将軍山古墳(さきたま古墳群)
さきたま古墳群9基の中で7番目に築造された前方後円墳である。全長90m この古墳群の特徴である長方形の二重の周溝(堀)、括れ部脇の造出し 中堤から外に向かっての造出し 陸橋(ブリッジ) これらの形式は この古墳群形成の最初に築造された稲荷山古墳 二子山古墳 鉄砲山古墳 と形を同じにする。築造は6世紀中頃から後半にかけてであり、横穴式石室を最初に取り入れた古墳でもある。副葬品には馬冑が見られるが儀礼的な馬具であり、被葬者の力を見せつける一つでもある。これとよく似たものが和歌山県大谷古墳出土の馬面が有名である。
被葬者は稲荷山古墳に埋葬された者との関係があると思われ杖刀人の首だったろう。それだけに規模は違えど前任者と同じ前方後円墳を造らせたのだろう。
当該ブログの記事は令和4年5月24日から6月2日までである。
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