11月16日の沖縄県知事選挙では辺野古埋め立てに反対する翁長候補が当選しました。
これで日米合意の普天間基地飛行場辺野古移設に暗雲がかかって来ました。
辺野古移設に伴う沿岸部埋め立てについては沖縄振興を賭けて仲井沖縄県知事が埋め立て工事を
許可しています。
今回台風等で9月から埋め立て工事を中止して居た沖縄防衛局が工事再開に着手しました。
名護市辺野古沿岸部の海底ボーリング調査のため、オイルフェンスやフロート等の資材がトレーラーで
キャンプシュワブに搬入されました。
これらを設置し水が深い地点の掘削作業に着手するものと思われます。
辺野古移設に対しては先に反対を表明した稲嶺名護市長が市民の強力な支援で反対を唱えて居ます。
これに今回沖縄県民の総意として選ばれた翁長新沖縄県知事が共ども國と対決する事になります。
翁長氏はさきに仲井沖縄県知事が出した辺野古埋め立て承認の取り消しや撤回等埋め立て工事阻止
の強い姿勢で臨む方針を明にしています。
飽くまで國に喧嘩を売る姿勢です。
沖縄県民の中には米軍基地と深く関わる人達も大変多く、また現実問題として基地海外移設等そう簡単
には参りません。
それに沖縄基地問題は日本の国防にも関係して来て日米同盟にも深い繋がりがあります。
理想としては基地海外移設ですが、現実問題としてはそれが簡単でないのが厄介ですね。
辺野古埋め立てが進まないと基地の移設は立ち消えとなって普天間基地の恒久化となって来る。
米軍にとっては願ったり叶ったりの結果となります。
さて今後の展望がどうなるのでしょうか?
沖縄防衛局の強行策が成功するのか?
沖縄の基地移設は?沖縄振興は?
どれも難しい問題ですね。
因みに翁長沖縄新知事就任は12月10日となって居ます。