少し余禄になるがC55型について少し語りたい。直径1750mmのスポーク大動輪を持ち、「脚線美の女王」と言われたのは鉄道ファンなら言わずもがなであろう。60輌ほどしか製造されなかったが、C55の余生を筑豊本線上で疾駆してくれたのは有難かった。数が少なかったのはC57製造へと移行したからである。結果電化、ディーゼル化に追われて日豊本線南部、筑豊本線、吉都線、肥薩線で余生を過ごすことになった。最後は吉都線吉松機関区が最期となった。
原田駅はホームこそその名残を残してはいるが駅舎は今風に建て替えられている。原田と書いて「はるだ」と読ませるのは九州特有かな。
原田駅位置