『人生のたいがいのことは、度胸と根性で乗りこえられる。いちばんには、なれないかもしれないが……』新井梓は生徒会の副会長だが、見た目でも成績でも運動でも生徒会長の姫白雪に勝てない。それどころか、イケメンの会長と比較され、万年二位と揶揄される日々。
ところが、そんな梓が姫から「前からずっと好きでした!」と告白されてしまい……。
イケメン男子のはずのライバルが突如として押しかけ彼女になってしまい、謎の美少女と同居するはめに陥る話。
それだけで話をつくれば良いのに、凶悪な幼女とか幼なじみの双子のみならず、魔法のステッキだの闇の日本史とか盛り込んでしまい、主人公以外の登場人物が「実は……」という伏線を抱え込んでいるものだから消化不良の感がぬぐえず。もう少し、じっくりイケメン会長のかわいさを描いて欲しかったな。人間関係も狭い範囲で完結しすぎ。
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