
「文化を加味せずして、どうして浪漫を語れよう!!」
絹製旧スク水は正義。
人類種(イマニティ)の王となった無敗のゲーマー兄妹・空と白のもとに訪れたのは、吸血種(ダンピール)の使者プラム。
ゲーム以外の紛争解決手段が神に禁止され、また意に反して他人に危害を加えることもできないことから吸血種は滅亡の危機に瀕していた。唯一、利害が一致する海棲種(セーレーン)と共生しようと試みたのだが、海棲種のバカさ加減は想像を超えていて、結局2種族そろって滅亡寸前だというのだ。
事態を打開する鍵は海底都市『オーシェンド』で眠りについたままの海棲種の女王。何かの物語に影響され、自ら眠りについてしまった人魚姫を起こすことができれば勝ちだというのだが、そのためには『リアル恋愛ゲーム』に挑戦しなければいけなくて……。
ひとことで言うと、「1つも嘘をつかずに相手を欺せるか」という話。今回も誰がどこからどこまで嘘をついているのか、どの段階から伏線張っているのかわくわくしながら追いかけましたが、やっぱり最後で「やられた!」と頭を抱えました。
あそこから全部計算のうちかよ!?
バカな子じゃないことを証明して、黙々と宰相としての勤めを果たしていくステフの壊れっぷりもステキです。
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