皇孫を高千穂の峰に天降らせる大役を終わらせ猿田毘古神と天鈿女の二人で伊勢に帰還する(日本書紀)折にここに立ち寄っている。
古事記では「猿田毘古神、阿邪訶に坐す時、漁して、比良夫貝にその手を咋ひ合はさえて、海鹽に沈み溺れたまひき」とあるのだが、「阿邪訶」とは三重県であり、この地ではない。
しかし、猿田毘古立ち寄りの場所でもあり、その様な貝が生息していたのであろう。
ただ、問題なのはこの池が淡水で、「比良夫貝にその手を咋ひ合はさえて、海鹽に沈み溺れたまひき」とあるように「比良夫貝」は海に生息していたのでこの解釈はおかしい。まあ神様を海に引きずり込むような貝だからありありかもしれんな。
天孫降臨に関与し大役を果たして伊勢に帰還する途中「少し休んで行こうか」「おっ、良い場所があるぞ」それがこの上に創建されている白髭神社である。