安倍首相は今日中国北京で開かれて居るAPEC会議出席のため出発しました。
今回の大きな事は日中首脳会談が開かれるか否かでした。
中国の習国家主席の対日政策は大変厳しいものがあって首脳会議等あり得ないと言う姿勢でした。
尖閣諸島問題・靖国神社参拝問題等で日中間は冷え込んでいます。
しかし是を何とか打破しようと両国の外交筋が動き何とかASEAN会議開催中に日中首脳会談まで
漕ぎ着けた様です。
特に尖閣諸島を巡っては一触即発の状態で何時何が起きてもオカシクない様な緊張状態が続いて
居ます。
それで一応尖閣諸島帰属問題は棚上げして不測の事態回避の話合いをしようと言う事になった模様。
是まで中国艦船による自衛隊護衛艦への射撃管制レーダー照射や、中国戦闘機の自衛隊機への異状
接近等で不測の衝突が危惧されていました。
其処で日中とも尖閣に対して原則は譲らず不測の衝突を避けようと言う事で一致した模様。
中国側にも対日本で色々問題が起きて来た。
両国の緊張は経済関係の停滞となって来た。
日中はお互いに経済関係では切っても切れない仲です。
対韓関係と違い大きな繋がりがあります。
中国無くしては日本の食材確保は危ういとされ、輸出でも対中国は大きな貿易相手となって居ます。
中国は国交悪化と共に日本からの中国への直接投資の激減を重く受け止めて、改善を求めて居る。
しかし習国家主席は安倍首相の靖国参拝を重く見て居る様です。
だが安倍首相も中国からとやかく言われて参拝を辞める訳に不可ません。
この辺りが日米首脳会談の成り行きのキーポイントとなるかも判りません。
中国側は今回の首脳会談の4項目合意は日本側の譲歩を勝ち取ったと強気の姿勢ですので、安倍
首相にさらに譲歩を迫る事も予想されます。
ししたたかな中国相手ですのでこちらも腹をくくって対応して欲しいものです。
処で懸案のロシアプーチン大統領訪日問題はウクライナ問題で凍結されたままです。
日本としては北方問題解決交渉を活発化したいとして居ます。
ロシアも何とか日本の経済援助を引き出したい様ですがこちらも難題山積で一応安倍首相とロシアの
プーチン大統領とのAPEC会議で今日会談する事が決まっています。
挨拶程度で終わるのか、プーチン大統領訪日の約束を取りつける事が出来るのか?
こちらも大いに注目される処です。
処で顔も合わせない韓国の朴大統領とは今回も挨拶も無しで天敵同士の様ですね。
まあこちらは日本にとって余り益のない事ですから放つて置いても体した事はなさそうですね。