日々好日

さて今日のニュースは

日本の対中外交・対露外交・対韓外交はどうなるのだ

2014-11-09 09:12:30 | Weblog

安倍首相は今日中国北京で開かれて居るAPEC会議出席のため出発しました。

今回の大きな事は日中首脳会談が開かれるか否かでした。

中国の習国家主席の対日政策は大変厳しいものがあって首脳会議等あり得ないと言う姿勢でした。
尖閣諸島問題・靖国神社参拝問題等で日中間は冷え込んでいます。

しかし是を何とか打破しようと両国の外交筋が動き何とかASEAN会議開催中に日中首脳会談まで
漕ぎ着けた様です。

特に尖閣諸島を巡っては一触即発の状態で何時何が起きてもオカシクない様な緊張状態が続いて
居ます。

それで一応尖閣諸島帰属問題は棚上げして不測の事態回避の話合いをしようと言う事になった模様。
是まで中国艦船による自衛隊護衛艦への射撃管制レーダー照射や、中国戦闘機の自衛隊機への異状
接近等で不測の衝突が危惧されていました。

其処で日中とも尖閣に対して原則は譲らず不測の衝突を避けようと言う事で一致した模様。

中国側にも対日本で色々問題が起きて来た。

両国の緊張は経済関係の停滞となって来た。

日中はお互いに経済関係では切っても切れない仲です。
対韓関係と違い大きな繋がりがあります。

中国無くしては日本の食材確保は危ういとされ、輸出でも対中国は大きな貿易相手となって居ます。
中国は国交悪化と共に日本からの中国への直接投資の激減を重く受け止めて、改善を求めて居る。

しかし習国家主席は安倍首相の靖国参拝を重く見て居る様です。
だが安倍首相も中国からとやかく言われて参拝を辞める訳に不可ません。

この辺りが日米首脳会談の成り行きのキーポイントとなるかも判りません。

中国側は今回の首脳会談の4項目合意は日本側の譲歩を勝ち取ったと強気の姿勢ですので、安倍
首相にさらに譲歩を迫る事も予想されます。

ししたたかな中国相手ですのでこちらも腹をくくって対応して欲しいものです。

処で懸案のロシアプーチン大統領訪日問題はウクライナ問題で凍結されたままです。
日本としては北方問題解決交渉を活発化したいとして居ます。

ロシアも何とか日本の経済援助を引き出したい様ですがこちらも難題山積で一応安倍首相とロシアの
プーチン大統領とのAPEC会議で今日会談する事が決まっています。

挨拶程度で終わるのか、プーチン大統領訪日の約束を取りつける事が出来るのか?
こちらも大いに注目される処です。

処で顔も合わせない韓国の朴大統領とは今回も挨拶も無しで天敵同士の様ですね。

まあこちらは日本にとって余り益のない事ですから放つて置いても体した事はなさそうですね。


米国雇用関連で一時円115円60銭株価1万7000円台記録

2014-11-09 08:42:20 | Weblog

この処円の下落は激しく日夜円安を更新しています。

米国の金融市場は米国雇用統計発表に大きく影響され上下します。

今回は今期の米国雇用統計の好転が予想され発表直前大きく円が売られドルが買われました。

一時はドルに対し円は115円60銭をつける程に下落しました。
ついこの間までには考えられない事でしたね。
いずれは115円台まで下落する事は予想されたがこんなに簡単に短期間内で下落とは信じられない
事です。

ドル買いと同時にユーロに対しても円売りが進み、ユーロに対し円は142円程に下がった。

しかし米国雇用統計が発表された途端に、予想に反した数値でドル売り円買いで114円50銭台まで
戻ったとの事でした。

発表された失業率は5・8で前月比で0・1ポイント下回って居たのが失望となった模様。

ただ異常な円安で東証では平均株価が1万7000円台まで戻ったとか。

一時は1万5000円台を切って居ましたが、何がこんなに株高となったのでしょう。

お陰で各企業は何もしないで巨万な富を手にした事になります。

1ドル当たり1円上がるだけで400億円の資産評価が上がるのですからホクホクですね。

ただ急激な円安は外国からの原材料輸入等では相当の痛手となって製造業等直撃します。

この急激な円安・株高は悲喜こもごもと言う処ですかね。


川内原発再稼動なれど火山学会と規制委対立そのまま

2014-11-09 06:28:50 | Weblog

地元鹿児島県知事の事実上の容認表明で一気に川内原発再稼動へと動き出し年明けにも
再稼働する流れとなりました。

処が火山噴火に対する日本火山学会と原子力規制委員会の見解の違いで、今尚安全性に
ついての対立は続いたままです。

規制委員の影響評価ガイドラインが、カルデラを含む巨大噴火の前兆把握は監視で充分に
可能として居るのに対して、火山学会は現在の知見では予知困難と撥ね付けて居ます。

九電は規制委の南九州での平均的カルデラ噴火の間隔は9万年で直近の噴火は3万年前
あと6万年の間隔の余裕があるとした説を取って監視で充分としています。

是に対して学会は例えば阿蘇のカルデラ噴火は2万年・3万年・11万年とバラバラなので
6万年余裕が有ると言う議論はトンでもないと反論。

如何にも学者が議論しそうな話で何万年先起きるか起きないか判らない事の議論です。

人類らしきホモサピエンスが誕生したのが15萬年前で石器時代が始まったのが紀元前
2~3万年前と言われて居ます。

そんな宇宙的時代考証まで引っ張り出して原発に対する火山対策の甘さを指摘する学者
も学者なら、それを真面目に脱原発に利用しようとする連中もおかしい。

しかし確率の問題では起こりうる事ですが中国の諺「き人憂天」に等しいのではないか?

ただ南九州のカルデラの多さには驚きますね。

お思い浮かべるのは阿蘇のカルデラですがその他に姶良カルデラ・阿多カルデラ・喜界
カルデラ・加久藤カルデラ等々こんなにあるのですね。
ただこれらは何万年まえ噴火した跡で火山国日本では当たり前の事です。

もしもと言われれば絶対ないとは云えないので安全性に疑問があると言われれば
そうも思えます。

ただ起こる確率が低いものを心配して居ては、何も出来ない事も事実です。