街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

八景山山麓古墳群 (福岡県)

2023-11-10 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

八景山山麓古墳群 (福岡県)

 

 

当該地域は古墳時代~奈良時代(5世紀~8世紀)にかけて広大な墓域であった。6世紀後半から7世紀初頭にかけて古墳が築造されており、確認された時は13基ほどであった。しかし、道路敷設によって一部が削られているが現在は7基が保存されている。ただ石室の痕跡が判るほどのものが残されており9基ほどになるだろう。有力な家族の奥津城ではと思ったが、それでは考えられない副葬品が検出されており、そうなると地域を治めた首長であり、またその関係者の墓域であったと思われる。

 

八景山山麓古墳群位置

 

当該ブログの記事は令和5年10月30日から11月9日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彦徳(けんどく)甲塚古墳 (福岡県)

2023-10-29 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

彦徳(けんどく)甲塚古墳 (福岡県)

 

 

京都平野南奥部を治めていた首長の奥津城に所在する。地域でも秀麗で大型の円墳である。径 29m 高さ 約7m を測る。二重の周溝を持ちそれを含めた全体の径は 56m を測る。主体部は未発掘ではあるが恐らく横穴式石室を持っているであろう。
御覧になってお判りの様に形状が兜に似ているのでその名がある(大谷翔平がかぶるのでアメリカでも有名になったのは賢明なる読者諸氏もご存知であろう)。
6世紀中頃から後半にかけて築造されたものと思われる。近くに九州最大級の 甲塚方墳 があることを付け加えておこう。

 

彦徳(けんどく)甲塚古墳位置

 

当該ブログの記事は令和5年10月22日から28日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手光波切不動古墳 (福岡県)

2023-10-21 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

手光波切不動古墳 (福岡県)

 

 

津屋崎古墳群、宮地嶽奥の院古墳 等を含む、今では福津市内に点在する古墳の一つである。目の前を現代社会の喧騒が左右に走る。しかし、一歩足を踏み入れると全く異なる世界に来たようにも思えるのではないか。
径 25mを測り 高さ 9m 大型の円墳と言っていい。
石室奥に行くにしたがって狭くなっていき、九州の古墳石室には見られない特徴がある。このタイプは畿内系 横口式石槨と言われており、畿内と何かしらの関係があったようだ。
7世紀前半に築造されており、石材は 津屋崎沖の相島 から運んできたものである。相当な有力者が被葬者であったようだ。
説明にあるように西50mほどのお宅の庭に半壊した古墳の姿を見ることが出来る。石材が顔を出している。

 

手光波切不動古墳位置

 

当該ブログの記事は令和5年10月15日から20日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

願光寺裏古墳 (福岡県)

2023-10-14 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

願光寺裏古墳 (福岡県)

 

 

京都平野北西部低丘陵部に所在する。この地域は古墳の宝庫で前方後円墳、方墳、円墳、群集墳のすべての形態を見ることが出来る。この地域がどのようにして栄えたのか、気になるところである。
石室を御覧になってお判りの様に特異な形態と言ってよい。羨道がハノ字形に開き、羨道から玄室までの天井が同じレベルである。玄室両側壁と言い奥壁と言い大きな一枚岩が用いられている。
残念ながら案内などは無く、当然と言っていいのだが説明もない。恐らくは6世紀中頃から後半にかけて築造されているのだろう。

 

願光寺裏古墳位置

 

当該ブログの記事は令和5年10月8日から13日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祇園神社古墳群 (福岡県)

2023-10-07 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

祇園神社古墳群 (福岡県)

 

 

祇園神社境内 のぐるりに小さな円墳が5基保存されている。北九州市内を流れる二級河川の紫川の中流域にある。紫川沿いは弥生時代の遺跡が点在している。その流れではあろうがこの地域、周辺域には前方後円墳が所在せず、大きな発展を見ないのが残念ではある。

 

祇園神社古墳群位置

 

当該ブログの記事は令和5年10月1日から6日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綾塚古墳 (福岡県)

2023-09-30 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

綾塚古墳 (福岡県)

 

 

地山を削り出して七世紀初頭に築造された 径 41mを測る大型の円墳で 石室全長 20mを測り全国屈指の長さである。石室は巨石をもちいて造られている。

目と鼻の先には 橘塚(大型の、しかも巨石石室を持つ方墳であろう)がある。この両古墳には長男と一緒に自転車で訪れた。父親の思い出作りである。(長男はどう思っているのか判らぬが)母も妻も我輩に勝手に連れて来られた古墳である。一見の価値ある古墳である。

 

綾塚古墳位置

 

当該ブログの記事は令和5年9月21日から29日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合屋古墳 (福岡県)

2023-09-20 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

合屋古墳 (福岡県)

 

 

小竹町唯一の歴史遺産である。のわりには保存に力が入れられてないのは残念だ。見学用の駐車場はあるのだが・・・玄室の床からタケノコが顔を出していたからな。どぎゃんかせんといかんぞ。このままでは唯一の古墳が崩壊するという懸念を抱くものだ。6世紀後半に築造された円墳だが、全体を掴むことは不可能である。前室、玄室 それと封土の一部が残されている。石室側壁は持ち送り、奥壁は腰石が用いられている。

 

合屋古墳位置

 

当該ブログの記事は令和5年9月12日から19日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒部古墳群 (福岡県)

2023-09-11 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

黒部古墳群 (福岡県)

 

 

古墳群には3基の古墳が保存されており 2号墳 3号墳 6号墳が近接している。2号墳が長方形墳で7世紀初頭、3号墳が6世紀末 群中最大で径23mを測る。6号墳は7世紀中頃とされ、5艘の船の線刻画が認められる。周防灘を望む丘陵上に奥津城が営まれていることなどから海運を業とした集団であったと推測できるのではなかろうか。また6世紀後半から7世紀初頭と言えば隋から唐へととって代わる中国の動乱に巻き込まれた可能性もあり、その中で大和政権下で活躍した可能性も否定できないだろう。

 

黒部古墳群位置

 

当該ブログの記事は令和5年8月31日から9月10日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒峯尾古墳群 (福岡県)

2023-08-30 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

黒峯尾古墳群 (福岡県)

 

 

6世紀後半から7世紀前半にかけて営まれた奥津城である。
現状は12m(すべてが12mを測る訳ではない)を測る円墳が4基保存されている。横穴式石室を持っていると説明にはあるが、高塚らしい姿が見えずそれは残念ながら確認出来ない。
直ぐ北側に 黒部古墳群 が所在しているが元々は同一の奥津城だったらしい。周防灘に面し、地の利を活かし海運を生業としていたようである。
ついでながら 神功皇后(居たとかいなかったとか言うことは置いといて)の伝説地でもあり「お腰掛」なる石があったらしい。今ではその名をとった 道の駅 がある。

 

黒峯尾古墳群位置

 

当該ブログの記事は令和5年8月25日から29日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

損ヶ熊古墳 (福岡県)

2023-08-24 00:10:00 | 福岡 古墳フォトチャンネル

損ヶ熊古墳 (福岡県)

 

 

すぐ近くには 竹原古墳 がある。竹原は陽の目を見ていて大人気の古墳である。読者諸氏はそのことについてはお判りであろうが、この古墳も装飾なのだが余りにも違いがある。北九州市小倉北区にある 日明一本松古墳 の装飾によく似ている。

石室の中に入ることは出来ないが、その写真を見る限りでは小形の円墳ながら巨石を用いた石室だ。それと古墳は復元されたものであることを付け加えておこう。あと周囲に2基ほどの円墳があるようだが・・

 

損ヶ熊古墳位置

 

当該ブログの記事は令和5年8月17日から23日までである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする