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T先生のレッスン9 ため息 バラ-ド2

 さて、中途半端で終わっているため息、T先生にきっちり見ていただこうとレッスンに行った。これは緊急事態宣言で部活が無くなったから行けた、いわば棚ぼた?レッスンである。
 一通り引き終わってT先生、「どんなことを困難に思ってますか?」と聞かれたので正直に「先生、私はこの曲を初めて聞いた時すごく素敵な曲だと思ったのです。でも今全くそんな風に思えなくなったのです。これからどうしたら良くなっていくのでしょうか」と聞いてみた。すると先生は、リストの曲の特徴をいろいろ教えてくださった。
1 真ん中の右手のアルペジオの難しいパッセージ、上行の後の部分ほど強くしていくのだが、よく見ると最後は左の音がなくて右手だけになっている。つまりこれを聞かせたいという事。ピアニストのリストはこういうピアノという楽器で聴き手を魅了する方法をよくわかっていて曲作りをしている。
2 速いパッセージでは指先の敏捷さを鍛えて正確に弾けるようにすること。それにより華やかさと美しさが際立つ。究極の練習も教わった。それはパッセージのところ、右手と左手をクロスさせて練習する。これができたら普通に弾いた時バッチリそろうと。やってみたらすごく難しく、なかなかできない。いつの日か必ず出来ると信じよう。

3 緩急をつける。リストの曲はオクタ-ブや派手なパッセージの印象が強いけど、ゆっくりとした響きの美しさも同じくらいにある。なのでそのどちらもが際立つように弾くこと。

 いろいろアドバイスをいただき、この曲の奥深い部分に立ち入る事ができたような気がした。やっぱりレッスンでいろいろアドバイスをいただけるのは本当にありがたい事だと心からおもったのだった。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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