokawa)
2016-09-20 19:31:48
このパーツはロングセラーですね。私も結構使ってます。
プロトタイプは111系で、そのものズバリです。唯一、No.2000のCPの配置がセンターでなく側に寄っている(固定穴と干渉するため)だけが実車配置と異なっています。
流石に値上げはしょうがないでしょうが、最近のWM製は高すぎますね。
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Re: カツミの1000/2000/3000 (isao)
2016-09-20 21:23:20
Satokawaさんフォローありがとうございます。
プロトタイプは111系ですか。写真と見比べてみたら確かにぴったりですね。103系と言われると、じゃあこの箱はナニ?みたいなのばかりで突き合わせできなかったので、やっと納得しました。
たしかに、値上げしたとしても1枚500円は破格です♪
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