おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
「よいお年を」と言うのが不自然でない時期がやってきました。
ヒューマン・ギルドでは、忘年会を行わないつもりでしたが、12月22日(土)に25人もの参加者を得て「アドラー派による夢のワーク」を開催するので、その晩に「特設忘年会」を開催することにしました。
◆「特設忘年会」の概要
日時:12月22日(土)17:30から
場所:香港酒家(電話:03-3260-0980)
会費:@3,000円
お知り合いの方が何人もいらっしゃるはずです。
当日は、ヒューマン・ギルドがお歳暮でいただいた獺祭(磨き 2割3分、一升瓶)をふるまいます。
参加希望の方は ―「夢のワーク」ご参加の方でも ― 必ず info@hgld.co.jp にメールをお願いしますね。
日本能率協会マネジメントセンター から私の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の中国版が6冊ほど届いていました。
韓国、台湾では私の翻訳書が何冊も出ていましたが、中国版は初めてです。
翻訳者の 黄 建明さん からは直接11月25日(日)にいただいておりました。
昨日(12月13日)、私が辞めた会社が発行していた40年史を読むきっかけがあり、その会社(当時は外資系企業)の大リストラのページを開きました。
そこには、当時の社内報での社長の巻頭言(原稿を書いたのは私)の写真が掲載されていて、その他にリストラを遂行するにあたって大きな貢献役として私の名前が出ていました。
その見開き部分のタイトルは「去るも地獄、残るも地獄」でした。
私がいた会社が、親会社の1つのGEの当時の会長のジャック・ウエルチの方針によって日本からの撤退対象になってしまったのです。
この会社はやがて完全なトヨタ・グループになり、今ではデンソー系の会社として生き残っています。
さて、その前の業績に陰りが見られていた時期のことです。
私は、総合企画室(社長が総合企画室長兼務、常務が副室長)の課長として役員、部長クラスが参加する会議に事務局として出席していました。
その当時は、私は人事課長も兼務していて、教育もまた私の主幹業務でした。
会社のトップクラスの教育こそ必要だとして、一部の役員にも根回しして推進案を提案したのですが、最大の抵抗勢力が私の上司である社長と常務になってしまい、議論が割れました。
日程が取れないとか、人数に制約があるとか、否定的な意見が飛び交うので、私は金、土、日の3日間の宿泊研修とし、一部ディーラーの社長もお誘いするかたちを提案し、「それでも、うまくいかなかったらどうする?」という否定的な見解が出たときに、提案者の私はこう口走りました。
「この会社の変革のためにも必要な研修です。もし、研修にご満足いただけないならば、私が個人的に一切の費用を負担します」
気迫を持って言い切りました。
根拠はありませんでしたが、信念だけはありました。
私は、人事課長兼務を2年で終えましたが、その後は総合企画室課長 兼 TQC推進担当課長として、やがて到来したリストラの推進役として経営者を叱咤し、「去るも地獄、残るも地獄」の事態を迎え、去るほうの地獄の道を選び、現在は天国に近い住み家にいることができているのです。
平素は、あまり勇気がないかもしれませんが、ここ一番の時には勇気を発揮できる強みは備わっています。
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