日々好日

さて今日のニュースは

認知症徘徊見守りSOSネットワーク

2014-08-18 08:29:04 | Weblog

認知症患者の徘徊問題は大きな社会問題として取り上げられて居ます。

人格を無くしてしまった認知症患者は縛り付けて措くより他は対処方法がないとさえ
言われ何人もの人が行方不明になっています。

交通機関も発達し今は何十キロも離れた他県の施設で保護されたり、野垂れ死んだり
して居ると言う。

よく私の自治体でも市役所の防災無線等で、この様な風体の人を見かけ無かったか?
もし見かけたら一報をと言う放送がよく流されます。
徘徊で行方不明になった認知症患者捜査依頼の放送です。
後はどうなったか仔細は不明ですが、見つかったと言う話しも聞きません。

こういった認知症患者徘徊の見守る事業として國は「徘徊見守りSOSネットワーク事業」
を推進しています。

是は地域住民や公的機関・民間事業者等巾広く参加し日常の声かけ捜査・通報を行う
システムです。

設立理由は大層ご立派ですが残念ながら是が完全に機能していません。
導入してない自治体が多い事もあるが、縦割り行政が大きなネックになって居るとか。

プライバシの問題、他人への無関心等が大きな問題ですが、広範囲移動が可能な現在
発見や身元確認が難しい事、横との連携が巧く行かない事がネックです。

行政の縦割り・縄張り問題等も関係し情報の共有を阻碍して居るのが原因ですね。

一番急がれるのは身元不明者の公開拒否をどうするです。
ホームページ等に顔写真等公開する自治体もあるが殆どがプライバシー問題等で
公開しない行政や施設があるそうです。

現在徘徊防止にGPS付き機器を持たせる等の方法もあるが、簡単には行かない
又防災無線を使っての市民への捜査願いも一部の市民から五月蠅いとクレーム
を付けられるとの事。

保護されて居る行方不明者や行き倒れ者情報など一覧できるシステムは今の処
ありません。

それぞれ情報を持って居ても共有出来ません。

今後日本は益々高齢化が進み徘徊する認知症患者も増えて来るのではないかと
思われます。

折角「徘徊見守りSOSネットワーク事業」があるのですから是を有効に活用出来る
様に各自治体が導入しては如何でしょうか?


原発と火山噴火対策に専門班設置か?

2014-08-18 07:30:34 | Weblog

原発の安全基準に目途が立ち、再稼動間際にあった川内原発にたいして火山
学者から火山対策の不備を突かれ原子力規制委員会は慌てて対策を練った。

其処で規制委員会は、火山対策の一環として巨大噴火の危険性を把握した場合
の対応や、監視活動で噴火の兆候見極める判断基準を議論する専門家の検討
チームを設ける方針を打ち出した。

日本何処も火山地帯にあるとも言えますので、当然の事で噴火の兆候を見極め
再稼動の前提となる安全審査に生かす必要性がある。

特に問題の川内原発は圏内に過去巨大噴火したカルデラが5ケ所もあります。
もっとも近い姶良カルデラの噴火では火砕流が原発敷地内に達する可能性も
あると言う事が判った。
ただ原発運転中に巨大噴火の可能性は極めて低く、観測で噴火の可能性が
ある場合は原子炉停止・核燃料搬出で充分対応出来るとした。

しかし是に対し火山学者は噴火兆候の把握は難しく疑問を呈しています。

実際問題として起こるか起こらないか仮定での話であるが、其処まで矢張り
遣っておくべき事なのかも知れません。

ただ言える事は日本の様な地震や火山噴火が多い所に原発はそもそも無理な
相談でなかったかと言う事です。

政府が作った原発安全神話で出来た原発から、そのツケを払わされて居ると言う
のが偽らざる実態かもしれませんね。