財務省は2014年度上半期の国際収支速報を発表しました。
海外との物・サービス・投資等の取り引き状況を示す経常収支は2兆239億円でした。
これは前年同期比で34・5%も減少しています。
是は原発停止による火力発電の燃料輸入額の増大や国内企業の海外流出で輸出額が
伸びなかった事等が原因と見られます。
今期の輸出から輸入を引いた貿易収支は4兆3974億円の赤字でこれまでの蓄積黒字
を食いつぶしどうにか黒字維持と言う事です。
前年同期から赤字額が6456億円増えて居る事になる。
具体的には輸出では自動車・金属加工機械が堅く5・5%増の36兆1668億円。
一方輸入はLNG・半導体等電子部品等が6・7%増えて、40兆5641億円。
輸出が輸入を大きく上回り4兆3974億円の赤字となる。
海外投資から得られる利子・配当等の第1次所得収入は1・4%増しで9兆1487億円の黒字。
因みに同時に発表された9月だけの経常収支は9630億円の黒字でした。
少しずつ経済は上向いているのでしょうか?