
内容的には、戦隊物のパロディに、『究極超人あ~る』と同じ系譜につらなりそうなダメ文化系部活話を図書館でやろうというもの。話的にはもうひとひねり欲しいとは思ったけれど、巨大図書館話はおさえておかねばならないだろう。たよりにならない小人さんが出てくる話としても。
1998年夏にコバルト文庫から出たシリーズで、その年の冬に2巻が出て終わったままのシリーズでした。どマイナーな話だと思っていたのだけれど、2007年のワールドコンにて、日本SF図書館員協会による推薦図書に決定したってことは読んでいて、覚えていた人間がけっこういたってことですよね。『図書館戦争』と並ぶくらい……。
【図書館戦隊ビブリオン】【小松由加子】【たつねこ】【アレキサンダリア図書館】