柳井茶臼山古墳(山口県)
山口県下(防長地域)での前方後円墳は20基程度である。当古墳は修復され国の史跡に指定されている。注目すべきは我国古墳出土最大の仿製鏡を有し、四世紀末ごろの築造とする。表面は石で葺かれているのだが、その修復は褒めたものではない。何処かの建物を壊した後のコンクリートの塊を持ってきている。もしかすると瓦礫を埋めているのではないかと疑いたくなるような修復なのである。石の葺き方もいい加減と言えばいい加減なのだ。国指定が泣くぞ。忸怩たる思いになった。ただ、墳頂からは柳井市街をさらにその先の瀬戸内の拡がりを望むことが出来るなど良い場所に墓を築造させているのである。
当該ブログの記事は平成29年(2017)5月22日から6月15日までである。