第45回の南極観測隊には朝日新聞社が女性記者を派遣し、インターネットを通じての現地報告などが話題となりましたが、そもそも朝日新聞社は第1次南極観測隊から既に同行取材の記者を派遣しておりました。
1952年に国際学術連合会議が国際地球観測年を提唱し「国際協力で地球を観測しようぜ!」と呼びかけ、日本もそれに応えたもののまだ敗戦直後。南極観測までは手が出す余力がないと渋っていたのを、朝日新聞社のキャンペーンが後押ししたという縁があってのことです。
その1956年の第1次南極地域観測隊において往復の観測船<宗谷>の船上で発行されたガリ版刷りの日刊新聞を縮刷したもので、上中下の3巻セットです。
船内でおこなわれた行事や売店や理容店の開店情報、気象状況・緯度経度から赤道祭、途中で購入した物品等についても記されていて、航海中の様子を知るのに最適の書です。
一時期、航海をテーマにした同人PBMを主催していまして、その参考に何か航海の様子がわかる本がないかと訊いて回っていましたら、スギヤくんが「これがいいですよ」といって貸してくれたもの。困ったときに何かを訊くと、すぐに答えてくれる人が周囲にいるのはありがたいことです。
【南極新聞】【朝比奈菊雄】【赤道祭】
1952年に国際学術連合会議が国際地球観測年を提唱し「国際協力で地球を観測しようぜ!」と呼びかけ、日本もそれに応えたもののまだ敗戦直後。南極観測までは手が出す余力がないと渋っていたのを、朝日新聞社のキャンペーンが後押ししたという縁があってのことです。
その1956年の第1次南極地域観測隊において往復の観測船<宗谷>の船上で発行されたガリ版刷りの日刊新聞を縮刷したもので、上中下の3巻セットです。
船内でおこなわれた行事や売店や理容店の開店情報、気象状況・緯度経度から赤道祭、途中で購入した物品等についても記されていて、航海中の様子を知るのに最適の書です。
一時期、航海をテーマにした同人PBMを主催していまして、その参考に何か航海の様子がわかる本がないかと訊いて回っていましたら、スギヤくんが「これがいいですよ」といって貸してくれたもの。困ったときに何かを訊くと、すぐに答えてくれる人が周囲にいるのはありがたいことです。
【南極新聞】【朝比奈菊雄】【赤道祭】