災害が起きた場合何時まで救助活動をすべきかと言う問題が問われて居ます。
行方不明となった家族としてはそれは見つかるまで続行して貰いたいと言うのが
たっての希望でしょう。
しかし何時までも救助活動と言う訳にも行かず行政側も非情に打つ切り判断を
する時が参ります。
人が飲み食いせず耐えられる限度は72時間とされ、大体それを目安とされて
います。
しかし過去の大規模災害では世界的にも土砂崩れやガレキの下敷きで身動きが
取れない状態で72時間以上たって救出される事もあってそれは奇跡と言われて
居ます。
人間の精神力の違いや災害の状況によって自ずから違って来るのは当たり前
の事です。
奇跡を信じ救出作業続行すべきか?
それとも決断して復興作業に着手すべきか?
大規模災害の起きる度に問題になる事ですね。
救出作業優先の場合は重機の使用が制限されます。
復興優先で重機使用すれば生存者の命を奪う事もあり得る。
判断は大変難しいですね。
外国では倒潰家屋から15日後に救出されたり、ガレキで身動きが出来ないままで
96時間後に救出と言う奇跡の救出例があるだけに、その判断は難しい。
人間はがガレキ等で身動きが取れない場合、脱水状態や低栄養不足で臓器不全や
夏でも低体温症になる可能性が大きい。
ガレキ等から救出されても、圧迫され壊死した細胞の出す物質で心肺停止・急性心
不全による、クラッシュ症候群にかかる率が高いとされて居ます。
いち早く救出を図らねばならないが、怖ろしいのは二次災害です。
救難作業の難しさはその辺にもある様ですね。