80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

続・糸魚川だより

2010-10-09 12:06:11 | 大糸線方面
前回の続きです。

昼間は時間が取れず、結局キハ120とじっくり対面できたのは、日もとっぷり暮れた午後6時すぎ、場所は糸魚川駅大糸線専用4番線ホームでした。

人気のないホームで、16:07分着の下り433Dの到着を待ちます。
駅南側では北陸新幹線の工事が進行中。ちょうど今日の作業が終わったところらしく、暗闇の中で撤収確認の無線がしばらく飛び交っていました。

その暗闇の中に、構内照明を受けてぼんやり姿をのぞかせている物体が・・・
ん?ラッセル車?
でもDD16って書いてありますが??


2両のラッセルヘッドでDD16機関車をサンドイッチしたもの全体が「DD16 304号機」なのだそうです。唯一の生き残りとか。これも知らなかった(^^; どうやらこの留置線で雪のシーズンを待つようです。



そうこうしているうちに433Dが到着しました。乗客は5~6人。折り返し発車まで2時間もあるので、どこかに引き上げるのかと思ったら室内灯が消えてエンジン停止。このまま4番ホームで待機するようです。車号はキハ120-341でした。



これは実車観察にはもってこいです。舐めまわすように各部を撮影し、構造を頭に叩き込みますが、事前に頭の中でシミュレーションしていたのでだいたい想定の範囲内でした。

(前面の後退角と貫通扉のようす。行先表示は方向幕式だ。)


(スカートまわりはそれなりにゴチャついている。どこまで表現するか・・・)


(Webの写真では気付かなかったけど冷却水張込口もちゃんとついてました。)


(軸箱積層ゴム支持方式の台車。南海台車の流用はそれなりに正解かも。)


が、しかしですよ・・・
予想だにしていなかった衝撃の事実が。。
軽快気動車キハ120(少なくとも300番代)は雨樋もこんなに軽快!(笑)


いやぁ笑い話じゃないっすよこれ。
こんなペラッペラな構造じゃ、どんな薄紙使っても表現できません。
帯紙を貼ってから側面にパテを詰め込んで平らにする、くらいが精々で、溝の表現は諦めた方が無難でしょう。
それにしても、縦樋もないみたいなので雨水ジャージャーなのでしょうか??


1番線側から見たところです。後付けのトイレ部分の窓がステンレス板で埋められているのが特徴。
窓フチのスミ入れだけで表現しようと思ったら、勢い余って窓を抜いてしまい、結局実物と同じ構造になってしまったというのが前々回のお話(^^;
床下機器は今回もフル自作必至かな?



で、当鉄道のキハ120の状況ですが、今のところこんな感じです。
窓抜き、ビード押し出し、ドア&内貼りの貼付けまで終了しています。



腰板3本と幕板1本のビードは、本当はもっと細くしたかったのですが、下敷きにする波板(エバーグリーンのピッチ0.75mm)を1枚しか持っていないので、残念ながら屋根ビードと同じ太さにならざるを得ませんでした。
平滑性の高い紙なので、この段階までサフェはまだ吹いていません。



(まだ続く(かも))

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糸魚川だより

2010-10-06 14:58:43 | 大糸線方面
こんにちは。
なかなか時間が取れずに更新が滞っております・・・m(_._)m

仕事の関係で糸魚川へ行って参りました。
待てば海路の日和ありと言いますか、キハ120製作人にとってまたとないチャンス!
おかげさまで実車の詳細を見ることができました。
その他、空き時間に撮った「鉄」なシーンを含めてご報告をば。


まずは「トンネル地下駅」として有名な(ということを私は知らなかったのですが・・・)北陸本線筒石駅です。地すべり対策としてこの一帯がトンネルの多い新線に移行した時に誕生したとのこと。駅舎は地上にあって何となく簡易な造り。



駅舎から続く階段です。エレベーターやエスカレーターありません。



ちょうど上り普通列車が到着。なんと地域色に衣替えした475系じゃありませんか。ブルー一色の475というのはどうもねぇ・・・(^^; ちなみに乗降客はゼロ。



トンネル断面を小さくするためでしょうか、ホームは上下線が千鳥配置されています。ホームの幅は2メートルくらいしかありません。ここを特急は高速通過!するらしい・・・



せっかくここまで来たので、駅員さんに通過列車がないか訪ねたところ、10分後くらいに来るとのこと。
待合室で待っているとドンッという音とともに仕切扉が揺れ、隙間風がピューピューと入ってくるようになりました。列車がトンネルに入った証拠でしょう。ホームに出てカメラを構えます。



警報音が鳴って遠くにヘッドライトが見えたかと思うと・・・


「はくたか」通過!!



いやあ、入場料140円でこのアトラクションは見ものですヨ(笑)
時間が許せばあと2~3本はお付き合いしたかったです。


で、大糸線キハ120ですが、実は昼間に撮れたのはこの1枚だけ(^^;
あとは日没後の糸魚川駅ホームでの取材となりました。

(根知~頸城大野間をゆく糸魚川行427D、2010/10/5)


(続く)

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キハ120作ってます

2010-10-02 01:48:45 | 大糸線方面
こんばんは。

しばらく更新が途絶えましたが、キハ120を作り始めてますのでちょっとだけご報告します。

いつものように車体図面をプリンタで出力します。今回はまじめに(?)内貼りも含めたすべてのパーツをオール・イン・ワンでB5サイズの紙に納めました。紙は100系新幹線用に調達した「スノーマット紙」です。



屋根の両肩のR部分にスジを入れて・・・



仮に曲げてみます。厚手の紙ながら、割と素直に曲がってくれるのが嬉しい♪



もう一度平らに戻して、屋根のビードを入れる際に残す部分にペンで印をつけておきます
。クーラー、ベンチレーター、信号煙管といった部分ですね。



窓抜き開始。でもいきなりやっちまいました(>_<)
ここはトイレなので窓を抜いてはいけない、って図面では×印をしておいたのに、いつの間にか消えてました~
あと、すでに屋根のビードが半分入っていますが、これも手順ミス。窓抜きの最中に定規で押した拍子にプレスが戻ってしまう可能性が高いのです。半分だけやって中断しています。



台車ですが、類似品ということで日光のFS-518を買ってきました。南海30000系「新こうや号」用という、かなりコアなマーケットを対象にしたアイテムですが、某模型店で普通に買うことが出来ました。
予想通り、枕バネとボルスタアンカが別パーツとなっていましたが、台車ではなく車体側取付けになっているとは知りませんでした。



別パーツの枕バネ(空気バネ)とボルスタアンカです。実車の構造とはだいぶ違うので、ここから削りだしていくのはやめにして、新たに自作しようかと思っています。



とりあえずここまで。


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