アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月15日) 13:30~16:30に公益財団法人 栃木県産業振興センター 主催の 経営トップセミナー

ビジネス心理学に学ぶ最良の組織づくり

のタイトルの研修を行いました。 

参加者は22名。

意欲的な受講者で、研修開始前に名刺交換が積極的に行われていました。

この日は、2月1日に発売のBig Interviews「ほめない、叱らない アドラー心理学式マネジメント」のDVDのことをお知らせしました。

 

このDVDは9月19日に 王 東順さん が撮影ディレクターとして、 アヴァンティ株式会社(ビジョネット事業部)代表取締役 山口俊晴さん がインタビュアーとして収録されたもので、『ビッグインタビューズ』」として2018年2月1日に Visionet(ビジョネット)にラインアップされるものです。


さて、昨日の産経新聞のiRONNAに坂爪真吾氏(『セックスと超高齢社会』NHK出版新書の著者)が「どうする? 老後のセックス」として冒頭次のことを書いていました。

高齢期には4つの「ムエン」があると言われている。
一つ目は、人間関係の貧困を意味する「無縁」。
二つ目は、社会的孤立を意味する「無援」。
三つ目は、経済的貧困を意味する「無円」。
そして四つ目は、性的貧困を意味する「無艶」だ。

これは、研修やカウンセリングのネタとして使えると思いました。

肝心なのは特に無艶についてにです。

性は生殖の手段であるだけでなく、他者とのコミュニケーションの手段でもある。
加齢によって社会との関わりを失い、離別や死別によって家族との関わりを失い、認知症や病気によって自分自身との関わりをも失ってしまった人たちにとって、性は外界と自分を結ぶ唯一の手段として最後に残された一本の命綱=「蜘蛛の糸」である。

大いに納得です。
特に「性は生殖の手段であるだけでなく、他者とのコミュニケーションの手段でもある」という記述は、私の『男と女のアドラー心理学』と同じ論調です。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

現役時代にどれだけ性的に満ち足りた暮らしを送っていた人でも、超高齢社会においては遅かれ早かれ、この「無艶」に直面する時が必ずやって来る。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2024年には人口の30%が65歳以上の高齢者になるとされている。全ての人が高齢期の「無艶」に直面せざるをえない時代の中で、私たちは「生殖なき後の性」をいかに生きればいいのだろうか。

高齢期の「無艶」について考えさせられる産経新聞のiRONNAでした。

<お目休めコーナー>12月の花(15) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は、13:30~16:30に 平日開催のカウンセリング演習、12人がご参加でした。

その前後に2人の教育分析。

私は確実に人を育てていることを実感しました。


さて、飛び飛びの3回で16年近く前の巻頭言から「人を育てる」をテーマに紹介する第3回目です。

過去の巻頭言から(8):人を育てる(3)(2002年3月号)

ある地域でご婦人方を対象とする講演会に講師として招かれました。
そこには、30歳台と思われる男性が5人ほど参加していました。

講演が一段落してから質疑応答の時間になりました。
数人の女性から質問があった後、主催者が「今日は男性もお越しなので、どなたからか、ご意見やご質問をお願いしましょう」と、一番若そうな男性を指名しました。

その男性は、2つほど質問・意見を出しました。
そのうちの一つが「講演を聴いていて結局のところ何がおっしゃりたかったかはっきりしませんでした。今日の講演のポイントを一つに絞るとしたらどんなところなんですか?」と私に質問しました。

「私は一つにまとめるということをやりたくありません。人それぞれに受け止め方があって、あなたから質問を受けて『これが言いたかったことです』と言ってしまったら、受け止める側が持ち帰りたいことに影響を与えてしまいます。どんな受け止め方をしてもいいのです。何を持ち帰るかは、聴く側にあって、私の側にありません。ですから、ここでまとめることはしたくありません」と答えました。

その男性は不服そうでしたが、私は信念を持って答えられたことに満足していました。

2月21日は、金沢市教育委員会から招かれ400人を対象に講演をした前後に、私の使命は「種蒔く人」だと確信しました。私の種を人はどう受け止めてくれるかわかりません。
しかし、私は種を蒔き続けたいのです。
どんな花になるかは分かりません。
人々に勇気を与えるものであれば、それこそが私の願うところです。

ところで、私の蒔いた種を実感する出来事が最近ありました。
私が、新宿区内の専門学校で非常勤講師をしていた当時学生だったMさんから2月の上旬にメールをいただきました。
とても嬉しく拝読し、Mさんの了解を得て文面をこのニュースレターに掲載させていただきます。
私の蒔いた種が10数年後このような形でフィードバックを受けるとは、意外でもありました。
また、種蒔く人の信念を強めることができました。

岩井俊憲様

突然のメールで申し訳ありません。
私は12年程前にN福祉教育専門学校にて、岩井先生の講義を受けさせて頂いたMSと申します。
確か講義内容は「人事教育論」という講義だったはずです(先生に「ヒューマン・ギルドで働かせてください!」と大胆な事を言った生徒を覚えていらっしゃるでしょうか)。

卒業後は、転職も経験しましたが、一貫して採用に係わる仕事をしており、現在も川崎市内にある中小企業で総務・採用担当として勤務しております。
…もう私も32歳になりました、笑。

先生の講義は、当時の私にはまさに自分の価値観が一変する程のインパクトがありました。
そしてその講義を受けた事が今の仕事をする上での礎になっています。
講義自体は半期という短い時間であったのに、これだけ自分の人生に影響する出会いになるなんて…。
この年齢になってこういう事をいうのは恥ずかしいのですが、私にとって人生の転機だったのかなと思います。

講義の最後の日、握手した事、そして先生が私に下さった封書の中に「講義が無事に終わったのは貴方のお陰です、ありがとう」と書いて下さった事、決して忘れる事の出来ない思い出です。

その後も幾度となく「先生にご連絡を…」と考えましたが、私も社会人になっていましたし、依頼する事がないのに連絡をしてもご迷惑になるだろうと控えていました。

会社でも各種研修をする機会が多いのですが、研修予算が安く、なかなか先生に講師依頼をする機会を得られず、現在に至っております。
その間、『先見経済』の「勇気づけのリーダーシップ」を上司から時折、冊子を譲って貰い、昔を懐かしみながら読んだりはしていましたが。

今回もネットにて研修関連の検索をしておりましたら、御社のHPに当たり、思わず懐かしさが込み上げ、ご迷惑も顧みず、メールを出させて頂いた次第です。

今年の新卒採用活動もいよいよ始まりました。
会社にとって、そして学生にとって、より良い採用・就職活動の手助けが出来るよう頑張っていくつもりです。

長々と申し訳ありませんでした。またお会い出来る日を楽しみにしております。

F株式会社 総務部 
MS


勇気の種が12年の年月を経て花として開いていることを確認できたエピソードでした。

<お目休めコーナー>12月の花(14) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ヒューマン・ギルドは、1,400人ほどの 会員 を擁するアドラー心理学の日本最大組織です、

ヒューマン・ギルドの 会員 に関するポリシーは

会員になっても金儲けにはつながりませんが、人儲け(自分自身の心と人脈が豊かになること)はできます。

です。

その人儲けの一環として、12月17日(日)の17:30~「香港酒家」で@3,000円で「忘年会」を開催します。

昨年は、45人の参加者で「忘年会ワークショップ」として開催しましたが、今年は規模を少々縮小して、お祭り気分を抑えて開催することにしました。

あと5名ほど枠がありますので、お仲間とお誘い合わせの上、info@hgld.co.jp にお申し込みください。

◆なお、昨年の「忘年会ワークショップ」は、次の記事でご覧ください。

2016年12月24日付けブログ アドラー心理学ゼミナール & 忘年会ワークショップ

このところヒューマン・ギルドの 会員 の活躍が顕著です。

一昨日は『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)の著者の 伊藤 かよこさん がみやざき中央新聞に掲載された記事(もともとは2016年6月18日にヒューマン・ギルドで行われたアドラー心理学ゼミナール【からだの声、聴こえる?】の講演要旨です)をお送りいただきました。

別のページには 西畑良俊さん の講演案内が掲載されていました。

人生を変える幸せの腰痛学校
―心をワクワクさせるとカラダの痛みは消える
伊藤 かよこ
プレジデント社

伊藤さんは、『人生を変える幸せの腰痛学校』の実践ワークブックとして作成された『長引く痛みへの対処法 自分でできるシンプルなこと』をたくさん同封してくれました。


昨日は、辻本 絹代さんから新著『アドラー心理学で 幸せ体質になるためのメソッド』(ギャラクシーブックス、1,280円+税)が届きました。

アドラー心理学で幸せ体質になるためのメソッド
辻本 絹代
ギャラクシーブックス

この本は、一般書店では手に入りませんがAmazonでは入手可能です。

今年を振り返ると、今年はヒューマン・ギルドの 会員 が今までとは比べようがないほどの執筆・出版活動をした年と言えるでしょう。

今年は、私が新たに出した本は2冊だけ(1冊はリニューアル本)ですが、ヒューマン・ギルドの会員の方々が続々と本を出されました。

ニュースレターで紹介した、あるいはこれから紹介の本を中心に拾い出してみると19冊にも及び、以下のようです(*はヒューマン・ギルドで取り扱っている本)。
  
『もしアドラーが上司だったら』(小倉広著、プレジデント社、1,200円+税)
『幸せ親子になれる0歳からのアドラー流怒らない子育て』(三宅美絵子著、岩井俊憲監修、秀和システム、1,300円+税) *
『ストレスと疲れがみるみる消える 1分間どこでもマインドフルネス』(奥田弘美著、日本能率協会マネジメントセンター、1,400円+税)*
『リーダーのための勇気づけマネジメント ー ビジネスに生かすアドラー心理学』(渡邉幸生著、セルバ出版、1,600円+税)
『アドラー流「自信」が生まれる本』(岩井俊憲著、王様文庫、600円+税)*
『図解 勇気の心理学 アドラー超入門』(永藤かおる著、岩井俊憲監修、ディスカバー・トゥエンティワン、926円+税)*
『ミレイ先生のアドラー流‘勇気づけ’保健指導』(上谷実礼著、メディカ出版、2,600円+税)*
『家族の教科書-子どもの人格は、家族がつくる』(熊野英一著、アルテ、1,800円+税)*
『アドラー臨床心理学入門 カウンセリング編』(山口麻美編著、アルテ、1,800円+税)*
『臨床アドラー心理学のすすめ』(深沢孝之、鈴木義也、八巻秀著、遠見書房、2,000円+税)*
『自己の可能性を拓く心理学―パラアスリートのライフストーリー』(内田若希 著、金子書房、2,300円+税)*
『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(小倉広著、ダイヤモンド社、1,600円+税)*
『男と女のアドラー心理学』(岩井俊憲著、青春出版社、1,400円+税)*
『「つい怒ってしまう」がなくなる子育てのアンガ―マネジメント』(戸田久実、青春出版社、1,400円+税)

『看護師のためのアドラー心理学』(岩井俊憲・長谷静香著、日本医療企画、1,500円+税)*
『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』(原田綾子著、日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)*
『アドラー心理学で家じゅうスッキリ! 片づける極意』(丸山郁美、マキノ出版ムック、750円+税)
『思春期・青年期支援のためのアドラー心理学入門』(深沢孝之編著、アルテ、1,800円+税)*
『アドラー心理学で幸せ体質になるためのメソッド』(辻本絹代著、ギャラクシーブックス、1,280円+税)

ヒューマン・ギルドでは、会員の書いた本をできるだけ多くの方々にお読みいただきたく1月15日まで10単位キャンペーンを実施中です。

<お目休めコーナー>12月の花(13) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月12日)は、吉報が次々と到来しました。

そのうちの3つだけに絞ってお伝えします。

1.『看護師のためのアドラー心理学』の重版決定

2.『男と女のアドラー心理学』の台湾版のオファー

3.風土文化社のお2人からのインタビュー

 

1.『看護師のためのアドラー心理学』の重版決定

もうすでに共著者の長谷 静香さんからの情報でご存じの方が多いと思いますが、『看護師のためのアドラー心理学』(日本医療企画、1,500円+税)の重版が決定しました。

看護師のためのアドラー心理学
人間関係を変える、心に勇気のひとしずく
(看護師のしごととくらしを豊かにする)
岩井 俊憲,長谷 静香
日本医療企画

編集者の江島 久さんによれば、重版の日は12月25日だそうで、まるでクリスマス・プレゼントのようです。

日本医療企画は下の写真のようにさまざまの媒体に宣伝をしてくれています。

 

また、長谷 静香さんは対談をこなしたり書店訪問をしたり、拡販に最大限の努力をしてくださっています。

2.『男と女のアドラー心理学』の台湾版のオファー

青春出版社の 石井 智秋さんから『男と女のアドラー心理学』(1,400円+税)の翻訳版についてのご連絡が入りました。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

「以前オファーをいただいた韓国版とは別に今度は、台湾の出版社からオファーをいただきました!」とのことでした。

『男と女のアドラー心理学』が日本だけでなくアジアのカップルに好影響を与えるのが楽しみです。

実は先々週、この本を読んだあるライターの方から

■企画概要
共働き世帯が家での時間を心地よく、有意義に過ごせる間取りについて考える企画。
巻頭で共働き夫婦300組に、「家」に求めることを調査。
リラックスしたい、一人になりたい、 家族とのコミュニケーションを図りたいなど、
アンケート結果から見えてくる共働き夫婦の考え方や行動の癖などライフスタイルの背景を探り、
理想を叶えるための間取り、空間について考える。

との趣旨で、ある有名な住宅雑誌から取材を受けていました。

3.風土文化社のお2人からのインタビュー

昨日(12月12日)の13:30には、風土文化社 の編集部の大迫 倫子さん(写真右)と田中 祥子さん(写真左、1歳児の母)が取材にお見えになりました。

 

ある学習雑誌に私によるアドラー心理学に基づく子ども教育論を7ページにわたって掲載するためのインタビューでした。

私は『親と子のアドラー心理学』(キノブックス、1,300円)をもとに1時間縦横に語りました。

親と子のアドラー心理学
岩井 俊憲
キノブックス

私はどうやら、インタビューが好きなようで、質問に触発されてさまざまな話ができるようです。

これも長年の間に培った知恵ですね。

<お目休めコーナー>12月の花(12) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月11日)は、久しぶりにヒューマン・ギルドに出勤しました。

1時間遅れ10:00の出勤でしたが、たっぷり仕事をしてきました。
もはやリハビリではありません。

15:00頃には、宇都宮の栃木県教育会館の大ホールで12月2日(土)13:00~16:00に行われた一般財団法人 栃木県連合教育会主催の「カウンセリング特別講座 2」

アドラー心理学と勇気づけ

のタイトルの研修に参加されていた教員のBさんからご質問のお電話をいただきました。

講座中に「ご質問やご相談がある方は、後日でも結構ですからヒューマン・ギルドにお電話をください」と言っていたからです。

ご質問の内容は不登校に関することだったので、このブログのSearch欄から「不登校に贈る応援歌」を検索していただくことをお勧めしました。

◆不登校児を支援するためにこのブログでは、「不登校に贈る応援歌」として10回連載しています。

2015年12月19日 不登校に贈る応援歌(1):踊り場が必要 
    12月22日 不登校に贈る応援歌(2):あの人も不登校だった!
         12月23日 不登校に贈る応援歌(3):私もプチ不登校だった!
         12月28日   不登校に贈る応援歌(4):そもそも不登校って?
 2016年1月 9日  不登校に贈る応援歌(5):苦しまずに学校に行かない選択
           1月14日 不登校に贈る応援歌(6):苦しまないでできること
           1月19日 不登校に贈る応援歌(7):不登校に言及した本の紹介
           1月30日 不登校に贈る応援歌(8):「学校に行きたくない」と言われたら・・・・
           2月 2日  不登校に贈る応援歌(9):役に立っていると考えられないか?
           2月11日 不登校に贈る応援歌(10):パートで社会性を養う

さて、飛び飛びの3回で16年近く前の巻頭言から「人を育てる」をテーマに紹介する第2回目です。
たまたま不登校のことを取り上げています。

過去の巻頭言から(7):人を育てる(2)(2002年2月号)

1月号のニュースレターの概要をごくごく簡単におさらいしますと、21世紀の教育観は、20世紀的な恐育、矯育、競育に代わる響育、共育、協育が必要であることを述べました。

今回は、共育、協育で人が育つ話をします。

私は、ヒューマン・ギルドを始める前、2年間ほど不登校(一部家庭内暴力、非行)の子どもたちを預かる民間施設で働いていました。
自宅にも不登校兼家庭内暴力のC君が同居していました(そのころ私は独身でした)。
はっきり言って、これらの子どもたちは家で家族とともに暮らすことを歓迎されない人たちでした。
数カ月間施設にいて子どもが生き生きしてきて、子どもはもう大丈夫だろうと指導者と親が判断して家に戻ったときなど、親が勉強不足のままだと、また問題を起こして施設に逆戻り、ということもしばしばありました。
そのため子どもを預かる条件として親のアドラー心理学の勉強を義務づけていたものでした。

ピーク時には20人ほどの子どもたちを収容していました。
新しい子どもが来ると、指導者は極力その子を放っておくことにしました。
家で散々いじくり回されて来たので、彼らは干渉されて当然という気持ちがあるのでしょうか、放っておかれると心配になってきます。
自分から働きかけて友達を作り始め、アルバイトに行きたくなる子もいました。

C君の場合もそうでした。
私がC君を置いて通勤するものですから、C君は家で何もすることがなく、テレビを見たり、新聞や本を読んだり、暇を持て余します。
毎日毎日暇なC君は、そのうち台所をピカピカに磨き、部屋の掃除をきっちりやってくれ、私が教えた料理を少しばかりやるようになりました。
私が帰ると、C君は私を捕まえてあれこれ話します。
私は、極力C君に耳を傾けますが、指示はしません。
「なるほど。あーそう」と返すだけでした。
C君は家計簿をつけるようにもなりました。
まるで主婦です。

C君は時々施設に行っては他の子どもたちとも楽しく遊び、そのうち自分の子どもで困っているお母さんに対して、

「おばさんちの子、俺とタメだぜ。俺、おばさんちに遊びに行って、友達になってもいいかな」

と言って、実際に訪問することも何度かありました。

これは私が常々言っていることですが、不登校の子が立ち直るシグナルは、実際に学校に行くことではなく、同じ境遇の子どもたちに関心を持ち、何かしら役に立とうと行動し始めることです。

数ヵ月後、C君は定時制高校に行きたいので、勉強を教えてください、と言い出しました。
岩手県の高校で2年の途中まで行っていたC君は、猛勉強の結果都立H高校の定時制3年生に編入し、傍らアドラー心理学のカウンセラー養成講座も修了し、A学院大学に進学するとともに私のマンションから自立して一人で暮らすことになりました。

私は、都合3年間C君と暮らしたわけですが、C君は私を育ててくれた貴重な少年だと思うし、C君が他者の役に立つことを学んで初めてC君が一段と成長したことを感慨深く思い出します。

人は育てよう育てようとしなくともC君のように育つこともあるし、育てるつもりが育てられていることもあるものだ、そして、人の役に立とうと行動し始めたときに人は育つ、と改めて思います。

今回は、共育と協育でC君が育ったお話でした。

<お目休めコーナー>12月の花(11) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月10日)は、半分リハビリ、半分仕事の1日でした。

今週中に行う研修の準備をするほか、日曜日にも関わらず入った研修依頼に返事したり、2月1日に発売のBig Interviews 「ほめない、叱らない アドラー心理学式マネジメント」のスクリプトのチェックをしていました。

 

このDVDは9月19日に 王 東順さん が撮影ディレクターとして、 アヴァンティ株式会社(ビジョネット事業部)代表取締役 山口俊晴さん がインタビュアーとして収録されたもので、『ビッグインタビューズ』」として2018年2月1日に Visionet(ビジョネット)にラインアップされるものです。


さて、この1月のおトクな社外講座2つのご紹介です。

1つは東京で@1,000円、もう1つは静岡県の富士市で無料、共に日曜日に開催します。

(1)東京開催:大和ハウス工業株式会社 充実ネクストライフコミュニティLABOセミナー

今日から使える!大人のアドラー心理学

日 時:1月21日(日)13:30~16:30(13:00受付開始)
 アイスブレイク
 アドラー心理学について
 体験ワーク
 まとめ
 15:30~交流会(小菓子付)

参加費:1,000円(当日、受付にて)
会 場:大和ハウス工業株式会社 東京本社23階 D-park
定 員:60名
対 象:50歳以上

申込方法:フリーコール 0120-293-101(受付時間:土日祝日を除く9:00~18:00)
     メール event@daiwahouse.jp
          大和ハウス工業株式会社ヒューマン・ケア事業推進部ネクストライフ事業推進室

(2)富士開催:7回富士リハ臨床研究会

特別講演 アドラー流勇気づけの心理学

日 時:平成30年1月28日(日)13:30~15:00
場 所:富士リハビリテーション専門学校(静岡県富士市伝法)4F講堂
講 師:岩井俊憲
参加費:無料
申し込み:①氏名②所属③希望する研修名を記入の上、以下のメールアドレスよりお申し込みください(平成29年12月22日締め切り)
Mail: fuji.dousoukai @fj.morishima.ac.jp
*定員は80名となっています。
特別講演は一般の方も参加可能となっています。ぜひ周りの方にもお声かけください!

◎両講演をお知り合いの方にもご紹介いただければ幸いです。

<お目休めコーナー>12月の花(10) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月9日)は、月曜日以降の激務に備えてリハビリに励んだ1日でした。

やはり5日間の入院疲れがあります。

ブックオフに古本を売りに行ったり、家族3人で新井薬師前駅近くの居酒屋にランチに出かけたりをして、午後は2時間ほど昼寝をしました。

お昼に家族で出かけた折は、透き通る青空の下で初冬の情緒を味わうことができました。


(タクロウ撮影)


(カミさん撮影)

 さて、今日から飛び飛びの3回で16年近く前の巻頭言から「人を育てる」をテーマに紹介します。

過去の巻頭言から(6):人を育てる(1)ー21世紀の教育ビジョン(2002年1月号)

2002年1~3月のニュースレターのテーマは「人を育てる」としたく存じます。

私自身は、先鞭を切る意味で『学校経営』(2001年6月号、第一法規出版)に投稿した内容にほんの一部を手直しして、21世紀の教育ビジョンを問うことにしたいと思います。
普段の「です、ます調」でなく、「である調」の部分は、手直しせずにおきますので、ご容赦下さい。

21世紀の教育ビジョン

20世紀的な教育と21世紀的な教育とでは、「きょういく」と読ませる意味内容が次表のように大きく移行しつつあることを念頭に置いておきたい。

 20世紀の教育    21世紀の教育    
恐育、矯育、競育   響育、共育、協育

これは私の受け止め方に過ぎないが、従来、学校教育の中に次のような信念があったように思えてならなかった。

その第一は、子どもたちは放っておくと悪いことをするので、徹底した管理が必要である。

第二は、具合の悪いところを見つけ、正すことが教育者の役割である。

第三は、社会が競争的であるから、子どもたちを早い時期から競争に慣らしておかねばならない。

私は、21世紀になって上記のような20世紀型の教育の信念を脱却して、新しいビジョンに移行しなければならないと、常々考えている。

まず、21世紀的な教育ビジョンを提案するにあたって、第一の信念の「恐育」についての移行から始めよう。

第一の信念は、性悪説に起源を発している。
子どもたちは放っておくと悪いことをするので、徹底した管理や統制が必要で、恐怖やそれに基づく罰が悪い行動が出ないように歯止めになる、と考えるのである。
恐怖によるモチベーションである。

心理学的な立場からすると、人は恐怖に出合ったとき、二つの典型的な反応をする。
「ファイト・オア・フライト」とよく言われるが、「戦うか逃げるか」である。

「戦う」ならまだよさそうだと思われるだろうが、確かに短期的には成果が上がる場合があるが、反面、プレッシャーに負けて土壇場で本領を発揮できないことがあるし、長期的にはストレスフルになり、完全に意欲をそがれてしまうこともある。

「逃げる」場合には、身の安全を第一に考えてしまうため、協力的になれそうもないし、集団に所属していたとしても実際は面従腹背になることが多い。

恐怖に基づく罰を考えてみると、①望ましくない行動をやめさせることができても、好ましい行動を動機づけることができない。②望ましくない行動と罰との間の一貫性がないため学習のチャンスにならない、③子どもを消極的・依存的にしてしまう、④罰を与える教師と罰を与えない教師とに対して顔色を見ながら器用に適応する子どもが育つ、などの弊害をぬぐい去れない。

こう書くと逆の見方をする人がいる「それでは、罰をやめて賞を与える教育をすればいいのか?」と。
ノー! 賞を与える教育は、第三の「競育」の一種で、子どもたちを競争に向けて動機づける方法でしかなく、罰と似たり寄ったりの副作用をもたらす。

21世紀の教育ビジョンは、賞罰を超えて目標なり意義、使命といったものに向けて本人が内発的に自らを動機づけるものでなければならない。
全体の中での位置づけが明確で、本人が目標をハッキリと認識し、自分の果たすべき役割について自分が納得したとき、人は意欲的・創造的になる。

第二の、具合の悪いところを見つけ、正すことが教育者の役割である、という「矯育」の信念からの移行を試みよう。

広い意味での指導者は教えるのが好きである。
さらには、できる人、得意な人が、できない人、不得意な人を見る視点に立つ。
すると、どうしてもできない部分、不得意な部分が気になって気になって仕方がない。
つい過剰に教えようとする。
矯正しようとする。
個性を無視してしまいがちになる。
「相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じる」という共感の視点がどうしても欠落してしまい、自分の立場から、高い視点から判断しがちになる。

立場を逆にして、指導される立場で受け止めよう。
彼らに十分な心の備えがあればまだしも、そうでない時は混乱するし、また、欠点や弱みを指摘されればされるほど、その部分が気になって仕方がなくなる。
萎縮するのだ。
その結果、本来持っていたはずの強みさえ十分に機能しなくなるのである。

いわゆる「ダメ出し」こそが教育の根本だと思っている人がいるとしたら、どうか今日限りその考えを放棄して欲しい。
人は、具合の悪い部分を指摘されればされるほど、その部分の出現頻度は高まるのである。
これは「強化」と言われる心理学上の法則である。
対案としては、これまた発想転換である。「ダメ出し」に代わる「ヨイ出し」、「悪いとこ探し」に代わる「良いとこ探し」をするのである。

こう言うと、一部の人から必ず反論が出る。
「『ヨイ出し』『良いとこ探し』をしようとしても良いところがちっとも見つかりません」と。
ウソである。
良いところがない人は一人もいないし、行動にしてもよいとこだらけのはずだ。
ただ当たり前に思っていることが多いし、良い行動にしても目立たないものだ。
学校に来るのも良いこと、静かに椅子に座っているのも良いこと、授業をおとなしく聴いているのも、みんな良いことだ。

これからは意識的に努力して「ヨイ出し」「良いとこ探し」をしよう。
そして「ダメ出し」「悪いとこ探し」は必要最小限にすること。
こうしたことを続けているうちに学校の雰囲気が結合的になり、「共育」の風土が生まれてくる。

最後に、社会が競争的であるから、子どもたちを早い時期から競争に慣らしておかねばならない、という「競育」の信念からの移行を試みよう。

誤解のないように私の立場をまず明らかにしておきたい。
私は、競争を頭から否定するのではない。
科学技術や経営などのさまざまな分野は、競争により限りない進歩を遂げている。

問題は、競争が人間関係にもたらされる場合である。
競争を刺激すればするほど、集団は協力的でなくなる。
自分の成果がまず第一優先順位で、他者は自分の立場を危うくする存在だ、という判断が働く。
競争によって一部の卓越した存在を生み出すことができるかもしれないが、沢山の敗者を生み出す。
バラツキが大きくなるのである、

競争について語り出すとキリがないので、「競争が本当に幸福をもたらしているのか?」「競争は人間に生得的なものか?」などに興味をお持ちの方には、アメリカのジャーナリストのアルフィ・コーンという人の書いた『競争社会をこえて ー ノー・コンテストの時代』(法政大学出版局)の一読をお勧めしたい。

競争社会をこえて―ノー・コンテストの時代
(叢書・ウニベルシタス)
Alfie Kohn,山本 啓,真水 康樹
法政大学出版局

もう一つ私の立場を明確にしておきたい。
運動会で駆けっこをする際に、遅い人は遅い人たちのグループで、早い人は早い人たちのグループにしたり、一部の人をショートカットしたり、「みんなで手をつないでゴールインしよう」というような学校があるが、こういったことを奨励しているわけではない。

特定のことだけ(勉強なら勉強だけ、運動なら運動だけ)に価値を与え、その価値を満たしたものだけが勝者になるメカニズムに異論があるのである。
多元的な価値を認め、生徒一人ひとりの得意分野が認められ、それぞれに居場所があり、得意な人が得意でない人に教えるような、相互啓発的な風土が望ましいのである。

アメリカのアドラー心理学の文献を読むと、次のような場面によく出くわすことがある。

・誰かがよい成績を取っていると教師は、「○○君は誰かその科目で困っている人のためにできることがないかな?」と他者への貢献を働きかける。

・クラス会議の際は、この一週間の迷惑をかけられたこと、困ったことよりも、この一週間のうちに誰かから助けられて良かったこと、目立たないけれども建設的な誰かの行動を発表することを教師が勧める。

・問題が起きた場合には、問題を可能性、チャレンジ目標と見なし、短期的に除去するのではなく、クラスの長期的な解決目標とし、みんなの協力のもとに克服しようとする雰囲気を作る。

このような教師の姿勢によって子どもたちは競争することよりも協力することの喜びを味わい、「競育」から「協育」へと移行する。

◆2018年のペルグリーノ博士を迎えてのワークショップは幕明けに「教育に生かすアドラー心理学」のタイトルで7月28日(土)、29日(日)に開催する予定です。
今から手帳にご記入のほど。

<お目休めコーナー>12月の花(9) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

12月4日(月)から8日(金)までの入院の病名は「腎動脈狭窄症」、そして処置は「腎動脈拡張術」。
右足の付け根からカテーテルを入れ、X線と造影剤を用いて、狭窄部を拡張し、狭窄が顕著な部分にステントと呼ばれる金属の筒を入れるものでした。

これを放置していたら、やがて腎不全を起こす可能性がありました。

局所麻酔しかしないので、意識は ― うとうとしている時を除いて ー はっきりしていました。

カテーテルは、8月の検査入院に体験済みとは言え、やはり不安はつきものでした。

私は、真言密教の真言(マントラ)をしきりに唱えました。

「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」

薬師如来の真言です。


私の5日間の入院中は、患者であることに徹しました。

それでも、仕事はスタッフが優秀なので、滞りなく進んでいたようです。

昨日の病院食はこれ。

退院後に院内のレストランでカミさんと一緒に食べたランチはこちら。

昼食後、タクシーで家に帰ってしばらく寝て、もうすっかり家の中の主人公。

返信しなければならないメール数件に返事をしました。

この土日の2日間は家でリハビリに務めます。

私は、その時、その場での主人公になれる強みがあります。

病院にいる時は患者として主人公、研修をしている時は講師として主人公、カウンセリングをしている時はカウンセラーとして主人公。

このことは、臨済宗の祖である臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の言行録である『臨済録』という書物の中に出てくる次の言葉に支えられています。

随処作主 立処皆真

「随処(ずいしょ)に主(しゅ)となれば、立つところ 皆(みな)、真(しん)なり」と読みます。

TPOのあらゆるところで自分らしくあることを戒める言葉です。

家に帰ってからの夕食は、ある方からお歳暮にいただいた満州餃子を食べながら、録画してあった「ドクター X」を観ました。

やはり退院祝いは餃子が一番。

夕食の主人公になりました。

<お目休めコーナー>12月の花(8) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

術後の経過がよく、今日(12月8日)のお昼近くには退院できそうになりました。

入院中は、カミさんが毎日来てくれ、6日の夕方には、会社の出先からタクロウが来てくれました。

ブログをGoogle翻訳で読まれたペルグリーノ博士、その他多くの方からフェイスブック、メールなどでお見舞いのお言葉を頂戴し、心から感謝申し上げます。

 山崎裕子さん からいただいた私の生まれ故郷の氏神様の今宮神社のお守りが精神的な支えになりました。

入院中の最大の苦痛だったはずのお〇ん〇んから管を入れる導尿は、臍下の一点に気を込めることをやってみたら、大した痛みではありませんでした。

8月の検査入院の時は、美人の先生にやってもらったのですが、思わず殴りたくなったほどでした。

病室は4人部屋で、最初は私ともう一人だけ。
この人は、私がスマホで小声で電話していたら、わざわざ忠告しに来ました。

3日目は、この人が退院して4人部屋を独占状態。

しかし、処置室から帰ってきたら、3人、そしてその夜は4人。

いびきの大合唱に耳栓をしていても悩まされました。

おまけに私の左側に位置する、元編集長と称する人の咳がひどく、「だいじょうぶですか?」と声をかけたくなるほどでした。

仕方なくCDポータブルプレイヤーでかなりの時間、音楽を聴いていました。

昨日は、経過を観察するだけの暇な状態でした。

教授回診もありましたが、私は、耳は教授の話に、目は同行者に向けていました。
6人ほどで来ていました。

その後、「学生の患者対応法にご協力いただけませんか?」と男子指導者と女子学生がやって来ました。

「これは面白い、楽しんでやろう」と思って、「実は私はカウンセラーです。学生さんがどんな対応をされるか、私の方からもフィードバックをさせていただきます」と語ると、医学部5年生の学生は、やや緊張気味に6つほど質問をしました。

私が「ご不満の点は?」の質問に対して、30時間も連続して点滴を受けることになったのに、そのことをあらかじめ正確に伝えてもらえていなかったことをあげると、その学生はにっこりと、「私が医師になったら気をつけたいと思います」と可愛い顔をして言いました。

私は、教官に「この人はなかなかの人です。専門家の立場からもお墨付きを与えます。ただし、閉じた質問(クローズド・クエスチョン)が多かったかな」と伝えると、「確かにもう少しオープンな方がいいかもしれませんね」と答えました。

私は、興味本位で「どうしてこういうことをするのですか?」と尋ねると、「学生の中には満足に患者に向き合えない人がいるのです」と教えてくれました。

確かに医学部の学生にコミュニケ―ション・スキルを教えなければなりません。
時々、変な医者に出会うことがありますもの。

昨日は、カミさんと喫茶も楽しみに行く途中、5月の入院時にお世話になったHさんにもお目にかかれました。

なお、Hさんのことは、5月の入院に関連して次のように書いています。

◆2017年5月26日付けブログ 入院時に観察したこと(3):ナース編 ― Hさんのスキンシップ

こんなふうに入院時もそれなりに楽しんだ私です。

<お目休めコーナー>12月の花(7) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

12月4日(月)に某医大附属病院に入院して4日目になりました。
 
昨日の8:00から点滴が16時間も続くことになりそうです。
 
昨日は、2回(5月と8月)の検査入院の結果に結果に基づいて判明した私の高血圧の根本原因に対処すべくカテーテルを入れて、左の腎臓に至る動脈を広げるためステントを入れました。
 
この結果がどう出るかは、予断を許しませんが、今のところ比較的順調です。
 
ただ、入院中に時間の経過を知らせる表現に患者として「どうかな?」という部分がありました。
 
全員ではないのですが、看護師さんによると、「もうすぐ」「間もなく」「長い時間がかかります」という言葉に、患者である私との間にギャップが生まれます。
 
「もうすぐ先生がいらっしゃいます」と言われ、5分か10分後だと思ったら30分後だったり、「間もなく・・・・が始まります」が1時間後だったりしました。
 
一番困ったのは、点滴に関して、「これが最後になります。ただ、時間が長くかかります」と言われて始まった点滴が実は15時間もかかる点滴だったりすると、私の次の行動が大きく制約されてしまいます。
 
私の点滴の概念は長いもので3時間。
それが長くかかるとして、5時間くらいに思っていて、点滴の目盛りがいつまで経っても変わらないので、思わずナースコールをして、「この目盛り、いつまで経っても変わらないのですが・・・・」と伝えたら初めて15時間もかかる微量注入の点滴であることが判明しました。
 
私は、昨日の8時から30時間近く(トイレや洗顔などの一部を除く)ベッド、あるいは処置台上の人間となり、多動の私にとっても拷問に等しい扱いになります。
 
拷問の時間が終わったら、病院内の私の探検/観察を始めます。


さて、入院中に早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校のご担当の方から私がこの夏に続いて担当する冬季コースがオープンになったことのお知らせが入りました。
 

 
◆早稲田大学オープンカレッジ 八丁堀校
「より豊かなライフスタイルで生きる:アドラー心理学の実践 」
 講師:岩井 俊憲
 日程:1月18日、2月1日、2月8日、2月22日、3月1日、3月8日(全6回・木曜日)
 時間:10:30~12:00
 料金:会員価格 ¥17,496、ビジター価格 ¥20,120

講座内容
 アドラー心理学の実践法として「ライフスタイル」と「共同体感覚」を2つの柱として学びます。自身の性格に相当するライフスタイルの概念を知り、それを共同体の中で生きる上でどう活用していったらいいかが習得できます。

 01/18 ライフスタイルを理解するためのアドラー心理学(アドラー心理学の概要を学びます)。
 02/01 ライフスタイルの概念 ― ライフタスクとの関連で(ライフタスクに直面したとき、ライフスタイルでどう対処するかをもとに、それぞれの概念について)。
 02/08 ライフスタイルの類型(ライフスタイルのさまざまな類型を知ります)。
 02/22 ライフスタイルの発達(ライフスタイルがどう発達するかを学びます)。
 03/01 私たちが生きる共同体(「共同体感覚」とは何かをもとに私たちが生きる共同体について問い直します)。
 03/08 共同体の中での建設的な生き方(共同体の中でのライフスタイルを使ってどう建設的な生き方をするかを探ります)。
 
■お申込みは:https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/41684/
 早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校
 〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア3F
 TEL:03-5117-2073 FAX:03-5117-2074

ありがたいことに、一般へのオープン前に夏季コースに参加された方を中心にすでに8人の方のお申し込みがあるとのことでした。

<お目休めコーナー>12月の花(6) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

本日、12月6日(水)は6:00の点滴から始まり、その後のカテーテルを入れた処置のため9:00~16:00ごろまで半日以上寝たきりの予定。

30年来の高血圧の根本原因にを処置するわけですが、多動の私としては一番つらいところです。

24時間血圧計を体に装着しながら前日は、21:00には眠ってしまったため、早くから目が覚めています。

昨朝は病室から残月が目立ちました。


(12月5日撮影)


(12月5日カミさんが撮影)


ところで、入院中の病室に『生きるために大切なこと』(A.アドラー著、桜田 直美訳、方丈社、1,400円+税)を持ち込んで読み終えました。

生きるために大切なこと
Alfred Adler,桜田 直美
方丈社

この本は、A.アドラーの”The Scienc of Living”の訳本で、アルテからは岸見一郎さんの訳で『個人心理学講義』(1,800+税)として出ています。

結論からすれば、『個人心理学講義』よりずっと平易で、まだ読んでいないとしたら『生きるために大切なこと』の方をお勧めします。

アドラー自身が書いた本としては、今日のアドラー心理学の源流を学ぶ上で一番体系的な本だと言ってもいいでしょう。

私自身もマーカーで一杯になり、今後の講座を展開する上でずいぶん使える部分があります。

私が以前から岸見さんの訳で「どうかな?」と思っていたアドラーの原文("Understanding Life"または”The Scienc of Living”)の

Only people who are courageous, self-confident, and at home in the world can benefit from both the problems and the advantages of life. They are never afraid.

の"be at home in the world"がどう訳されているかに関心がありました。

岸見訳では、次のとおりです。

勇気があり、自信があり、リラックスしている人だけが、人生の有利な側面からだけでなく、困難からも益を受けることができる。
このような人は、決して恐れたりしない。

勇気、自信に続いてリラックスでは、確かに”be at home”にリラックスのニュアンスもありますが、文脈の点からどうかと思っていました。

『生きるために大切なこと』で訳者の桜田 直美さんは、こう訳しています。

勇気があり、自信があり、世界に自分の居場所がある人だけが、人生のいいことと悪いことの両方を生かすことができる。
彼らは決して恐れない。

その他の面でも、アドラーの伝えたいことをこの本で簡潔に読み取ることができる本になっています。

目次は、次のとおりです。

1章 生きることの科学
2章 劣等コンプレックスとはなにか
3章 優越コンプレックスとはなにか
4章 ライフスタイル
5章 幼少期の記憶からわかること
6章 態度と体の動きからわかること
7章 夢とその解釈
8章 問題を抱えた子供と教育
9章 社会に適応するということ
10章 共同体感覚、コモンセンス、劣等コンプレックス
11章 恋愛と結婚
12章 性とセックスの問題
13章 結論
解説 アドラーとその仕事について

ただ、「これはどうかな?」という部分もあります。

「アドラー心理学に造詣が深い」とされる作家・ジャーナリストのフィリップ・メレの「解説 アドラーとその仕事について」 がありますが、ライフタスクとライフスタイルを間違えたり ー 初心者でもわかる間違いです。この点は出版社の編集ご担当の方にお電話して指摘しました ー していて、この解説部分は読み飛ばすことをお勧めします。

他に誤植のいくつかも見つけてしまいました。
嫌味な読者ですね。

<お目休めコーナー>12月の花(5) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月4日)の13:00に長年の高血圧の根本治療のためにカミさんに付き添ってもらって入院しました。
土日に宇都宮で研修を行っていたのがウソみたいです。
ここに最低5日間ほど滞在するのでしょうか。

8月の入院時のように個室ではありませんが、パソコンが使える環境にあります。


さて、宇都宮でたっぷりふるさと感覚を味わってきたので、ふるさとにまつわる過去の巻頭言を探してみました。

19年前に、タクロウが小学生3年生の時に書いた文章が出てきましたので、紹介します。

地域共同体を捉え直すヒントとしていただければ幸いです。

過去の巻頭言から(5):子どものふるさと(1998年11月号)

どんな親にもその人なりのふるさとがあるように、どんな子どもにもその子なりのふるさとがあります。
我が子タクロウのふるさとは、新宿区の原町でした。
 
タクロウが6歳まで過ごしたのは、隣に神社があるマンションの1階(庭付き)です。

新宿区といっても、原町が属する牛込地区は、坂や緑や公園が多い地域で、小鳥の鳴き声もよく聞こえ、ここが都会なのか、と思わせる風情がありました。
 
神社はタクロウにとっては庭のようなもので、いつも大きな声で遊んでいたものです。 

彼が6歳になるやいなや今の中野区の上高田の一戸建ての家に引っ越しました。
引っ越しの数日前まではやたら元気だったのに、引っ越し準備の段ボールが高く積み上げられると、孝憲は急に高熱を発しました。
新しい家に移る喜びもある反面、彼の愛着のある場所から離れるのも辛かったのかもしれません。
 
転居後1ヶ月半ほど従来の幼稚園に電車通園した後、タクロウは近所の小学校に入学しました。
数日後には新しい仲間を家に引き連れてきて、我が家はいつの間にか子どもたちのたまり場になってしまい、時には友だちと一緒に近所の遊び場を探索するのもしばしばでした。

私の自宅は、JRと都営地下鉄の東中野駅、営団地下鉄の落合駅、西武新宿線の新井薬師前駅全てを利用できる、比較的閑静な住宅街で、子供が遊ぶ場所としては不自由しません。

歩いて5分ほどのところには「たき火」の詩のイメージとなった旧家が当時のままに残されています。

 かきねの かきねの まがりかど
 たきびだ たきびだ おちばたき
 「あたろうか」「あたろうよ」
 きたかぜ ぴいぷう ふいている

この詩は、北原白秋に師事した巽聖歌(本名 野村七蔵)の作品で、巽は、昭和5.6年頃から13年ほど今の上高田4丁目に借家住まいし、ケヤキの大木が生え、垣根続きの、武蔵野の面影を残すこの地を愛して「たき火」の歌を作ったそうです。

話を戻すと、小学3年生になってタクロウの行動半径はますます広がりを見せています。
新井薬師にも友だちとよく出かけます。
タクロウも参画して作っている、多種の虫や鳥が生息するちびっ子広場もお気に入りの遊び場です。
新宿区原町のマンションでの生活は、彼の想い出に宿るだけ、今ではすっかり中野区の生活に浸りきっています。

家族が生活する場所、それはとりもなおさず、やがて子どものふるさとになる場所です。
その場所とそこで出会う人とが、つながりの心を育むのは間違いなさそうです。
そして、いつの日か懐かしさを伴って振り返る日が訪れるに違いありません。
大人が懐かしくふるさとを振り返るように。

◆ヒューマン・ギルドは、学び合う人たちから「実家」と呼ばれています。
アドラー心理学を通じてふるさと感覚が生まれる学び舎です。
ヒューマン・ギルドでのさまざまな学べる講座は こちら をご覧ください。

<お目休めコーナー>12月の花(4)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月3日)は、宇都宮駅近くのリッチモンドホテルで目覚め、和風レストランに行くと、バイキングスタイルのメニューに餃子がありました。

私は、焼き餃子、揚げ餃子、水餃子を2個ずついただきました。

10:00~17:00は 宇都宮グランドホテルの桜の間でにアドラー心理学ベーシック・コース の3日目を行っていました。

宇都宮グランドホテル は、皇室をはじめとする国内外の貴賓客をお迎えする「宇都宮の迎賓館」と称される名門ホテルで、よく調べたら私は今までに3度結婚披露宴のためにこのホテルに来たことがあります。


(庭からの写真)

1度目は1974年10月、私自身の1回目の結婚式で、2回目は1995年頃、長兄の長男の、3回目は2009年11月に従兄弟の長男の結婚式でした。

この日本式庭園は有名です。

紅葉の時期で、私は研修開始前に散歩をしてきました。

キリスト教の結婚式のチャペル。

椿の花もきれいでした。

こんな木もありました。

21人の受講者を対象とする3日目の講座では、よい人間関係、勇気づけの演習、共同体感覚が柱でした。

私はふるさとの栃木県ならではの話も加えました。

15:00ごろの休憩時に栃木県内に住む 山崎裕子さん が差し入れを持ってお越しになりました。

山崎さんは、この10月に アドラー・カウンセラー養成講座 を修了された歯学博士(自治医科大学の研究者)です。

私には、私の1歳児のお宮参りと七五三の時にお世話になった鹿沼市の今宮神社の病気平癒のお守りをわざわざお届けくださったのです。

私は、このお守りを肌身離さず今日からの入院に臨みます。

山崎さん、ありがとうございました。

そのようなことで、今日からの1週間は、ブログは休み休みになることをご承知おきください。

アドラー心理学ベーシック・コース は各地で開催されます。

名古屋開催 土日 12/9.10.23.24
大阪開催 土日  2018年4/7.8.21.22
東京開催  土日   2018年2/10.11.24.25

<お目休めコーナー>12月の花(3)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私は、この冬もさまざまな外部での研修を行います。

その幕開けの第1弾が宇都宮の栃木県教育会館の大ホールで13:00~16:00に行われた一般財団法人 栃木県連合教育会 主催の「カウンセリング特別講座 2」研修。

アドラー心理学と勇気づけ

のタイトルでした。

200人を超える受講者が押しかけたため、駐車スペースが足りなくなり外部の駐車場も借りることになり、会場に遅れる人が続出。

10分遅れで栃木県カウンセリング協会理事長の丸山 隆先生の冒頭のご挨拶と私の紹介で始まりました。

私は、いつものように知らない人と2人一組で、討議・演習を交えながら進めました。

研修終了間際に会場で2人ほど質問を受けましたが、受けきれない人を講師控え室の外で対応したら、6人ほどの人が並んでいて、質問を受けたり、写真を撮ったり、ご持参の本にサインをしたりしました。

一般財団法人 栃木県連合教育会常務理事(教育相談担当)の柴 一彌先生には、事前のご連絡から当日のご対応までお世話になりました。

ところで、このイベントに関連して感動したことがあります。

23年前に私のカウンセリングを受けたT Nさんが柴先生を通じてお手紙をくださいました。

現在は、那須町の小・中学校で心の教育相談の仕事に従事されているとのことで、私のカウンセリングを受けたことが人生のターニングポイントになった旨が書かれていました。

T Nさんは、会場にもお越しいただき、講師控え室でお話ししました。

カウンセラー冥利に尽きる体験でした。


今年は栃木県とはご縁があり、第2弾として12月15日(金) 13:30~16:30に公益財団法人 栃木県産業振興センター 主催の 経営トップセミナー

ビジネス心理学に学ぶ最良の組織づくり

のタイトルの研修を行います。 

日 時:12月15日(金) 13:30~16:30
会 場:とちぎ産業交流センター2階 第2・第3会議室 (宇都宮市ゆいの杜1-5-40)
受講料:一般 3,000円
【お申込み・お問合せ先】総務企画部 情報研修グループ
 TEL 028-670-2606  FAX 028-670-2616
 E-mail: kenshu@tochigi-iin.or.jp

<お目休めコーナー>12月の花(2)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

いよいよ今日から12月ですね。

11月最後の昨日は、カウンセリング/教育分析を3件行い、ある住宅雑誌の1時間半ほどの取材も受け、その他にも来客をこなし、自分でもよく仕事をしたな、という1日でした。


さて、向後 千春先生(早稲田大学教授)が2015年度夏に開かれた早稲田大学オープンカレッジ中野校での講座「アドラー心理学の理論と実践」と元として、それを拡張し、構成し直した本(「おわりに」より)の紹介です。

『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』(技術評論社、1,480円+税)

人生の迷いが消える
アドラー心理学のススメ
向後 千春
技術評論社

アドラー心理学を平易に書かれる向後先生の中でももっとも平易だと言っていいのがこの本でしょう。

【目次】
第1章 変わりたいのに変われない自分
第2章 イライラする自分を抑えられない
第3章 こんなに面倒をみているのに……
第4章 子育てに正解はあるのか
第5章 なぜ人間関係がうまくいかないのか
第6章 避けられない老いと病について

各章の終わりには「まとめ」と「Column」があり、章の内容がよりしっかりと記憶に留まるよう配慮され、その意味では、とても懇切丁寧な本です。

最優先目標をもとにしたライフスタイルの分類が診断シートで分析でき、性格理論のビッグファイブとも関連付けているのは、向後先生ならではの展開です。

私は年齢柄、第6章「避けられない老いと病について」が一番印象に残り、そのうちの最後の6の「生涯をかけて共同体感覚を育てる」は腑に落ちました。

◆今までに向後先生のアドラー心理学の本を次のとおり紹介しております。

2015年6月9日付け 本の紹介:『コミックでわかる アドラー心理学』
2017年2月10日付け アドラー心理学を心理学に取り戻す本:『アドラー心理学“実践”講義』
2017年2月14日付け 実践するアドラー心理学の本:『幸せな劣等感― アドラー心理学〈実践編〉』

私の一番のお勧めは、『幸せな劣等感― アドラー心理学〈実践編〉』です。

幸せな劣等感: アドラー心理学
〈実践編〉 (小学館新書)
向後 千春
小学館

<お目休めコーナー>12月の花(1)

 

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