アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月9日)も八巻 秀先生(駒澤大学文学部心理学科教授)をお迎えし、

オープンダイアローグ入門 対話実践をしていく人のためのワークショップ

 を開催しておりました。

2日目は、リフレクティング・トークを使ったオープンダイアローグの演習が中心で、3人一組で演習する中で私自身にイメージの大進展がありました。

1度目は体の中で太陽(陽)と月(陰)が同居し、2度目は2つが融合し薄黄色に満たされ、やがて3度目に浜辺に打ち寄せる穏やかな波と境目がわからない海と空のイメージになりました。

また、聴き手の方の質問を受けているうちに、映像だけだったものに音声や風の様子、海の匂いまでが加わってきました。

不思議な体験でした。

午後は、疑似家族2組を設定し、それぞれの家族にオープンダイアローグを行うというものですが、そのプロセスでカウンセリング/セラピーに関して大きな気づきがありました。

講師の八巻先生は、オープンダイアローグとアドラー心理学を盛んに関連付けるのですが、そのことが腑に落ちた「超満足」のワークショップでした。
おそらく今までお招きした日本人講師によるワークショップで確実にベスト3に入ります。

特に私にはたくさんの気づきがあり、3つにまとめると次のようです。

(1)相手のニーズに合わないタイミングでの解釈や助言は、タテの関係をもたらし、相手の尊厳を損なう作用があること
(2)アドラー派がカップルや家族を対象としたマルチプル・カウンセリングの際に2人のカウンセラーがクライアントのことについて話すやり方に、そもそもリフレクティング・プロセスと同様の作用があること(クライアントが客観的に、ゆとりを持って自分についてのことを受け止められ、そのことで勇気づけ効果がもたらされること)
(3)私は、論理的思考力にかなり頼る傾向があるので、もっと「感じること」「味わうこと」を楽しむ必要があること(これは常々カミさんから言われていることでもあります)。

八巻先生、受講者仲間の方々、本当にありがとうございました。

他の受講者も私同様の満足感を味わえたと強く信じられるワークショプでした。

八巻先生には、5月にナラティヴ・セラピーのワークショプをお願いすることにしました。

◆2月16.17日(土・日)には、鈴木義也先生(東洋学園大学 人文学部人間科学科教授、臨床心理士)を迎えて解決志向ブリーフセラピーワークショップ を行います。

日 程:2019年2月16.17日(土・日)
時 間:土曜13:30~18:30 日曜10:00~17:00
講 師:鈴木義也氏(東洋学園大学 人文学部人間科学科教授、臨床心理士)
受講料:ヒューマン・ギルド会員37,800円(税込み)、一般41,040円(税込み) 
会 場:ヒューマン・ギルド研修室

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