80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

もう少しモックアップをいじってみる

2011-04-20 01:03:38 | 新幹線
こんばんは。

運転免許の更新通知ハガキが来ていたので、勢い勇んで府中まで出かけたら、受付開始日までまだ2日あると言われてしまいました。よく確認せずに出かけたアタシが悪いんですけどねぇ。。時間とガソリン返して!


さて、きのうは「モックアップはもうこのへんにして・・・」みたいなことを書いたのですが、よく考えてみれば上屋根の展開寸法も決めなきゃならないし、両肩についている換気ルーバーの寸法出しもしなきゃならないし等々、やはりちゃんと上屋根まで作ってみないと始まらないようなので、観念して引き続きモックアップをいじってみました。

まずは上屋根に行く前に、側板とスカートの段差が強すぎるのが気になっていたので、t0.3mmの紙をスカートに貼り重ねて段差を小さくしました。実物は1センチくらいなのでまだ差が大きいとは思いますが、まあこんな感じなら許せるんでないかい?



続いて上屋根に移ります。まず車体と同じ紙を曲げて作ってみたのですが、コシが強すぎて両肩の小さいRが出しにくく、裾も直線が出にくいことがわかりました。



そこで、今まで車体用によく使っていたやや薄めのアイボリーケント紙に代えたうえ、Rと両裾のラインがヘロヘロにならないよう2mmヒノキ材で補強しました。



ヒノキ材の上を強く押さえながら一気に紙を曲げるときれいなラインが出ます。このあと、指の腹で中央の緩いカーブをつけていきます。



車体の方には、下屋根の中央にたわみ防止の紙を1枚立てておきます。
なおこれは暫定のもので、本番では屋根の形状を安定させるため、半月状にカットした横梁を10枚程度、直角方向に入れてやる予定です。



断面はこんな感じになります。



妻面から見るとこんな感じ。まあまあですね。



ただ、今の寸法だと側板と上屋根のすき間(いわゆる「雨樋」)が少し開きすぎているので、左右0.5mmずつ伸ばすことにしました。



ルーバーの寸法は、国分寺市の「新幹線電車図書館」の21形を真横から撮った写真をもとに横方向を割り出しました。ただ、縦方向は屋根がカーブしている関係で正確な寸法が読み取れないため、雑誌や「リニア・鉄道館」で撮った斜め前方からの写真などを参考にして、感覚的に決めました。



ルーバーやランボードなどの位置と寸法を書き込んでおきます。
目の錯覚なのか、海側の縦縞のルーバーよりも山側の横縞のものの方が狭く見えたのですが、測ってみるとどうも同じサイズのようです。また、窓幅の広い15形、16形グリーン車も普通車と同じものを使っているようです。



結構いい雰囲気なので、DT200を引っ張り出して履かせてみました。
0系キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!



ちょっとシュールかも・・・



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0系のモックアップ検討

2011-04-19 03:52:57 | 新幹線
こんばんは。

0系新幹線の製作に先立ち、モックアップを作って構造の確認をしてみました。プリントに失敗した紙を流用しているので、いらない線がいっぱい入っていて見苦しい点はご容赦ください。

模型の基本的な構造は4両とも同じなので、斜めにプリントされてしまった15形グリーン車の車端部4.5cmを使って作ることにします。
この写真は窓とドアをすべて抜いたものです。ドアは切り抜く前に、フチドリとして各辺0.75mm大きいシール紙を貼り、その中を切り抜いています。ステンレスボディと同じ表現方法です。



内貼りを貼り合せてから、腰と幕板のカーブをつけてやりましたが、ご覧のように窓の下に内貼りのラインがくっきりと出てしまったので、やはり、貼り合せる前に曲げぐせはつけておいたほうが無難のようです。
ちなみ内貼りはドアとスカートまで一緒になった一枚ものですが、一ヶ所ズレると全てに伝播してしまうため、本番では1両分を3枚くらいに分割して貼り合わせようかと考えています。



両側板と妻板の各パーツが揃いました。右の側板の列車種別窓が抜けていないのは、細丸刀を折ってしまったからです。左側板を抜くときは、まだグラグラしながらも使えていたのですが、その後ポッキリと折れてしまいました。早々に買ってこないといけません。



3面を貼り合せます。妻板ともピッタリ合いました。



が、思わぬ落とし穴が。。
内貼りは妻板の厚さ(1mm)だけ引っ込めて貼るのですが、スカートまで一直線に切ってしまうとこうなりますorz



反対側はこの教訓を活かして、引っ込めるのは車体部分だけにしたので、スカートもちゃんと車端まで伸びました。



この車両は屋根と側板を1枚で作る、いわゆるペーパールーフ工法ではありませんが、実物同様、上屋根(空調)と下屋根に分けて作ることにしたので、下屋根に相当する天井板を載せます。
内貼りを側板の上辺から1mm下げて貼ってあるので、紙厚を差し引いた残りの0.5mm分だけこの写真のように出っ張ります。これがいわゆる「雨樋」になります。
なお、実車の下屋根は緩い傾斜がついていますが、模型ではその必要性はないため、まっ平らなただの板です。



「雨樋」の端につく、雨水やドレンの飛散防止用と思われる出っ張りも表現しています。



本当なら上屋根(空調カバー)も作って、雰囲気を確認しておくべきでしょうが、だいたい現在の設計でいけることがわかったので、モックアップで確認できたミスしやすいポイントや微修正箇所に注意しながら、本番の組み立てに移ろうと思います。


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無事竣工できますように・・・

2011-04-17 15:41:48 | 新幹線
こんにちは。

きのうの昼前にも最大震度5強の地震がありましたが、私はそのとき大宮のテッパクに居ました。ライブラリーの目録をあさっている時にガタガタと来て一瞬身構えましたが、何事もなく収まりました。「建物は耐震設計ですからご安心下さい」と職員の方の対応も冷静でしたが、こう地震が続くと精神的に辛いですね。

で、なぜまたこの時期にテッパクなんかうろついていたのかというと、展示されている21形に謹んで0系の起工報告と、工作の安全祈願(爆)をしに行ってきたという次第です。

(21形式2号車。これは去年撮ったものです)


ま、半分は冗談ですが、もう一度実物を眺めてテンションを高めておきたい、という気持ちはありました。あとは形式図に表れていない細部の採寸と、まだ着工しませんが100系に関する情報の収集といったところでしょうか。


21形の展示コーナーには、35形ビュフェ・普通合造車と16形1等車の模型も飾られています。今回35形は作りませんが16形は作るので、写真を撮っておきました。



こうして見ると、さすが世紀の大プロジェクト「新幹線」だけあって、他の大型車両模型と比べて力の入り方が違うのを感じます。サイズは違いますが、こんなに美しく作れたらどんなにいいことか(^^;
ちなみにわが模型では、この写真とは少し違って種別・行先が方向幕式になって、グリーンマークがついた晩年の姿で製作する予定です。ドアの縁取りが金色なのが何ともゴージャスですね。



形式図に寸法が出ていない部分は多いもの。この非常口もそのひとつです。採寸誤差があるかも知れませんが、高さ800mm×幅680mmで、車体下端からの離れは280mmといったところでした。形式図から採寸して作った型紙だと1~2mm大きいので、修正しておきます。



ドアエンジン点検蓋は縦205mm×横350mmで、ドアからの離れは285mmでした。こちらも写真判定で求めた寸法は幅が広すぎたので修正が必要です。



しかし、こんな誤差は大した問題じゃありません。スケールスピードでかっ飛ばしちゃえば見えませんし。。。
もっかの問題は、空調装置を収めた上屋根をどう表現するかなのです。ここを決めずに見切り発車してしまいました(^^;


とりわけ問題なのが、この換気ルーバーの表現でしょう。左右で形状が違っていて海側が縦形、山側がこの写真にある横形になっています。4両分となれば数も半端じゃないし、微妙なサイズ違いもたくさん混じっているので、もう一個一個鉄筆でスジ彫りできるようなシロモノじゃありません。



いや、一個一個丁寧にスジ彫り、という選択肢も考えないわけじゃないのですが、ここは恐れ多くも造形村さんの編成に同居させていただくということで、エッチングにトライしてみようかと思っています。
土台となるカマボコ形の上屋根をペーパーで作り、縦/横の縞をエッチングした洋白又は真鍮板で作ったルーバーを両肩に貼る。そして銀色に塗装後、薄く溶いた黒のエナメル又は水性塗料を流して墨入れする・・・
んー、構想だけはカンペキなんだけど(^^;


それから、腰まわりのこんなところにも難しいディティール表現があります。スカートの取り付けネジですね。配線を収容する棚の部分を避けて縦に1+2の3列が並んでいます。



光線の具合によって窪んでいるようにも出っ張っているようにも見えるこの部分は、実際にはこのように、六角レンチでネジを締め付ける構造になっていました。



シャープペンシルの先っぽとコンパスの針で試しに「押して」みましたが、うーん、やってやれなくはないんだけどー、って感じですね。とても何百箇所もやる気は起きません。ここもエッチング??



とまあ相変わらず難題山積ですが、試作を重ねながら、より簡単にそこそこ見栄えする方法を考えていきたいと思います。


一方の100系の資料調べについてですが、ライブラリーには詳細図面らしきものは見当たらず、残念ながら不発に終わりました。
その代わり、コレクションコーナーの片隅に試作編成(9000番代)の模型があったので、細部、特に空調まわりの写真を撮ってきました。



この模型のすごいところは、ボタンを押すと、こうやってダブルデッカーの内部構造が見られるところです。これは168形食堂車の様子。



100系の空調や屋根まわりについては、「グランドひかりの製作」で少し紹介したように、Nゲージの屋根を参考にして型紙を作ってみたのですが、こうやって大型模型でみると改めて構造やディティールがよくわかります。これも168形の車端部の様子です。



オーバーハング気味に取り付けられる高圧引き通し回路の碍子。



平屋根車の空調まわりの様子。ここが一番手ごわそうです。



前頭部の様子。これを作った時の設計図なり型紙があったら欲しい(^^;
ちなみに試作車はヘッドライトケースの傾きが強い「ツリ目」状で、量産車ではこの傾きが緩和されて少し優しい顔になりました。



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プリンタ復活♪

2011-04-16 03:48:56 | 新幹線
こんばんは。
というか、すでにオハようございますの時間ですね。

結局、プリンタはLAN接続に変えて動くようになりました。
プリントサーバなど使わずに、最初からこうしておけばよかった。。

さっそく、1.005倍に引き伸ばした原図を出力してみます。
苦肉の段ボール製給紙ガイドは思いのほか重宝し、みごと、紙はまっすぐに吸い込まれていくのでした。

最初の1枚は残念ながら左端のマージン不足で、15形の下端が切れてしまいましたが、所定の位置に線を引いてやればリカバー可能でしょう。



車体長を測ってみると、予定通りの282mmとなっていました。なお15形と16形は端数の関係で、他の2形式より0.5mm長くなっています。



続いて36形と27形も出力してみます。今度は左マージンに注意したので、きれいに収まりました。



こちらの車体長はスケールどおりの281.5mm。測ってみると、こちらもドンピシャでした。



いろいろ紆余曲折ありましたが、プリンタ出力ならではの美しい型紙が出来上がりました。いつものことですが、あとは「いかに正確に切り抜くか」の勝負。頑張りたいと思います。




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泣きっ面にハチ

2011-04-15 22:17:57 | 新幹線
こんばんは。

きのうのことになりますが、近所を一周して「ひとり花見」を楽しんできました。

公園の斜面を埋め尽くす桜の木々。そのボリュームに圧倒されます。



中学校を見下ろす高台に凛として立つ一本桜がありました。



川沿いの遊歩道は格好のお花見ルート。



模型以外でマクロ撮影したのは何年ぶりだか(^^;



というわけで春から初夏に向かうこの季節、いよいよ0系新幹線を作っていくことにします。
ラインナップは次の4形式で、造形村の4両基本セットの中間に挟み込む予定です。

■15形式
 博多寄りに1ヶ所のデッキをもつグリーン車。

■16形式
 15形とユニットを組むグリーン車でデッキは2ヶ所。パンタつき。模型ではMPギヤを搭載した動力車とする予定。

■36形式
 博多開業に伴って登場した全室食堂車。山側に通路があり側窓の位置が高い。パンタつき。


【写真は2枚とも「リニア・鉄道館」に展示中の36-84】

■形式27
 36形とユニットを組む、身障者対応の広幅ドアをもつ普通車。


まず形式図から1/87の模型図面を起こしますが、あまりデフォルメしたくないので0.25mm単位でスケールダウンしました。
その結果、手ケガキでは辛いのでプリンタ出力することにしたのですが、前にも書いたように、今のプリンタに代えてから出力誤差が大きくなってしまったので、その補正を考えなくてはいけません。

前回試した結果、約28cmの車体長に対し1.5mmくらいの誤差(短くなる)が発生することがわかっていたので、これをプリント段階で補正してやればいいのですが、プリンタドライバで指定できるのは98%、102%といったレベルで、もう2桁くらい小さくないと微小な誤差は補正できません。

そこで、原図段階で「伸ばしておく」方法をとることにしました。単純計算では誤差の倍率だけ引き伸ばしてやれば済むと思うのですが、いざプリントしてみるとなかなか合ってくれません。仕方がないので何種類かの倍率で伸ばしたものをプリントし、最適値を見つけることにしました。



結果として1.002倍で伸ばしておけばぴったり合うことがわかったので、実際に使うスノーマット紙(キハ120でも使った平滑性の高い0.5mm厚の上質紙)にプリントしたところ、手差し給紙の悲しさ、見事に曲がってプリントされてしまいました~
また、誤差倍率も普通紙とは微妙に違うこともわかりました。



心機一転、もう一度倍率を変えて図面を作り直し、紙が直角に給紙されるよう、段ボールで仮の給紙トレー(というか給紙ガイド?)を作ったのですが・・・



プリントで・き・な・いッ!


いや、給紙ガイドのせいではないんですね。何やかやと細工をしているうちに誤って机からプリンタを落としてしまったのです。そしたら、どうもUSBコネクタ部分をモロに床にぶつけたらしく「USBハブポートの電力サージ」なる見慣れないエラーが出て、プリンタを認識してくれなくなってしまいました。
まさに泣きっ面にハチ状態です。。。


電源は入るし印字ヘッドの機械的なダメージもなさそうなので、残る手としてLAN接続でプリントできないか試してみたいと思います。ああ、長い夜になりそう・・・

それでもダメなら明日入院でしょうか。
今さら0.25mm単位の手ケガキはしたくないですし。。。


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