日々好日

さて今日のニュースは

年金運用高収益期待し国内株式運用倍増果たして大丈夫か?

2014-11-01 07:52:24 | Weblog

厚生年金・国民年金約127兆円を運用する年金積立金管理運営独立法人は、今般
年金積立金投資配分を定める資産構成割合を見直す事としました。

昨年度までは年金給付金を除き資金運用に回される積立金は126兆5771億円でした。
此は厚生年金給付がの4年分で国民年金給付額3年分に相当する資産が運用された。

今年度は運用資産が拡大されて127兆2627億円が資金運用されて居ます。

是までの投資配分は国内債券が60%・国内株式12%・外国債券11%・外国株式12%
が目安です。

実際は昨年度国内債券20兆円余で55%・国内株式20兆円余で16%。
外国債券14兆円で11%・外国株式19兆円で15%でした。

26年度1・4半期の収益率は1・77%で収益額は2兆2222億円
まあまあの黒字ですね。

処が今回年金管理運営法人は更に高い収益を目指して従来の国内債券重点から収益率
が高い株式運用に重点を移す事とした。

今後資産運用投資配分は次の様に変更になった。

国内債券35%・国内株式25%・外国債券15%・外国株式25%です。

更に分散投資推進で資産全体の5%を上限に株・債券以外にインフラ投資・未公開株・
不動産等代替資産に手を出せる様にしました。

是までの国内債券依存度を極端に減らし国内外の株式投資に重点を置く。
インフラ投資や未公開株・不動産にまで手を出すと当たれば大きいがもし外れたら
大きな損失を出す可能性が出てきましたね。

大丈夫なんでしょうか?

この施策は、どうも安倍内閣の成長戦略にくり込まれた柱の一つと言う。

安倍さんはもし失敗したらどの様に責任を取る積もりか?

年金受給者としては、大切な年金資産を政策の道具にして貰いたくないですね。
ただ収益は上げて貰いたいが・・・


米国FRBは量的金融緩和終了と言うのに日銀は追加金融緩和とは

2014-11-01 06:30:35 | Weblog

昨日米国FRBは雇用関係好転を機に量的金融緩和終了と将来のゼロ金利解除を示唆した。

処が日銀総裁は脱デフレが最優先事項とし今が正念場と判断し追加金融緩和を表明した。

市場にカネを沢山流す事は経済を活発化させるが一つ間違えると悪性インフレを招く危険性
があるので、流す額とタイミングが重要です。

総裁は消費税増税後景気低迷で物価上昇が弱まって居ると判断し脱デフレには今が正念場
とした。

そのため長期国債等購入する額を1年間現在の60~70兆円から80兆円に増やす事とした。

ただこの追加金融緩和については、金融政策を決定する9人の政策委員の4人が反対と言う
異例の決定だったらしい。

矢張り金融緩和の出口を模索すべしと言う委員が結構居ると言う事でしょう。

政府はこの日銀の金融政策を歓迎して居る。
厚生年金・国民年金の資産運営をする年金積立金管理運用独立行政法人が国内株式投資額
引き上げる方針を発表した。
又景気下支えするため3兆円規模の2014年度補正予算案の検討に入りました。

この追加金融緩和等で円売り、円安が進行し忽ち100円台を突破し111円台となった。
お陰で東証は急騰し株価は1万6000円台を回復した。

是だけ大量のカネが流れ込んで日本経済は大丈夫なんでしょうかね。

政府・日銀は何が何でも、デフレ脱却が最優先でそのための前年比消費者物価指数2%の
上昇目標貫徹と後先考えず施策をおこなっています。

兎に角景気がよくならなければ来年の消費税再引き上げも出来なくなります。

もし消費税再引き上げが延ばされると財政は更に悪化が予想されると言われて居る。

この政府・日銀の強気の姿勢は果たして凶と出るか吉と出るか?