アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日は、青森公立大学での集中講義、そして、本日は、青森市内で「勇気づけで人おこし」の1日ワークショップを行います。

さて、「人間アドラー」を巡ってのクイズに対する第3回目の解答です。

クイズの問題は、下記のとおりでした。


3.アドラーの最初の著作は、⒜『器官劣等性の研究』 ⒝『仕立業のための健康書』だった。


答えは、『仕立業のための健康書』です。


アドラーの最初の著書は、フロイトのサークルにいた1907年出版の『器官劣等性の研究』ではなく、1898年に出版された『仕立業のための健康書』です。

この本は、わずか31ページの小冊子で、アドラーはこの本の序文で、この本を「一定の職業における経済的状況と病気との関係、およびそこから生じる公衆衛生上の害を論じるつもりであること」等を述べています。

ただ、この本(そもそも「本」とは言えそうもない。薬局でくれるような小冊子のイメージ)を読んだ人はおそらくいないのではないかと思われます。その意味では、今日のアドラー心理学との関連では、アドラーの著作として無視してもかまわないと思います。


なお、『器官劣等性の研究』に関しては、かつて金剛出版から出ていた絶版の本を持っていますので、いつかアドラーの著作として紹介するつもりです。


(注)問題を見るには、5月22日の「アドラーを読もう(16)アドラー・クイズに答えよう①」(http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20080522)をご覧ください。

 

<青森公立大学キャンパスでの写真>



庭に咲く花



共感のセッションで行ったブラインド・ウォーク



コメント ( 2 ) | Trackback ( )