厚生年金・国民年金約127兆円を運用する年金積立金管理運営独立法人は、今般
年金積立金投資配分を定める資産構成割合を見直す事としました。
昨年度までは年金給付金を除き資金運用に回される積立金は126兆5771億円でした。
此は厚生年金給付がの4年分で国民年金給付額3年分に相当する資産が運用された。
今年度は運用資産が拡大されて127兆2627億円が資金運用されて居ます。
是までの投資配分は国内債券が60%・国内株式12%・外国債券11%・外国株式12%
が目安です。
実際は昨年度国内債券20兆円余で55%・国内株式20兆円余で16%。
外国債券14兆円で11%・外国株式19兆円で15%でした。
26年度1・4半期の収益率は1・77%で収益額は2兆2222億円
まあまあの黒字ですね。
処が今回年金管理運営法人は更に高い収益を目指して従来の国内債券重点から収益率
が高い株式運用に重点を移す事とした。
今後資産運用投資配分は次の様に変更になった。
国内債券35%・国内株式25%・外国債券15%・外国株式25%です。
更に分散投資推進で資産全体の5%を上限に株・債券以外にインフラ投資・未公開株・
不動産等代替資産に手を出せる様にしました。
是までの国内債券依存度を極端に減らし国内外の株式投資に重点を置く。
インフラ投資や未公開株・不動産にまで手を出すと当たれば大きいがもし外れたら
大きな損失を出す可能性が出てきましたね。
大丈夫なんでしょうか?
この施策は、どうも安倍内閣の成長戦略にくり込まれた柱の一つと言う。
安倍さんはもし失敗したらどの様に責任を取る積もりか?
年金受給者としては、大切な年金資産を政策の道具にして貰いたくないですね。
ただ収益は上げて貰いたいが・・・