
空はきっぱりと言い切った。彼らは何事も運任せにはしない。
5巻を読んだ頃合いで2巻が発見されたので、そのまま読み始めます。
それで思い出したのは映画『メル・ブルックスの命がけ!イス取り大合戦』のこと。なんとなくイス取りゲームをやって負けたら死ぬ……みたいな話だと期待して観たら、原題が『The Twelve Chairs』とあるように散逸した12脚の椅子の1つに隠された宝石をめぐるコメディで、ゲームの話では無かったのです。
メル・ブルックスは面白いから『ゲーム・プレイヤー』のときほど損とは思わなかったけれど、期待したものとはやはり違っていて、こういう積み重ねがあったからこそ『ノーゲーム・ノーライフ』が面白く感じてしまうのかなあ。
とりあえず今回は『命がけ!しりとり大合戦』でした。
ゲームで全てが決まる世界ディスボードに召喚された空と白は瞬く間に人類種(イマニティ)の王座につくや、内政ゲームで培った知識で政治的経済的な地盤を固め始めた。もちろん反動勢力も現れたが、そこは暴君となって一掃。既に次の獲物に目を付けていた。獣人種(ワービースト)……つまり獣耳少女の国であり、世界第3位の大国でもある『東部連合』がそれだ。
しかし獣人種は相手の心が読めるとされていて、エルキアの先代国王は見事に8連敗して国土の大半を失っていた。
そこでまず獣人種のゲームに関する情報を求めて国立エルキア大図書館へと向かうが、そこは天翼種(フリューゲル)の少女ジブリールがやはり先代国王からゲームで巻き上げたエリアだった。
果たして先代国王は単なる無能だったのか……。
現実世界では単なるニートでヒキコモリ、でもネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹が“神”を名乗る少年に“ゲームで全てが決まる世界”に召喚されたことから始まる物語。
「人類の可能性は無限。ただ、プラスにもマイナスにも無限なんだよ」
空は人類を信じない。ただその可能性だけは信じる。信じなければ始まらない。
今回の敵はとりあえずビブリオ・マニアの天使みたいな悪魔のような天翼種でした。
【ノーゲーム・ノーライフ】【NO GAME NO LIFE】【ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです】【榎宮祐】【MF文庫J】【最も新しき神話】【しりとり】【全年齢対象】【ポケットの中のモンスター】【カードカウンティング】【犬・ノーパン】【ルー大柴】【未知】【淫語】