全長 73m 群中では6番目の大きさを測る 前方部裾から見ている
稲荷山古墳(120m) 二子山古墳(138m) 鉄砲山古墳(109m) は100mを越えるのだが
他の5基の前方後円墳は それらを越えることは無い 愛宕山古墳(53m) は二子山古墳に次いで築造されたが 群中最小である
見るには丁度手ごろ・・・こんな言い方は無いのだろうが 好ましい形でもあり大きさでもある
後円部東側から前方部を振り返る
全長 73m 群中では6番目の大きさを測る 前方部裾から見ている
稲荷山古墳(120m) 二子山古墳(138m) 鉄砲山古墳(109m) は100mを越えるのだが
他の5基の前方後円墳は それらを越えることは無い 愛宕山古墳(53m) は二子山古墳に次いで築造されたが 群中最小である
見るには丁度手ごろ・・・こんな言い方は無いのだろうが 好ましい形でもあり大きさでもある
後円部東側から前方部を振り返る
丸墓山古墳と言えば ここに書かれてあるように 忍城 攻略で有名だろう 古墳よりもそうだろうな
石田三成よりも前に 忍城を攻撃したのは 誰あらん 長尾景虎 そう 上杉謙信 である ただ落とせなかった
思案しただろうな このとき丸墓山古墳に登り 忍城を眺めると城を落すことが困難だと悟ったのである そこで城下を焼き払ってしまった それに耐えきれなかったのだろうな 忍城城主成田長泰は景虎の軍門に降ったのである
それから 1590年(天正18年)石田三成を先頭に忍城を攻めようとして備中高松城の水攻めを真似て全長14km(ここには28kmと書かれてある 5日でここまで出来るのだろうか)に亘る堤防を築いたのである・・・だが 柳の下に二匹のドジョウはいない 大雨によって堤防(石田堤)は決壊 結局失敗し自分たちも損害を被ったのである ということだろうな 忍城は落ちなかった
高さ19m 勿論周囲にはそのような高いものは見当たらぬ 見晴るかすことが出来たのはこの唯一小山の様な丸墓山だったからだ まさか戦国時代の戦に関わるとは思いもしなかっただろう
1000年位眠っていたのに 外は何と騒がしいことよと たたき起こされただろうな
そこからまた500年眠りについた
二子山古墳に次いで 3番目に築造されたのは 愛宕山古墳である ただその写真がない
愛宕山古墳は 全長 53m の前方後円墳で 稲荷山古墳築造形式を踏襲している
他の古墳と比べると高さが無いと言っていいだろう なぜ3番目に築造されたにもかかわらず群中最小なのだろうか
二子山古墳は群中どころか武蔵国では最大級なのに 何があったのだろうか
愛宕山古墳と築造時期を同じにする 丸墓山古墳 全国第1位の座からは陥落したけれど最大級の円墳であることは既にご存知である 高さは19mを測り 径は105m ちなみに 第1位は 富雄丸山古墳で 径 109m
被葬者はこれほどの古墳を築造させる力を持っていた・・・前方後円墳を造らせていれば 160m いや 170mにもなり東日本最大級になっただろう いや円墳でも十分 久しく第1位の座にいたのだからな
前方部東の端から見ている 二子山古墳も前方部が後円部より少し高い
残念ながら本格的な発掘調査がなされていないので 主体部(埋葬施設) 副葬品などは検出されていない
稲荷山古墳の被葬者 礫槨に埋葬されていた乎獲居 らの系譜であろう これほど大きな古墳築造させる力を持っていたのだから大和政権との繋がりは前者よりも強固なものだったかもしれん そのような象徴として築造させたのであろう
稲荷山古墳に次いで2番目に築造された 二子山古墳 群中最大の長さを測る 武蔵国範疇にあっても最大の前方後円墳である
現況の周溝 周堀は盾形ではあるが 稲荷山古墳築造形式を引き継いでおり 本来の姿は長方形である
秀麗な古墳である
稲荷山古墳の墳頂では 礫槨と粘土槨が検出されている その礫槨の副葬品が「辛亥年」銘のある鉄剣だ
被葬者は恐らくその鉄剣を造らせた乎獲居だろう ただ後円部の中心に埋葬されていないのである 追葬されたと考える 恐らく中心部には本来の被葬者が眠っているだろう
乎獲居は獲加多支鹵大王に仕えていた 杖刀人首として自信に満ち溢れ誇りと気概を持っていただろう
銘文にあるように「天下を佐治した」と豪語するくらいだからな
獲加多支鹵大王 雄略天皇とされる 倭の五王 最後の人 武 であろう
萬葉集巻の第九 泊瀬の朝倉の宮に天の下知らしめしし大泊瀬幼武の天皇の御製の歌
1664 暮されば小椋の山に臥す鹿の今夜は鳴かず寐ねにけらしも
舒明天皇 または 斉明天皇の御製の歌とも言われている 巻の第八 1511 参照
何処かの古墳を参考にしたと思われるが・・・見事に復元されている 前方部が後円部より少し高い
この傾向は仁徳天皇陵の所在する百舌鳥古墳群で見られるものである 後円部が削り取られていたらと思うと・・・
登って見ることが出来る いいぞいいぞ やはり登って見たいよな