日本は是まで各国より多額の国連負担金を供出して国連活動に多大の貢献をして来ました。
しかし国連はそれに見合うだけの待遇をせず常に冷や飯を喰わされていました。
この国連が今次大戦の後始末国際機関として誕生したので当然ドイツや日本は冷遇される
羽目になって居ました。
処がドイツも日本も驚異的戦後復興を成し遂げて米国に次ぐ富豪国となりました。
現在は中国がその席を奪って米国と覇を争っています。
この国連憲章では戦勝5ケ国に拒否権発動が出来ると言う条項が、今や大きな障害になって
居ます。
肝心の事は各国の利害でこの拒否権が発動され決定する事が出来ません。
各国の暴走を止める意味では効果的ですが、各国の利害優先で現在は始末に負えないもの
となって居ます。
国連の議決機関である国連安全保障理事会常任理事国入りは、日本の悲願でありましたが、
反対する國が多くあって仲々達成出来ません。
現在ブラジル・日本・ドイツ・インド4強G4の揃い踏みの、安保理事会常任理事国入りが注目を
集めて居ます。
だがブラジルにはアルゼンチンが、日本には韓国や中国が、ドイツにはイタリアがインドには
パキスタンが強固に反対して足を引っ張っています。
米国さえ何故かこのG4の常任理事国入りには拒否権を発動した経緯があります。
日本は国連分担金を、米国に次いで中国の2倍・ロシアの4倍と言う負担金を出して居るのに
全く理不尽な扱い方です。
特に日本に対して執拗な反対を表明して居るのは中国の習国家主席と韓国の朴大統領
と言われて居ます。
お互いに国内事情を抱え反日運動で國を維持して居ると言っても過言ではない。
それに対して日本は為す術もなくただ言われる儘にしています。
特に韓国朴大統領は熾烈で国際世論に訴えてその正当性を主張しています。
確かに日本に非はあったが、戦争中の事で今更取り立てて言うべき事か。
韓国軍がベトナムで行った事を考えれば言える事かと反論さえしたい。
しかし何処かのバカがわざわざ韓国まで出向き屈辱の笑い者にされた事は先達ての事。
兎に角安倍首相は、ブラジルと連携して今回のG4の国連常任理事国入りは確実と
踏んで居るが現実はそんなに甘いものではない様だ。
日本には世界の各国を説得するだけの力が残念ながらありません。
が大きな顔をするロシアや中国には、反対するならせめて日本の国連負担金を超える
負担金を出してから反対しろと大きな声で叫びたい気持ちですね。