後円部前方を周濠から見ている。山茶花も一緒だ。
御所山は仁徳天皇陵を小さくしたような古墳である。空から見ないと判らんがな。
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以前、今元道を歩いたときに気になったところを母に見せたかったのである。車の中からではあったが喜んでもらったのは言うまでも無い。
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以前歩いたときは左に曲がった道を道なりに真直ぐ行ってみた。道が右に大きく曲がったところで出くわしたのがこの建物である。母と顔を見合わせて暫く、「降りるよ」「うん」 邪魔にならぬように車を停めた。
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汐湯の帰り、薦神社に寄って(読者諸氏も周知であろう)、求菩提山に向う途中に大河内という地名がある。
その名をとったであろう「大河内傳次郎」の生家跡に寄った。別にどうと言うことは無く公園のようだった。
母がびっくりだ。まさかこんなところで超有名な映画俳優を見るとは夢にも思わなかっただろう。
丹下左膳(1939 東宝映画)の絵が描かれている。大スターだ。ただ今の世の中は知らない人の方が多かろうな。
「姓は丹下、名は左膳(さじぇん)」の一言が流行っていた。
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しゃがんで写真を撮ってやるとのそのそと擦り寄ってきて何をするのかと思いきや、いきなりごろんと寝そべってしまった。
なんだ、なんだ、あまりひっついてくるなよ。俺は犬好きなんだぞ。
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飯塚から若松への鉄路は筑豊本線だった。九州で最初の複線であった。蒸気機関車が我が物顔で黒煙を上げて走り回っていた。今は近代化され車両も明るく軽快になった。電車が走るようになって時間の短縮も出来たのである。
しかし、電車は好きではない。我輩にはただの移動手段でしかない。
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別に間違えてシャッターを押したわけではない ということを言い添えておこう。