震災後コメの価格値上がり等で、買い控えが広がった事や昨年豊作だった事等で
民間在庫量が増大してどうやらコメ余り状態らしい。
本年度もいよいよコメの収穫期が近ずいて来ました。
今年JAが農家に支払う仮渡し金「概算金」が前年比で12~14%下落し過去最低と
なった。
此の概算金は、販売委託を受けたJAが農家に支払う仮渡し金で、全国の指標となる
のが新潟産コシヒカリ60キロ当たりです。
JA全農新潟県本部は14年度コシヒカリの概算金は魚沼産で60キロ14、200円に
引き下げたと発表しました。
それ以外の地区産も12、000に引き下げたとの事です。
14年度産全国の概算金は60キロあたり前年比で2000~3000円大幅引き下げに
なる模様。
消費者にとっては朗報でも生産者にとっては大きな減収となります。
此の概算金は、JAが各地域毎のコメ作付状況や、在庫量等から販売価格を予測して
設定されます。
コメ余り対策として生産者・卸業者で作る「米穀安定供給確保支援機構」は13年度産
のコメ35万トンを加工米として販売する事にした。
が機構買い取り分を除いても6月末コメの民間在庫量は222万トンです。
適正水準とされる200万トンを大きく上回るコメ余り状態です。
今年の全国作況指数は102で「やや良し」で生産量が需要を上回り更にコメ余りが
膨らみそうとか。
益々生産者は厳しくなってきますね。