『高松宮様はその政府のやりようにお憤りであり、皇族は皆行くがよいと仰せられたとうけたまわる』
徳川慶喜の孫として生まれ、武家と宮家の狭間で成長した著者が、自らの日記をもとに回想した徳川慶喜家の日常。お正月とか墓参り、御授爵記念日といった毎年恒例の行事から、夫となった榊原中尉が昭和天皇に実際の燃料備蓄量や生産計画について漏らしたため「東条の憲兵」に狙われた話や東京空襲で家族を失った話など。
子どもであり、女性であり、妻であったから、時局についての詳しい話は多くなく、あくまで日常の話題が中心ではあるけれど、逆にそういう視点での記録は残りにくいので貴重なお話しだと思います。
【徳川慶喜家の子ども部屋】【榊原喜佐子】【第六天】【李王】【大空襲】
徳川慶喜の孫として生まれ、武家と宮家の狭間で成長した著者が、自らの日記をもとに回想した徳川慶喜家の日常。お正月とか墓参り、御授爵記念日といった毎年恒例の行事から、夫となった榊原中尉が昭和天皇に実際の燃料備蓄量や生産計画について漏らしたため「東条の憲兵」に狙われた話や東京空襲で家族を失った話など。
子どもであり、女性であり、妻であったから、時局についての詳しい話は多くなく、あくまで日常の話題が中心ではあるけれど、逆にそういう視点での記録は残りにくいので貴重なお話しだと思います。
【徳川慶喜家の子ども部屋】【榊原喜佐子】【第六天】【李王】【大空襲】