おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(12月8日)は、午前中にカウンセリングを行ってから13:30~18:30に八巻 秀先生(駒澤大学文学部心理学科教授)をお迎えし、フィンランドで生まれ、近年、日本で注目されている精神医療における治療介入の一手法である
オープンダイアローグ入門 対話実践をしていく人のためのワークショップ
を開催し、私も受講しました。
「オープンダイアローグの源流には、アドラー心理学の技法・理論・思想があるのではないか」との信念を抱いていらっしゃる八巻先生は、心理療法から家族療法に至る流れをフロイトから解き明かし、「関係性」を重視したアドラーから「社会構成主義」に基づく臨床実践のナラティヴ・アプローチの考えが広まり、その1つとしてオープンダイアローグが生まれた、とまるで推理小説を読ませるような展開で私たちに伝えてくれました。
見事なプレゼンぶり、ご指導法でした。
最後は、私がつい12月3日に学んだばかりの、ノルウェーの精神科医であるトム・アンデルセンによって提唱された家族療法の実践的手法である「リフレクティング・プロセス」がオープンダイアローグに採り入れられていることの展開に入り、私は、この学びの偶然に万歳したい気分になりました。
◆「リフレクティング・プロセス」については12月4日付けブログ 湯島でナラティヴのお勉強:これは使える! をご参照ください。
このところ学ぶことがますます楽しくなっている自分を発見しました。
なお、講座後は、八巻先生を交えた13人で「香港酒家」で懇親会を行いました。
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<お目休めコーナー>12月の花(7)