おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨晩(3月6日)はカミさんと一緒に杉並公会堂で日本フィルの
モーツァルトの交響曲第40番
ブラームスのピアの協奏曲第1番
を聴いてきました。
私は、モーツァルトの交響曲第40番の第1楽章が限りなく好きです。
カミさんは、ブラームスのピアの協奏曲第1番の横山幸雄のピアノ演奏にやたら感動してブログにこんなことを書いていました。
天才✨✨
アンコールには、これまた私の大好きなドヴォルザークの交響曲第8番の第3楽章を演奏してくれました。
指揮の大友直人の白髪と後姿が実にかっこよかった!
さて、『名人伝』(中島敦の短編)を用いたメタファー・シリーズの第2回目。
第1回目は 3月3日のブログ をご参照ください。
「『弓をとらない弓の名人』に達した紀昌」に注目して今後書いていきます。
*5分~10分くらいで読める短編ですので、全文を読んでみたい方は 青空文庫 で。
前半部分は、弓の事前訓練にこだわる紀昌です。
紀昌は、師匠から瞬きせざることを学べと命じれら機織台の下に潜り込んで瞬きをしない技を2年間で身につけ、視ることを学べと言われ虱(しらみ)を3年間視続け、虱が馬のような大きさに見えるようになるまで訓練します。
この段階は完全なこだわり(執着)の世界です。
私は「瞬きをしない技を身につけ」「虱が馬のような大きさに見える」ことに注目します。
事の渦中にあると、自分を休ませることをせず、問題が誇張される自己訓練をすることにつながります。
逆の言い方をすれば、「問題」だけにフォーカスし、問題でない部分が見えない状態になります。
書きたいことは、やまやまあるのですが、今日はこの辺にして次回から一気に書きまくります。
<お目休めコーナー>3月の花(7)
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