付け焼き刃の覚え書き

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「空軍大戦略」 リチャード・コリヤー

2010-09-29 | 戦記・戦史・軍事
「なあに戦争ってもなあ、探して歩きゃどっかで1つや2つは出くわすものさ」
 第609スピットファイア戦闘機中隊、ユージン・“レッド”・トビン少尉のの言葉。

 1940年夏、破竹の勢いでヨーロッパを席巻するナチスドイツは、ついにイギリス侵攻を決意する。そのシーライオン(海の獅子)作戦の前段階としてドイツは英国に激しい爆撃を開始した。
 ドイツ空軍2500機に対し、英国戦闘部隊はわずか600機。勝敗は明らかかと思われたが……。

 レーダー網が英国を勝利を導いた6週間の激戦!……と言い切れないのは、バトル・オブ・ブリテン(英国上空の戦い)をテーマにしたゲームを1度でもプレイした人間なら分かると思うけれど、直前に敵がどこからどれだけ来るかと分かっていても、600機の戦力をやりくりするのは並大抵の苦労じゃありません。パイロットだって休む暇なく戦い続けていれば、死傷しなくてもストレスはたいへんなものです。

「もうほかに予備機は残っとらんのかね」
「1機もございません」

 11集団司令部でチャーチルの質問に応えるパーク少将。

 まだ英軍機は撃墜されても不時着するのが地元なので、復帰が容易というとこがポイントですね。ドーバー海峡に落ちても敵味方関係なく救助用の船舶がゆらゆらしていたらしいですけれど。

【空軍大戦略】【英国の戦い】【リチャード・コリヤー】【鷲の日】【気まま狩】【ハムエッグ】【海の獅子作戦】【バトル・オブ・ブリテン】【ポーランド】
コメント
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