アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う岩井俊憲です。

昨日(12月24日)は、朝起きるとジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長、ヒューマン・ギルド 最高顧問)からクリスマスのメッセージが届いていました。

ペルグリーノ博士からは毎年いただいていますが、博士はとても丁寧な方です。


昨日は、11:00~13:00にヒューマン・ギルドで
アドラー心理学ゼミナール (第139回)を行いました。

講師は 磯野 茂さん (ひまわりアスリートクラブ 代表、伴走家TM、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)

タイトルは 「対人関係をより良くするヒント! ~知的障害のある人たちとのスポーツ活動の中で~」

 会場には46名もの方がお越しで、今までのアドラー心理学ゼミナール  では最大規模で、ヒューマン・ギルドでは、普通の椅子では賄いきれず、オフィスの椅子まで持ち込みました。

展開は

はじめに はじめに
第1章 知的障害のある人たちにと って難しいこと
第2章 知的障害のある人たちへ関わり方
第3章 知的障害のある人たちの自律と社会参加へ向けて

で、

伴走家の役割を「ランニグを通じて、知的障害の ある人たちの自律と社会参加を応援します」とし、ただし、伴走の意味を

(1)知的障害のある人たちとランニグを伴に楽しみ、 伴に走る人
(2)知的障害のある人たち一ひとりに寄添い、 継続的にサポートする伴走型支援人

と説明されました。
※「伴走家」は磯野茂さんが固有に商標登録出願中だそうです。

「知的障害とは?」の説明の中で「私のあたりまえはあたりまえではない」とし、「相手の目で見 、相手の耳で聴き、相手の心で感じる」というアルフレット・アドラーの共感の定義を通奏低音のように何度も響かせ、磯野さんが関わった知的障害のある人たちの動画も交えながら完璧かつ感動的なプレゼンテーションを展開してくれました。



スペシャルオリンピックスについては、<スペシャルオリンピックス競技会精神>が次のようだと学ぶことができました。

「スペシャルオリンピックスで大切なものは、最も強いからだや目を見張らせるような力ではない。それは各個人のあらゆるハンディに負けない精神であるこの精神なくしては勝利のメダルは意味を失う。しかしその気持ちがあれば決して敗北ではない」(ユニス・ケネディ・シュライバー)

途中には、数度受講者相互間でのシェアリングもありました。

最後の頃には、ひまわりアスリートクラブのスローガンを

Happiness 誰かの役に立つ幸せ
Arigato ありがとう言ってもらえる喜び 
Challenge できるという勇気

で「人は一人ひとりユニーク」だとし、

「違い」をいかそう!
「違い」をつかおう!
「違い」をつなごう!

と結びました。

会場には、 アドラー・カウンセラー養成講座 の同期の人たちがプレゼントの品を用意してのご参加。


(左は 河野幸枝さん


(右は 森重茂人さん) 

質疑応答の際は、磯野さんが関わっているご家族、ご本人もお見えで、質問にお母様、お父様がお答えになるという、よりリアルに実感できた場面もありました。

私は、磯野さんが全職の一般社団法人 日本能率協会時代からの12年のお付き合いですが、磯野さんがミッションとパッションに満ちた、ぶれない方向を向いていらっしゃることが確認できました。

アドラー心理学ゼミナール を通じてヒューマン・ギルドは関わりのある人たちに恵まれていることを強く感じました。

磯野さん、本当にありがとうございました。

◆来年の1月と2月開催のアドラー心理学ゼミナール は、次のとおりです。
・第140回 
内容「アドラー心理学を学んで感じた、福祉の事」
講師:村上誠氏(元NPO法人理事長、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー、アドラー・カウンセラー)
日時:1月14日(月・祝) 11:00~13:00
※講師からの内容説明※
アドラ―心理学を学ばせて頂いてから、再び感じ直した福祉現場の経験について、私が、何を感じ、何を思ったか、をお伝えしたいと思います。

・第141回 
内容「共同体感覚と和のこころ」
講師:辻川牧子氏(和楽舎代表、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)
日時:2月11日(月・祝) 11:00~13:00
※講師からの内容説明※
「"働く"という文字には、"稼ぐ"と"傍(周りの人たち)を楽にする"二つの意味があり、稼ぎも大事だが"傍楽"が出来て初めて一人前になれる」と寺子屋では教えていました。
教科書には載っていない昔の日本人の暮らしぶりや心の在りようをご紹介しながら、アドラー心理学の中心思想である共同体感覚についてご一緒に考察してみたいと思います。

受講料は、両日とも2,160円(税込、資料付き)

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<お目休めコーナー>12月の花(22)



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